14.試験勉強前半戦
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設定主人公: 宇内さん
性別:女
クラス:県立烏野高等学校 1年1組
好物:鶏肉の炭火焼き
最近の悩み事:宮城王国ではカード決済がだいたい使えないこと。さらに登校前と下校後、土日いずれも銀行が空いてないこと。
「小さな巨人」の親戚。運動は苦手。
特技は世話焼き、対年上の振る舞い、念動力の三つ。
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(数学A)
「ハイ」
「おっ、珍しい!じゃあ日向君!」
カチコチとした翔陽が、確率式に挑む。
私は授業範囲は解き終わって暇なので、等比数列へ逃避していた。漸化式は入試の頻出範囲だからね。統一模試でミスったところの復習のため内職中です。
「頑張れ」
コソと伝えると頷いた。
黒板へ向かう。
《5人の選手から2人の日本代表が選ばれるとします。何通りあるか?》
解き方は5から2を選ぶ式だから
5C2= 5P2/2!1!
= 20/2
= 10通り。
順番は区別しないからこうだね。
翔陽はメラァという顔でチョークを持っていた。
我らの作戦はこうだ。
内申点、関心意欲態度で試験突破大作戦。最悪赤点でもこの部分を認めてもらい部分点が甘くなる可能性に賭ける。
作戦内容は以下の通り。
0,寝ない
1,とりあえず発言を増やす(間違ってもok)
2,授業終了後に分からない部分は質問する(私には教えるのは無理だったので本職に頼る事にした。これで内申点上がるなら一石二鳥でイイよね)
カカッ、翔陽は黒板に描き始めた。
回答
“影山には負けない”
「いや日本語!!数学をしろォ!」
「……あれ??」
「ああ………」
早くも作戦は暗礁に乗り上げていた。
ちなみにクラスの爆笑は掻っ攫ってはいた。