19.彼女の物語
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設定主人公: 宇内さん
性別:女
クラス:県立烏野高等学校 1年1組
好物:鶏肉の炭火焼き
最近の悩み事:宮城王国ではカード決済がだいたい使えないこと。さらに登校前と下校後、土日いずれも銀行が空いてないこと。
「小さな巨人」の親戚。運動は苦手。
特技は世話焼き、対年上の振る舞い、念動力の三つ。
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(合流)
「西谷さんが凄く穏やかだ……」
「美雪治せない?」
「んんーどうだろう……?わかった、やってみる」
西谷さんをコレにしたのは私だものね。
穏やか西谷さんに声をかける。
「西谷さん、」
「?」
「ちょっと座ってください、はい」
素直に座ってくれ、なんだろうという顔で見てくる。
なんかカワイイなこのノヤさん。イヤイヤいかんいかん。
「西谷先輩、好きです」
「!?!?!?」
外野が騒ぎ出した。
「あの…ですね、今の柔らかい物腰の西谷さんも好きです。けれど、いつもの元気でキラキラした顔でボールをレシーブしているカッコいい西谷さんも大好きです」
西谷さんが神妙な顔で見てくる。
「私のために……元気な西谷さん、また見せて下さい……ダメ、でしょうか………?」
ギュ、っと駄目押しで手を握る。
西谷さんは相変わらず静かだ……いや、口を開こうとしている……。
「………、」
「はい」
「……先輩ってやつ、もう一回言ってください」
「………oh」
クワっ!!西谷さんの顔が険しくなった。
これ知ってる、もう治ってるやつだ……。
後ろの外野はズッコけた。この人も大概チョロいんだよなあ……。
「ワンモア」
「西谷先輩」
「もっと後輩力強めで」
「せーんぱい!」
「いや、甘い系じゃない!!元気系後輩で!!」
「先輩!!」
田中さんもだけど、この人も後輩属性には弱いらしい。普段の対翔陽への面倒見の良さ見てると分かりきってるけどね。お陰でだんだん普段のノヤさんになってきた。
「西谷、美雪ちゃん、ちょっと静かにして」
「「はい」」
いい加減うるさいと清水先輩にたしなめられた。
二人でごめんなさいした。
「翔陽、治ったよ」
「美雪すごい」
「君がやってもいけたよ多分」
「君さ、誰にでも好き好き言うのやめたら?」
「え、もちろん気がなきゃ言わないけど……もしかしてチャラく見える?」
「………うん、女版及川さんに見える」
「がーん……それは凄くショック……気をつけます…」
「大王様への熱い風評被害」
「いや、あの人は性格アレだけど、バレー熱は本物。チャラくない」
「私だってチャラくないよ!!」
「どうだか」
「あのさ、昨日の一件以来 月島君私にも容赦無くなったよね」
スルーされた。
*********
☆おまけ☆
(vs日向)
「美雪、おれの事は好き?」
「うん、好き好き」
「なーんかテキトー」
「ひひ、友達の中で一番好きだよ」
「!!おれも!!」
(vs山口)
「俺は?」
「山口君?…好き!」
「おぉーー」
「早速来週のスイパラの件だけど」
「カップル割ね、了解。」
「うん、行く前にツーショットね」
「通じ合ってる!!」
「……」
「月島羨ましいならそう言えば?」
「はあ!?誰が誰に!!」
「めんどくせーなーコイツ……」
(vs谷地)
「私は??」
「谷地さん大好き」
「わ!私も!!」
ぎゅー。
「(ああ…柔らかい…良い匂い…すんすん)」
「(しまった夏場だから汗ばんでないかな??ひえええ)」
(vs月島)
「………」
「………」
「き、昨日聞いたし良いかな」
「コイツ一丁前にテレてるー!!昨日って何ですかー?」
「うるさい日向」
グギギギギ、ポイー。
勝者!タッパのある月島氏の押し出し!
「フッ」
「グヌゥ」
「雉も鳴かずば撃たれまい」
(vs影山)
「………」
「………」
「「大丈夫です」」
「何が!?!?」
「及川さん経由で聞いたし」
「既に散々ネタにされた後だし」
「仲良いなコイツら」
「でも言葉にするって大事だよね」
「そーか?」
「飛雄、好き」
「………」
すべしゃ、足を踏み外して落ちてたタオルで滑って、ボールの上に乗ってしまい背中で滑り、盛大に尻餅で転んだ。
「す、すごいもん見てしまった……」
「ひょっとして:幸運E?」
「っぐ!このー!!俺はあんまりだからな!!」
「それを人は逆ギレという」
☆☆☆