16.いざ行かんTokyo!!
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設定主人公: 宇内さん
性別:女
クラス:県立烏野高等学校 1年1組
好物:鶏肉の炭火焼き
最近の悩み事:宮城王国ではカード決済がだいたい使えないこと。さらに登校前と下校後、土日いずれも銀行が空いてないこと。
「小さな巨人」の親戚。運動は苦手。
特技は世話焼き、対年上の振る舞い、念動力の三つ。
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翔陽はいびきをかいて寝ていた。
時刻は丑三つ時。
こんな遅くに来てくれた明光には本当に感謝しかない。夜の運転って昼以上に大変だもの。
「明光、天満と会うの?」
「あっそれも良いね。アイツが東京行っちゃってから全然話してないし」
「すっごく喜びそう。居酒屋巡りにハマっているらしいからいい店教えてくれると思う」
「んんー。いいねー」
「メールしとくね!」
「ありがと、着いたら俺も一報入れるよ」
携帯メールを開くと、色々な人から連絡があるのに気付いた。そうか、先生には「あたりが付いたら連絡する」って言ってたっけ。ご心配お掛けしてる方々へ返信しなくては。
「……あれ月島君からもメールだ。珍しい」
「え!?」
「お兄さん視点でも珍しいのね」
「あ、いや…最近あんま喋ってないから、実のところ交友関係よく分かってないんだよね。忠以外にもコミュニケーション取ってるみたいでなんか安心した」
from:月島君
sub:天邪鬼へ
どこいるの
「…うーん、微妙……」
「ふうん?でも蛍は無意味な連絡はしないと思うよ」
「OK、なんか返す。ところで明光と合宿向かってる事は?」
「あっダメダメ!こっそり行くだけだから」
「オフレコね。おっけー」
to:月島君
sub:Re:天邪鬼へ
車で向かってる
まだ東北自動車道
川口JCT通過見込が4時過ぎかな?
from:月島君
sub:はや
伝えとく
to:月島君
sub:Re:はや
ありがと
おやすみ
たまたま起きていたのか、月島君の返信は思いの外早く帰ってきた。けど深夜だしと挨拶だけして終えた。
同様のメールが一年ズからあったので、澤村さんのメールのCCに山口君&谷地さんを突っ込んで翔陽の寝顔撮って写メ送っておいた。
これで「車内で寝られるくらい状況が落ち着いた」と分かってくれるだろうと思う。
from:月島君
sub:無題
車内既視感
僕ハブったのとなんか関係ある?
「山口ェ……」
怖気がした。文面から感じる彼の冷気。
どうせ横に座ってて二人でキャッキャメール見せ合ったんだろ。仲良しか、モーホーか。
……せやな、家族の車種くらい分かるわな。
私はツメの甘さ、自らの失態を認め、見なかったことにした。
「アッキーさんごめんなさい。バレたかもです」
「え!?あっでも変装していくから大丈夫だよ!!」
「どうかな…背格好とか年齢は誤魔化せないよ…もう天満にだけにした方が無難かも」
「むむむ……」