ここに永遠の愛を誓います。
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②クラベル先生
「え!クラベル先生、結婚式挙げてないんですかあ?!」
「えぇ。あの頃は私も研究者として、日夜過ごしていましたから。
忙しくて籍を入れるだけで終わってしまいましたね」
「で、でも流石に新婚旅行に行ったり、ウエディングフォトとか撮ったんじゃないんですかあ?」
「………いえ、その後もなかなか時間が取れずなにも………」
「うわあ…ハヅキさん可哀想……」
「うっ!……確かに、今まで私の都合で振り回したにもかかわらず、
彼女は我儘や文句ひとつ言わずに私についてきてくれました。
そういえばもうすぐ結婚記念日ですし、
なにかハヅキさんにできることがあるでしょうか?」
「だったら、こういうのはどうですかあ?」
---------------------------------------------------
「クラベルさん、これはどこに向かってるんですか?」
「着いてからのお楽しみですよ」
「……?」
「……さぁ、着きました。」
「あら、ここは……協会?」
「ハヅキさあん!」
「ジニアくん、どうしてここに…」
「そんなことより、こっちに来て下さあい」
「え?え?あ、あなた?!」
「行ってらっしゃい……楽しみにしてますよ…」
---------------------------------------------------
「はい、到着でえす!」
「…!これは…ドレス?」
「奥様、こんにちは」
「貴女は…ジムリーダーのリップさんですよね?」
「ふふふ、そうです。でも今日のリップはジムリーダーじゃなくて
メイクアップアーティストとしてのリップなの。奥様をとっても素敵な花嫁にしちゃうんだから」
「はな、よめ?」
「僕が提案したんですう。クラベルさんから結婚式何もしなかったって聞いてこの機会に挙げてみたらどうかと思って……迷惑でした?」
「い、いえ!とんでもないわ!……でも私みたいなおばあさんがこんな綺麗なドレスには不釣り合いじゃ……」
「あら、お言葉ですけど
愛する人の為に女は幾つになっても綺麗になれるの。このドレスは今、貴女の為に存在しているのよ?」
「……。」
「自信が無いなら、リップが背中を押してあげる。それがリップのお仕事なんだから」
「僕もハヅキさんの花嫁姿見たいですう!それにクラベルさんも楽しみにして待ってますよ?」
「リップさん、ジニアくん…………分かりました…よろしくお願いします。」
---------------------------------------------------
「はぁ……緊張しますね」
「クラベルさんも緊張することあるんですねえ」
「ジニアくん、私のことをなんだと思ってるんですか…」
「でも、大丈夫ですよお!色んな学会で発表してきてるんですし、それに比べたらマシですよね」
「それとこれとは別ですよ」
「お待たせしました」
「あ、リップさん!」
「奥様をパルデアで1番綺麗な花嫁に仕立てたわ。ほら奥様、来てください。」
「…………えっと……」
「…………」
「わあ〜ハヅキさんとっても綺麗ですう!」
「うふふ、当たり前でしょう?リップがヘアメイクしたんだから」
「……………」
「………あなた?」
「あ、は、はい!」
「や、やっぱり年老いた私がこんな格好してたら変ですよね……ごめんなさい、浮かれちゃって…バカみたい」
「ち、違います!!そうではなくて、そ、その……あまりに美しくて……言葉が出てこなかったんです……。
………私はとても後悔しています。式を挙げなかったことや……こんなに綺麗な貴女を見れなかったことを」
「………あの頃のあなたはお仕事が忙しかったですし、私も特に気にしてませんでしたから……でも、ちょっとだけドレスには憧れたことはありました。
だから、今回のことは驚きましたけど嬉しかったわ……改めて私と結婚してくださってありがとう…クラベルさん」
「それは私の台詞ですよ、こちらこそありがとうございます。」
「ほらほら!2人だけの世界に入るのもいいですけど、みんな待ってますからあ」
「みんな?」
「他の先生や生徒ですよお。少人数だけどお2人をお祝いしたいって来てくれたんです。」
「まぁ、そうだったのね」
「僕達も先に入りますから、2人で来てくださいねえ」
「なるはやでね〜」
「……ハヅキさん」
「は、はい。」
「もう一度言いますが、とても綺麗です。正直なところ、他の人に見せたくないほど今の貴女を独り占めしたいです」
「あなた……私もよ、タキシード姿のあなたがかっこよくて素敵で……ちょ、直視できません……」
「ふふふ、そう言って貰えて男冥利につきます。では、そろそろ行きましょうか」
