20.天翔けるカラス
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設定主人公: 宇内さん
性別:女
クラス:県立烏野高等学校 1年1組
好物:鶏肉の炭火焼き
最近の悩み事:宮城王国ではカード決済がだいたい使えないこと。さらに登校前と下校後、土日いずれも銀行が空いてないこと。
「小さな巨人」の親戚。運動は苦手。
特技は世話焼き、対年上の振る舞い、念動力の三つ。
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午後ともなると日差しが強まり、ドアが開くたびに熱風が吹いてくる。
冷房のある薬局から一歩でも出ると溶けそう。個人的小遣いでアイス買って正解。
「座席あつぅ!!」
黒色は熱を持つとは言っても限度あるだろ、鉄板かコレェ。
椅子にフェイスタオルを敷いてカモフラージュ用のチャリに跨り、自分、荷物、あらゆる全てを浮かべて滑る様に自転車を走らせた。
向い風を強風にすると……快適。
これを研磨スタイルと名付けよう。
「次は………もう帰ろ……」
暑すぎて寄り道する気も起きなかったのである。
森然の裏手を通ると、ペナルティしているであろう烏野メンバーは居なかった。
流石にこの天気じゃ、熱中症になっちゃうから辞めたのかな。
「チアーっす、宇内戻りましたぁ〜」
「おかえりー」
梟谷の小見さんが、買い物袋を受け取ってくれた。
「手伝うよ」
「ありがとうございます……なるほど、烏野は試合中…」
「今!手ェ抜いたな!!?」
「!?」
翔陽が怒鳴ってる。声にビックリして荷物を落としそうになった。
「……手を…抜く?…俺が?バレーで??……もう一回言ってみろよ…」
ザワザワと烏野チームが翔陽飛雄のコンビを伺う様に集まった。飛雄が手抜き?
んな馬鹿な。そりゃ異常事態だ。
「今の落ちてくるトスじゃ無かった!!」
「!?」
……なるほど?時々影山君は気遣い空回って……は良くあるね。そうなら翔陽に任しとけば大丈夫か。
「……あれ良いの?美雪ちゃんも行く?」
「あー……まぁ最近はよくある光景ですね。ダイジョーブです。冷蔵庫までお手伝いいいですか?」
烏野組が固まっているのを気にしてくれたようだ。あざーす。お願いと詫び込めてペコっと礼。
「お、おぉ……分かった……え?ホントにいいの?」
「モーマンタイ、です。彼らの集中を途切らす方が害悪になりかねないんです」
「ほおーん」
「あ、今日の晩ご飯はフライ祭りですよ」
「えっマジで!?エビある??」
「でっかいブラックタイガー仕入れました」
「おぉ〜〜〜」