ここに永遠の愛を誓います。

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夢主の名前
夢主の名前(忍たま)

①アオキさん
※アオキさんの一人称が僕です

「………。」

「………。」

「…………アオキさん、もう寝ましたか?」

「…起きてますよ」

「………。」

「眠れませんか?」

「はい…」

「そろそろ寝ないと明日に差し障りますから…」

「そう、ですよね…」

「………不安ですか?」

「え?」

「夫婦になったとして、この先上手くいくのか……それを考えて眠れないと言った所でしょうか?」

「……アオキさんって……もしかしてエスパータイプだったりします?」

「自分は至って普通の人間です。どちらかと言うと、あなたのことだから分かるんですよ。」

「うぅ……でもその通りです。夜だからか、マイナスなことばっかり考えちゃって…ちょっと結婚するのが怖くなっちゃいました。」

「マリッジブルーってやつですね。それを言うと実は自分も、ふとした瞬間に同じことを考えることはありますよ。」

「アオキさんも?」

「えぇ、自分は本職の方は成績が良くないし
そのくせジムやリーグの方で人一倍忙しくて、ハヅキさんには寂しい思いをさせてしまうと思います。
もちろん幸せにする気持ちは誰にも負けないですが、もしハヅキさんが…僕よりも大切に思う人が現れたら…その方が幸せになれるなら…」

「そんなこと絶対有り得ません!」

ハヅキさん…」

「アオキさん以上に好きになる人なんか絶対現れませんし、私がアオキさんから離れることもありません!
むしろ私は抜けてるところがあるので、絶対家事で沢山失敗ちゃって迷惑かけちゃうし
疲れて帰ってきたアオキさんが心休まらないんじゃないかって…しっかりした奥さんになれないかもって考えたら結婚していいのかなって不安で…だから!」

「僕からしたら、失敗なんて誰にでもあるんだし
家事なんて少しずつ慣れていけばいいんですよ。
貴女が家で待っててくれるって考えるだけで
、疲れて帰ってきた時に笑顔でただいまと言ってくれるだけで…僕にはそれだけで十分なんです。
そういう小さいことでも自分にとっては幸せです。

特別なことなんてしなくていい、普通でいいんですよ。」

「普通で…」

「お互いに辛い事や悲しい事を乗り越えるために支え合っていく。
それが結婚して夫婦になるってことだと思います。」

「…ふふ、夫婦…かぁ」

「気持ちは落ち着きましたか?」

「うん…ありがとう、アオキさん」

「いえいえ。さぁ、そろそろ寝ましょう。
花嫁の顔に隈が出来たら大変ですから。」

「それを言うんなら…花婿さんも疲れた顔なんかしてたらダメですからね。」

「…自分のことはいいんです」

「よく、ありませんよ…ふぁぁ……じゃあ、アオキさん…おやすみなさい」

「はい、おやすみなさい。」

(私の/僕の大事な人)
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