16.いざ行かんTokyo!!
お名前変換
設定主人公: 宇内さん
性別:女
クラス:県立烏野高等学校 1年1組
好物:鶏肉の炭火焼き
最近の悩み事:宮城王国ではカード決済がだいたい使えないこと。さらに登校前と下校後、土日いずれも銀行が空いてないこと。
「小さな巨人」の親戚。運動は苦手。
特技は世話焼き、対年上の振る舞い、念動力の三つ。
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「今日は来てくれてありがとうございます」
「合宿遅刻したんだってね、懐かしいなあー合宿!」
「おれ、楽しみすぎて寝坊?しました!!」
「胸はっていうんじゃありません」
「ははは……ところでこのコ、本当に蛍の同級生??」
「はい。なんならもう16の誕生日迎えたので月島君より上ですね」
「あ、おれ月島より先輩なのか!やった!!」
「……これで??」
「そうこれで。しかも結構ポイントゲッターなんですよ」
「君レギュラーか……色んな意味で試合見てみたいな」
「あ、そうそう。翔陽、このお方も烏野排球部OBで現社会人チーム所属だよ」
「!なんと!!初めまして、日向翔陽です!
ポジションはミドル、よろしくお願いしアース!!」
「まじ?ブロッカー!?えと、月島明光、ポジションはウィング」
「え私も!?美雪です、ポジション……翔陽の保護者……?最近はそんな感じに落ち着いてマス」
「えー」
「とうとう保護者かー。美雪ちゃん大人ぽいものね」
「こんなでかい息子養えません」
「ははは」
「ところでお二人はどう言うお知り合いですか?」
「「あー」」
明光とハモった。
結構前からの付き合いだから説明しづらいな。
個人的には「小さな巨人の話題」も回避したいので難しい。
「小学校の頃、烏野高校の県大会の応援席で仲良くなったんだよ」
「弟と同世代の子がいるなーって構ってたら、試合で分かんないこととか色々聞いてくれたからさ。夢中になって実況したりしてルールとか教えたんだよ」
「明光さんが教えてくれたから、試合内容理解できたよ。あの時はありがとう」
「いやいやー、はははーこっちこそ邪険にしないでくれてありがとうね」
ちょっとこの人弟にぞんざいに扱われている疑惑があるのよね。凄い年上なのにね。
「美雪の師匠かあー」
「そーね?そうかも」
「恐縮でーす」
「…アッキーさんが烏野を卒業してからも、一緒に遊んでくれたり、メールで雑談をしたりして縁は続いたのさ」
「へえー」
当時を思い出して懐かしむ明光と私だった。
「そんなことよりミドルって凄いね!ブロック上手いの?」
「あー…そっちはそこまでは期待されてないです。サイキョーの囮です」
「へえ…?面白そう!!」
その後、気質が似通っているからか明光と翔陽はすぐに仲良くなった。バレー部繋がりということで、レシーブ難しい話とかで盛り上がり、最終的に腕が長い手を移植手術する方法について熱く語り合った。
「腕があと20cm長かったら良いのに」
「ラピュタのロボット兵みたいになるよ……」
「あっはっはっはっは」
ニョーン。
腕がひょろ長い翔陽が、千手観音像のようにボールをブロックした。怖っ。