14.試験勉強前半戦
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設定主人公: 宇内さん
性別:女
クラス:県立烏野高等学校 1年1組
好物:鶏肉の炭火焼き
最近の悩み事:宮城王国ではカード決済がだいたい使えないこと。さらに登校前と下校後、土日いずれも銀行が空いてないこと。
「小さな巨人」の親戚。運動は苦手。
特技は世話焼き、対年上の振る舞い、念動力の三つ。
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自動ドアを出て、ビニール袋を確認する。
「カバンが重いね…」
「うん……あっ、ごめん持つ持つ」
「だいじょーぶ、持てる」
「そう?疲れたら言ってね」
「ありがと」
自分が出来ることを思い出して、こっそり浮かす。
新しい文具や本買ったことによってちょっとだけモチベーションが上がったのか翔陽は買い物袋をユラユラ振り回してた。
多少、新アイテムによる意欲向上は期待してた部分あるけど本当に翔陽はチョロいね…。
一方、睨み影山はノートの入ったレジ袋をグルンと振り回して珍しく私に睨みを向けていた。威嚇すな。
「……やっぱり美雪が良い……」
「いやですー」
飛雄には山口君・月島君に一任したのだよ。
もちろん月島君には死ぬほど嫌そうな顔をされてるし、なんか定時上がり有りのビジネス対応しかされてないけど……。
(相性の関係で、二人とも勉強中にすべきでない顔で勉強していた)
ただ翔陽も飛雄も《一人も二人も一緒だから全員で》とかヌルい対応できる成績じゃないし、ここは真剣にシャットアウトしておかないと全員揃って泥沼に落ちかねない。
マンツーマン、これガチ。
意外な収穫だが今日、文具や参考書について真剣に検討しているのを見てるとさすがの飛雄ももっと真面目にやらねばという気にはなったらしかった。
でもその結論が翔陽に相乗りだからね。
美雪さんにもキャパシティあるからね。
「しょーよー。喫茶店で軽く読もう」
「ういー。影山は買ってないけど帰る?」
「そっちで勉強やる」
「ぐ、そうきたか……」
喫茶店で勉強は賛否両論あるからお店の雰囲気と相談だよ。
けどまあ、珍しくモチベーション高い様子見せてるからちょっとやろうか。