17.進化の時
お名前変換
設定主人公: 宇内さん
性別:女
クラス:県立烏野高等学校 1年1組
好物:鶏肉の炭火焼き
最近の悩み事:宮城王国ではカード決済がだいたい使えないこと。さらに登校前と下校後、土日いずれも銀行が空いてないこと。
「小さな巨人」の親戚。運動は苦手。
特技は世話焼き、対年上の振る舞い、念動力の三つ。
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
(影山視点)
まさかばったりと及川さんと会う羽目になるとは。
しかし、まあ得られるものもあったといえばあった。
『チビちゃんが欲しいトスに100%に応えられているか、応える努力をしたのか。現状がベストだと思い込んで守りに入るとは随分ビビりだね?』
『……やらないという理由ってないと思うけど』
美雪も及川さんも、…二人とも同じようなことを言っていた。俺は日向の要望に応えて、そのうえで日向を使いこなさなければならんのか?
……コート内はもれなく味方のくせに、アイツが一番俺にとっての厄介な敵なんだが。
ま、そうでなければ張り合いもねーか。
考え事をしていると、着信が来た。誰だろう。
「ハイもしも…」
「影山!!今どこにいる!?」
「鳥養さん?」
「番号は澤村に聞いた!」
「今学校に向かう途中ですけど…」
「なんだとっ!?」
「体育館の点検終わってねーかな思って…」
「あ゛!?」
「!?」
携帯と後ろから声がしたのでびっくりして携帯を落としそうになる。
振り返ると鳥養さんが居た。
「影山アアアアア!!!」
「うお!?」
「通り過ぎるな!!!置いてこい!!!」
「ハイ!?」
「止まるトスだ!!」
「!?」
まさに鳥養さんのアドバイスは、天啓だった。
行き詰った自分たちに必要な武器、な気がする。
*********
「止まるトス?…よくわかんないけど、お手伝いだね!私、頑張るよ!」
「よろしくお願いします」
谷地さんにお願いして、ボール出しをしてもらう。
…クッソ難しいけど、コレを自分のものにしたうえで日向ができるか試す。
鳥養さんも、日向も、美雪も、全員の期待に応えてこそのセッターだよな。
「っぐ!」
「影山君!次、いくよー!」
「お願いしアース!!」