15.試験勉強後半戦
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設定主人公: 宇内さん
性別:女
クラス:県立烏野高等学校 1年1組
好物:鶏肉の炭火焼き
最近の悩み事:宮城王国ではカード決済がだいたい使えないこと。さらに登校前と下校後、土日いずれも銀行が空いてないこと。
「小さな巨人」の親戚。運動は苦手。
特技は世話焼き、対年上の振る舞い、念動力の三つ。
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「なんだかんだで翔陽サン正答率6割安定してきたな…」
「美雪ちゃん先生すごいっす……」
「いや谷地さんが付いてくれたお陰だよ…特に理数」
二人で翔陽の点数グラフを眺め、所見を述べる。
縦軸は項目、横軸は日付別の得点。
初めは中学生の科目も怪しい感じだったが、今は入学半年相応の問題が解けるようになっていた。
我らの努力が翔陽に通じたのだ……。
ちなみに飛雄はちょっとまだそこに到達してない……。小学校レベルの英語知らない……。
ちょい、と山口君が間から覗いてきた。
「エッこれ全部宇内さん達が付きっ切りしたの!?」
「そうだよ。お金とっていいレベルよね」
そう言いながら翔陽を見ると顔をそらしよる。
冷や汗見えてますヨ。
「よくやるよ全く」
「しょーよー?私の講師代は高いかんな!!」
「えっ、そん……かっ、体でお支払いシマス」
「こんなおバカチビの体を借りたところで、ねぇ……?」
「う、うっせー月島!!できるわぁ!!なんでも!!!」
「あ、……じゃーコンビニでアイス買って来てぇ〜。全員分。僕ハーゲンダッツのイチゴね」
「ハアッ!?なんで!!」
「じゃあ俺はチョコミント」
「ガリガリ梨」
「えー!?…えーとまってメモメモ」
「雪見だいふくで!」
「コーン付きのクラッシュアーモンドのやつ」
月島君の煽り力すごいなァ…翔陽押されてパシられてる。乗っかった我らも共犯だけどさ。
「王様着いてったら。キミも講師代踏み倒し気味でしょ。主に僕の」
「…………おら行くぞ日向」
「まって全部売ってそうなコンビニ思い出してる……」
「置いてく」
「手分けしたらー?」
「……そーする!!こら待てーい、行ってきます!!」
「タヌキ事件の再来にならなきゃ良いけど」
パタパタと玄関から飛び出していった。
「……よし。静かになった」
「!!」
イライラの原因を取り除き、満足そうであった。