18.殻を破れ
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設定主人公: 宇内さん
性別:女
クラス:県立烏野高等学校 1年1組
好物:鶏肉の炭火焼き
最近の悩み事:宮城王国ではカード決済がだいたい使えないこと。さらに登校前と下校後、土日いずれも銀行が空いてないこと。
「小さな巨人」の親戚。運動は苦手。
特技は世話焼き、対年上の振る舞い、念動力の三つ。
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目的地到着後、どうやら同時着したのかすぐに音駒高校と合流した。
翔陽は今日も元気だ。いつも通り研磨に絡みに行っていた。
「なぁなぁ!スカイツリーどこ!?」
「えっスカイツリー…?」
「あっ!アレってもしかして東京タワー!?」
「エ゛ッ…」
「—あれは…あれは—……普通の鉄塔…だね…」
「んー……」
眠い、朝日が眩しい……イイ天気だなぁ……
一夜話し通したから喉がかすれてる?
「翔陽〜…東京タワーはね〜〜…あの鉄塔の500倍高いんだよぉ…スカイツリーはね、富士山より高いんだよ」
「な、なんだってー!!スゲエ!?!?じゃあ違うトコにあるのか!」
「そーだよー。それにココは埼玉県だからねえ、やっぱ東京行かないとー」
「そっかあ」
「……東京タワーは333mだよ。富士山より高い建物とかソレ……スペクトラルタワーじゃない?」
「プレイヤーが無意味に1万階登らされる運ゲーか…」
「ネバーランドシリーズは好きなんだけどね……」
「……そのなんとかタワーって面白い??」
「「超つまんないクソゲー」」
「前回と違う高校でやるんだな!」
「毎回グループ内の高校が持ち回りでやるんだよ。前回は梟谷、今回は森然」
「へえー…」
「夏合宿はいつも森然でやるみたい。涼しいんだココ、虫が凄いけど」
バチっと蚊を仕留めていた。
「虫除けスプレー持ってるけど要る?……匂い少ないやつだよ!大丈夫」
「じゃあ欲しい」
「おれも」
プシュー、研磨と翔陽の二人の首と腕と脚、肌が出ているところに振りかける。
「んー」
「ひゃっこいー」
…すると後ろに色んな人に並ばられた。
「……いやスプレー無くなりますけど!!?」
「よーし、じゃあO型だけ並べー、それ以外は散れー!」
「はあ!?差別だ!A型も刺されるわ!!」
「刺されやすい血液No.1ナメんな。親に避雷針がわりにされるんだよ!!」
「こらっ他校で喧嘩はやめなさい!俺も持ってるから、全員そこ並べ!!……あとでなんか奢ってくれるなら平等にふりかけますー」
「…だ、そうだー!!」
背後で澤村さんによる虫除けスプレー会が催された。
「日向ー!身長伸びたかー!!」
「リエーフうるさい」
「第一声から失礼だなたった2週間で伸びるか!!」
「俺は2mm伸びたぞ!」
「……つまり1週間で1mm…?」
「ハッ!?…じゃあ70日で1cm!?……1年で5cm…」
「まだまだ成長期だもんね!」
「…ぐぬぬ…追いつけない……」
「でもリエーフは翔陽より下手だから大丈夫だよ」
「研磨さん!!」