「えぇ…忘れられない結婚式にしましょうね」
(思い出に残る結婚記念日)
「え!クラベル先生、結婚式挙げてないんですかあ?!」
「えぇ。あの頃は私も研究者として、日夜過ごしていましたから。
忙しくて籍を入れるだけで終わってしまいましたね」
「で、でも流石に新婚旅行に行ったり、ウエディングフォトとか撮ったんじゃないんですかあ?」
「………いえ、その後もなかなか時間が取れずなにも………」
「うわあ…ハヅキさん可哀想……」
「うっ!……確かに、今まで私の都合で振り回したにもかかわらず、
彼女は我儘や文句ひとつ言わずに私についてきてくれました。
そういえばもうすぐ結婚記念日ですし、
なにかハヅキさんにできることがあるでしょうか?」
「だったら、こういうのはどうですかあ?」
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「クラベルさん、これはどこに向かってるんですか?」
「着いてからのお楽しみですよ」
「……?」
「……さぁ、着きました。」
「あら、ここは……協会?」
「ハヅキさあん!」
「ジニアくん、どうしてここに…」
「そんなことより、こっちに来て下さあい」
「え?え?あ、あなた?!」
「行ってらっしゃい……楽しみにしてますよ…」
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「はい、到着でえす!」
「…!これは…ドレス?」
「奥様、こんにちは」
「貴女は…ジムリーダーのリップさんですよね?」
「ふふふ、そうです。でも今日のリップはジムリーダーじゃなくて
メイクアップアーティストとしてのリップなの。奥様をとっても素敵な花嫁にしちゃうんだから」
「はな、よめ?」
「僕が提案したんですう。クラベルさんから結婚式何もしなかったって聞いてこの機会に挙げてみたらどうかと思って……迷惑でした?」
「い、いえ!とんでもないわ!……でも私みたいなおばあさんがこんな綺麗なドレスには不釣り合いじゃ……」
「あら、お言葉ですけど
愛する人の為に女は幾つになっても綺麗になれるの。このドレスは今、貴女の為に存在しているのよ?」
「……。」
「自信が無いなら、リップが背中を押してあげる。それがリップのお仕事なんだから」
「僕もハヅキさんの花嫁姿見たいですう!それにクラベルさんも楽しみにして待ってますよ?」
「リップさん、ジニアくん…………分かりました…よろしくお願いします。」
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「はぁ……緊張しますね」
「クラベルさんも緊張することあるんですねえ」
「ジニアくん、私のことをなんだと思ってるんですか…」
「でも、大丈夫ですよお!色んな学会で発表してきてるんですし、それに比べたらマシですよね」
「それとこれとは別ですよ」
「お待たせしました」
「あ、リップさん!」
「奥様をパルデアで1番綺麗な花嫁に仕立てたわ。ほら奥様、来てください。」
「…………えっと……」
「…………」
「わあ〜ハヅキさんとっても綺麗ですう!」
「うふふ、当たり前でしょう?リップがヘアメイクしたんだから」
「……………」
「………あなた?」
「あ、は、はい!」
「や、やっぱり年老いた私がこんな格好してたら変ですよね……ごめんなさい、浮かれちゃって…バカみたい」
「ち、違います!!そうではなくて、そ、その……あまりに美しくて……言葉が出てこなかったんです……。
………私はとても後悔しています。式を挙げなかったことや……こんなに綺麗な貴女を見れなかったことを」
「………あの頃のあなたはお仕事が忙しかったですし、私も特に気にしてませんでしたから……でも、ちょっとだけドレスには憧れたことはありました。
だから、今回のことは驚きましたけど嬉しかったわ……改めて私と結婚してくださってありがとう…クラベルさん」
「それは私の台詞ですよ、こちらこそありがとうございます。」
「ほらほら!2人だけの世界に入るのもいいですけど、みんな待ってますからあ」
「みんな?」
「他の先生や生徒ですよお。少人数だけどお2人をお祝いしたいって来てくれたんです。」
「まぁ、そうだったのね」
「僕達も先に入りますから、2人で来てくださいねえ」
「なるはやでね〜」
「……ハヅキさん」
「は、はい。」
「もう一度言いますが、とても綺麗です。正直なところ、他の人に見せたくないほど今の貴女を独り占めしたいです」
「あなた……私もよ、タキシード姿のあなたがかっこよくて素敵で……ちょ、直視できません……」
「ふふふ、そう言って貰えて男冥利につきます。では、そろそろ行きましょうか」
「えぇ…忘れられない結婚式にしましょうね」
(思い出に残る結婚記念日)