アオキさんお相手の短め話×2話
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最近彼女の様子がおかしい。
どうおかしいかと言われて例を挙げるなら、一緒に居て会話をしてる時に頬杖をついて上の空だったり、大好きなお菓子を目の前にしても顔を顰めて食べるのを躊躇ったりなどしていつもと違うのだ。
極めつけはキスをしようとするのを嫌がるようになってしまった。
別に無理強いしてる訳では無い(とは思いたい)家でまったりしていて、そういう雰囲気になった時に顔を近づけたら逃げるように顔を背けたり、胸を押して「ごめんなさい、そういう気分じゃないです…」と断られ続けている。
知らない間に彼女の気の触ることでもしたのだろうか。
(もしかして自分から、か、加齢臭などが漂っていて臭うのだろうか…若しくは口臭が…?)
と自分で考えて勝手にショックを受けたりもしたが、抱きしめたり至近距離で話していても特に拒絶してくる訳では無いから、それは違うんだとは思いたい(念の為対策はしているが切実にそうであって欲しい)
なら何故なのか…?全く分からない。
「というわけで教えてくれませんか?」
「え、えっと…」
こうなれば本人に直接聞いたほうが早いと、ハヅキさんを壁際に追い詰める。
あと自分の両手を彼女を挟むように壁につき逃げられないようにした。
強引なのは百も承知だが、こうでもしないと有耶無耶にされてしまう気がしたからだ。じっとハヅキさんの目を見て話すのを待っていたら困ったように目を伏せた。
(黙秘する気だろうか…なら)
「黙っているつもりならこのままキスしますが?」
「え!?そ、それはだめです!!」
「なら教えてください、じゃないとずっとこのままですよ?」
「うぅ…」
口をモゴモゴしたあと躊躇いながら小さく呟いた。
「………なっちゃったんです」
「……はい?」
「だ、だから!虫歯になっちゃったんですってば!!!」
「む、むしば…」
「恥ずかしい!だから黙ってたのに…!!」
いつ頃からか食べ物を食べると歯がしみるようになったらしく、頬杖をついていたのは歯が痛むところを抑えていただけで
お菓子は無論、虫歯が悪化しないように自制していたから。
「じゃあ、キスを拒んでいたのは…」
「だ、だってキスしちゃったら虫歯菌が移っちゃうからぁ!ア、アオキさんは食べるのが好きなんですし虫歯にはさせられませんよ!!」
かぁっと赤くした顔を両手で覆いながら苦々しく話す彼女を見て、一先ずほっとした。良かった…嫌われたとかそんなのではなくて。
そして、キスをしなかった理由が自分のためであったことに内心喜んだ。
「幻滅しました?大人にもなって虫歯なるなんて」
「いえ、それくらいで幻滅なんてしませんよ。それより歯医者には行ってるんですよね?」
「勿論!早く完治させたいですから、通院してますとも!」
「なら良かった。じゃあ…」
ハヅキさんの顎に手を添えて頬やおでこ、瞼にキスをしていく。
突然の事に顔を真っ赤にびっくりした顔で見上げる彼女に「暫くはこれで我慢します」と口の端を少しあげながら言った。
どうおかしいかと言われて例を挙げるなら、一緒に居て会話をしてる時に頬杖をついて上の空だったり、大好きなお菓子を目の前にしても顔を顰めて食べるのを躊躇ったりなどしていつもと違うのだ。
極めつけはキスをしようとするのを嫌がるようになってしまった。
別に無理強いしてる訳では無い(とは思いたい)家でまったりしていて、そういう雰囲気になった時に顔を近づけたら逃げるように顔を背けたり、胸を押して「ごめんなさい、そういう気分じゃないです…」と断られ続けている。
知らない間に彼女の気の触ることでもしたのだろうか。
(もしかして自分から、か、加齢臭などが漂っていて臭うのだろうか…若しくは口臭が…?)
と自分で考えて勝手にショックを受けたりもしたが、抱きしめたり至近距離で話していても特に拒絶してくる訳では無いから、それは違うんだとは思いたい(念の為対策はしているが切実にそうであって欲しい)
なら何故なのか…?全く分からない。
「というわけで教えてくれませんか?」
「え、えっと…」
こうなれば本人に直接聞いたほうが早いと、ハヅキさんを壁際に追い詰める。
あと自分の両手を彼女を挟むように壁につき逃げられないようにした。
強引なのは百も承知だが、こうでもしないと有耶無耶にされてしまう気がしたからだ。じっとハヅキさんの目を見て話すのを待っていたら困ったように目を伏せた。
(黙秘する気だろうか…なら)
「黙っているつもりならこのままキスしますが?」
「え!?そ、それはだめです!!」
「なら教えてください、じゃないとずっとこのままですよ?」
「うぅ…」
口をモゴモゴしたあと躊躇いながら小さく呟いた。
「………なっちゃったんです」
「……はい?」
「だ、だから!虫歯になっちゃったんですってば!!!」
「む、むしば…」
「恥ずかしい!だから黙ってたのに…!!」
いつ頃からか食べ物を食べると歯がしみるようになったらしく、頬杖をついていたのは歯が痛むところを抑えていただけで
お菓子は無論、虫歯が悪化しないように自制していたから。
「じゃあ、キスを拒んでいたのは…」
「だ、だってキスしちゃったら虫歯菌が移っちゃうからぁ!ア、アオキさんは食べるのが好きなんですし虫歯にはさせられませんよ!!」
かぁっと赤くした顔を両手で覆いながら苦々しく話す彼女を見て、一先ずほっとした。良かった…嫌われたとかそんなのではなくて。
そして、キスをしなかった理由が自分のためであったことに内心喜んだ。
「幻滅しました?大人にもなって虫歯なるなんて」
「いえ、それくらいで幻滅なんてしませんよ。それより歯医者には行ってるんですよね?」
「勿論!早く完治させたいですから、通院してますとも!」
「なら良かった。じゃあ…」
ハヅキさんの顎に手を添えて頬やおでこ、瞼にキスをしていく。
突然の事に顔を真っ赤にびっくりした顔で見上げる彼女に「暫くはこれで我慢します」と口の端を少しあげながら言った。
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