20.天翔けるカラス
お名前変換
設定主人公: 宇内さん
性別:女
クラス:県立烏野高等学校 1年1組
好物:鶏肉の炭火焼き
最近の悩み事:宮城王国ではカード決済がだいたい使えないこと。さらに登校前と下校後、土日いずれも銀行が空いてないこと。
「小さな巨人」の親戚。運動は苦手。
特技は世話焼き、対年上の振る舞い、念動力の三つ。
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
午後は、かおりさんと雪さんについて周り、お洗濯の片付けや備品点検を行った。
梟谷は記録係は一年部員がやるらしく、マネージャーは結構自由にやらせて貰えるらしい。
そのままご飯当番もご一緒にすると、ずいぶんと梟谷メンバーに慣れた気がした。
そんなこんなで昼に引き続き、梟谷リベロの小見さん達と一緒に夕食後片付け中です。
「あれ、エビが6人分も余ってる」
「えっマジで!?総取り!?」
「ダメです…小見さんはいやしんぼさんですか……。エビは人数分ぴったり買ったので、来てない人居ますね……コレ誰のだろ?」
「あっ、木兎と赤葦見てねーな」
「そういえば………あれっつーと第三体育館組か……」
にしちゃ多くないか?月島君と黒尾さんで4人じゃなかったっけ。
「……ほんとー?じゃあ私第三体育館行って呼んでくるねえ〜」
「雪さん!ありがとです、よろしくお願いします!」
「はあーいよー」
一日中梟谷に着いていると流石に分かる。
こっちチームは色々テキパキしてる。部員マネ問わず物事が片付くのが早い。
じゃあ来るまで待機かな。
…あ。面白いのを見つけたので、能力で引き寄せてみた。
「おっ、オオクワガタゲットです」
「まじで、………うおっでっけ!」
「でしょー。……ってそんな尾長君の手にはカブトムシ……ハッ!!コレはもう戦うしか……」
「……よっしゃあ、この机でムシキングバトルだ」
「おうよ」
「二人とも食卓はヤメテ!!?小学生か!」
「カブトクワガタで一喜一憂する。……そんな大人に私はなりたい」
「同上」
「あーもー、しょうがねえな……。ホラ、ここに瓶ケースあるからひっくり返してこれでやれよ」
「「あざーす」」
暇になったので尾長君と出入り口のカブトムシ達で戯れていると、ドタドタと走る音が6人分。
オオクワガタから視線を上げると、前のめり気味の翔陽が流れ着いた所だった。
後から木兎さん黒尾さん、ついで灰羽君、最後に赤葦さんと月島君が来場。
……ん、やっぱり丁度6人分だ。
「だーああー!!ゴール!!」
「翔陽もギリギリ組だね、やっほお」
「美雪!まだおれのごはん有る!?」
「フハハ、チビちゃんの分はぁー俺が全部食べるぞぉー」
「ヒエッ!!……黒尾さん!」
「…冗談だよ、ほらよ」
「ウチの木兎、面倒見てくれてありがとな」
「イエッ!?…そんなっ」
「んだとぉ小見ィ!構ってあげてるのは俺だぁ」
「どうだか……ほい、お前の分」
「センキュー」
「この分じゃエビフライは余んなさそうですね」
「……チッ」
「赤葦さん、ブービー賞です。なんか……オオクワガタのでっかいのあげます」
「え……それはすごいけど……要らないかな……」
「そんな!!俺欲しいです」
「もらってどうすんだよ」
「……確かに」
「……バイバイ、オオクワ。……達者でね」
「カブ吉……来年も来るからな、また会おーぜ………!」
「何この人たち……」
「月島、突っ込んじゃダメだ。負けるよ」
「はぁ………」
その後、なんとか時間内に食堂に来た人たちを見守り、本日の業務終了。
「今日は烏より梟と絡んだ1日だった」
「あっそういえば今日!美雪ぜんっぜん見なかった!!」
「まあそんな日もあるよね」
「ンモー。……明日はちゃんと烏野に居なさい!」
「へいへい」