16.いざ行かんTokyo!!
お名前変換
設定主人公: 宇内さん
性別:女
クラス:県立烏野高等学校 1年1組
好物:鶏肉の炭火焼き
最近の悩み事:宮城王国ではカード決済がだいたい使えないこと。さらに登校前と下校後、土日いずれも銀行が空いてないこと。
「小さな巨人」の親戚。運動は苦手。
特技は世話焼き、対年上の振る舞い、念動力の三つ。
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「楽しみすぎて寝落ち、遅刻………せっかくあんなに頑張って補習回避したのに………」
「申し訳ないです……」
しおしおした翔陽。
おそらく、待ってる間に主将を始め様々な方々からすでにお叱りを受けているのだろう。昨日の元気さは完全に失われ意気消沈していた。
とりあえず翔陽の家で彼と合流した。
奴はバイクで追いかけてとかほざいたけど、30km/hじゃ出発済のバスには追いつけない。
知らない地形へ能力で飛ぶのははリスクが高いというか最悪凄いスピードで建物へ突っ込む恐れがあるし…。
あ、その辺先生が指示するか。
えっと、先生今運転中かな…??
「翔陽、先生はどうやって来てって?」
「え!?…えっと…聞き忘れました……」
「りょーかい。………あ、武田先生。宇内です。こんばんは、ああ、ちょうどSAだったんですね、休憩中すみません。
日向さんの東京へのルートの指示を……あー、大丈夫です友達なんで。…はい、はい。分かりました。相談して決まったらまた電話します」
「……」
「深夜バスか、明日始発新幹線か選んで良いよ」
「有料!?す…すぐ行ける中で一番安いので……」
「もーワガママなんだからー。まあ……仕方ないか。
……じゃあ、第3の案。今から車持ってる人探してみるね。……そんなに不安そうな顔しないで、翔陽。せっかく頼ってくれたし、見つかるまで頑張るよ」
二、三件電話を掛けて、快く引き受けてくれる人物が現れた。
「今すぐ東京とかいう無茶でも良いって!!仙台駅で待ち合わせね」
「美雪ーーー!!うわばあぁああ」
「鼻水汚!!その人にもちゃんとお礼いうんだよ!」
「う゛んーおでぃいうー」
まずは仙台市までバイクを飛ばす。そこからはあの人に頼る。遅刻連絡から1時間、ようやく宮城脱出の目処がついたのだった。