03.オリエンへ行こう
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設定主人公: 宇内さん
性別:女
クラス:県立烏野高等学校 1年1組
好物:鶏肉の炭火焼き
最近の悩み事:宮城王国ではカード決済がだいたい使えないこと。さらに登校前と下校後、土日いずれも銀行が空いてないこと。
「小さな巨人」の親戚。運動は苦手。
特技は世話焼き、対年上の振る舞い、念動力の三つ。
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待機バスの中にて
感想文提出したら順次バス乗り込み。
委員会が一緒の女子と座ろ。
昼のバーベキューの班が同じだった気がするし。
「隣いい?」
「いーよ、宇内さんもポッキーいる?」
「お、貰う」
「もうギリか。トイレ行ってからこればよかったかな」
「急げばイケるって。荷物みとこうか?行く?」
「んーやめとく。今混んでそう」
「そか」
「知らないトイレって妙にキンチョーしない?」
「日向意外に繊細!!しないよー」
「んんん、トイレとおれのインネン聞きたい?」
「ごめんキョーミ無いわ」
ゲーンとした翔陽がバスに乗り込んできた。
あぁなんか前聞いたな。デカイ男とエンカウントしやすんだっけ。因縁じゃなくて君以外はだいたい大きい人だと思うんだよね多分。
「ここ座る!いい?あ、美雪。通路挟んでお隣だね」
「日向か。いいけど、俺は寝るよ。あと酔いやすいって聞いたけど大丈夫?」
「翔陽やほ。そっちの、窓がいいんじゃない?」
「食べる前だからダイジョーブ!」
「どうかなあ……」
「吐かなきゃイイや。着いたら起こして。おやすみー」
「宇内さん、おかし食べる?きのこたけのこどっちがいい?」
「え両方開けてる…じゃあたけのこで…」
「安易にそれ出していいの?」
「きのこたけのこ戦争起きるじゃん」
「平和を乱す輩がどこに潜むかわかんないから開ける時は両方食べるんだ」
「なんてこまやかな気遣いなんだ…きのこ食べる」
「食べないって選択肢は無いんだな」
「まあね、安くておいしいから」
「1組はどっちが多いんかな」
「無用な争いの火種を作るんじゃあ無いぜ。たけのこにアヴドゥルの命をかける」
「じゃあ病院にいる花京院の命をきのこに」
「クッソくだらな」
コミュお化けの翔陽がいるからかクラス内は仲はいい。初日に彼に声かけたのは近年稀に見るファインプレーだったに違いない。
私コミュ障気味なのに翔陽のおかげで若干改善したのよね。
ワイワイしているうちにバスが出発し、ダラダラと目的地へ進んでいく。
そういえば、昼もうすぐだなあ。
何時に帰るか確認するため、予定表を出す。
2枚目にめくるとバーベキューのメンバー表だ。
お菓子ちゃんは同じクラスだけど、BBQの目的が他クラス交流も兼ねてるからか、5人班のうち3人が他クラスの人だ。
「見たことある苗字居るなと思ったら月島君か。今気付いた」
「へえ、こっちは山口と一緒だった。後は知らないやつばっかりだけど!」
「そーなると影山君ぼっちだね…なんか余計なお世話かもだけど初見の人とちゃんと喋れるのかな」
「カゲヤマ君……って3組?俺と一緒だわ」
「「ドンマイ!!!」」
「えっ何者」
座ったまま動かず、ご迷惑おかけしないとよいが。
親か、てツッコミは甘んじて受ける。