Reunion

「"知恵"があるなら世のため人のために使うべきよ!」
小賢しい敵の戦士にそう戒められて
何かを思い出したような気はしたんだ。
突然現れたバラの嵐を浴びながら懐かしい感覚に何かが警鐘を鳴らしていたが、その時にはもう遅く。

雷鳴と共に散る


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強く美しいその人は、再び巡り会えた地でもやはり最前線にいた。
あの頃と同じ、保護の戦士として
誰よりも先に傷ついた人を庇い、何度でも立ち上がる。真っ直ぐに前を見据えるその背には、「強い」よりも「愛しい」という言葉の方が似合うと思う。

曲がることのない優しさを、手折られることのないように。
一番近くで支える人でありたい。
今度こそ
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