16.いざ行かんTokyo!!
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設定主人公: 宇内さん
性別:女
クラス:県立烏野高等学校 1年1組
好物:鶏肉の炭火焼き
最近の悩み事:宮城王国ではカード決済がだいたい使えないこと。さらに登校前と下校後、土日いずれも銀行が空いてないこと。
「小さな巨人」の親戚。運動は苦手。
特技は世話焼き、対年上の振る舞い、念動力の三つ。
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やっと首都高に入り景色はビル群となった。
すっかり明るくなって、3人ともうんざりした顔で周りを観察した。
「混んどる」
「そういえば、首都高って運転難しいんだった…めっちゃ怖い」
「アッキーさーん、そろそろ左にいかないと曲がり損ねそうです」
「無理無理、トラックの間入ろうとしたらめっちゃパッシングされたもん!」
「渋滞のせいで囲んでるメンバー変わんないですね〜」
「あーーー普通車に囲まれたい!!!」
「(おりゃ!)」
10トントラックや深夜バス、ガソリンタンク車(鏡面加工)に囲まれると運転しにくいよね。見通し悪いし。
明け方は特にこれら大型車の割合が高いので、昼運転よりそこそこ運転技術が必要だ。
「(お、行けそう!)」
「……よしっ」
なんとか明光カーは左車線に移った。
え?……何したって??
渋滞の隙間に素早く車間距離詰めようとする車を2秒だけ1センチ浮かせて空転させたったぜ。
JCTミスったらやり直せないからね…
…良い子はやっちゃいかんぜよ。
写メでスケジュールリスト貰ったのだけど、向こうの到着時刻が7時、ミーティング開始が9時。
おそらくこのまま到着だとギリギリミーティングと同時に到着になりそうと計算なので若干の時間短縮が必要。そんな感じです。
分かれ道に行くと空いてる側だったのか一般道くらいのスピードになった。
ふうやれやれ。
「運転ってむずかしそーですねー」
「そうそう免許取るのは大変だよ。高1の学科試験くらいでコケてるよーじゃ、翔陽君にはまだ早いネ」
「そーなの??」
「……1問1点で100問出題されて、90点以上で合格だよ」
「あっ終わった」
「免許なきゃ宮城の地は生きていけないよ」
「えー??今から勉強したら間に合うかな」
雑談しつつもなんとかインターにたどり着いた。
ここからは一般道で梟谷方面へ向かう感じだ。
「目的地まで二人とも寝てなよ。着いたら起こすよ」
「えー、東京のビル郡の景色楽しくて寝るのもったいない!!」
「名だたる大企業フルコースだものね、わかる」
「いや、帰りに見ればいいデショ」
ちょっと言い方が月島君と一緒で笑う。
似てない兄弟だけど似てるところはあるんだね。
忙しそうでも、頼るとちゃんと面倒見てくれるところとかそっくりだよ。
「「へーい」」
それはそうとちゃんと寝ないとね。
ゴロンと横になってブランケットを掛けた。
「アッキーさんおやすみぃ…」
「ん、おやすみ」
翔陽さんは寝つきがいいのでお許しの後すぐ寝たようだった。