言の葉足らず故の
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【おまけ ハヅキが去って数分後のアオキside】
ロトロトロトロト…
「はい、ア『アオキ!!!今どこですか?!』…………会議室近くの廊下です。」
『まだリーグにいますね?!今からそちらに向かいますから、動かないように!!』
答える前に切られてしまって、動くに動けなくなった。
正直ハッサクさんに会うのは嫌でしかない。
というのも、会議室から出てくるハッサクさんと自分の恋人ハヅキさんを見てしまったからだ。
何か喋っているハッサクさんと、
頬を染めて嬉しそうに笑うハヅキさんの
あの光景を思い出して、がっかりした気持ちと同時に胸の当たりが痛んだ気がした。
「アオキ!!」
「…どうも」
教師である彼にしては珍しく、廊下を走って自分の元へとやって来た。
息を整えてから、話し始める。
「ハヅキさんから聞きましたよ、別れようと言ったそうですね。」
「……どうやら彼女は貴方が好きみたいでしたので、自分から離れたまでです。」
「はぁ…アオキ、貴方ちゃんと話をしてませんね?」
「……する必要も無いかと思いまして」
そこまで聞いて、キッと鋭い目で自分を睨み
「これは小生の口から伝えるのは間違いなのでしょうが、」と区切ってから
「彼女はあなたに贈り物をするために小生と会ってたんですよ」
「…?」
「絵を習う為に会ってただけです。
それ以上の関係ではありませんし、
ハヅキさんにその気は一切ありませんでした。」
「…絵?」
貴方、明日誕生日でしたでしょう?
それを聞いて、ボロボロと泣いていたハヅキさんの表情を思い出し酷く後悔した。
何故1回見ただけで彼女のことが信用出来なくなってしまったのか、自分で自己解決して話も聞かずに終わらせようとした。
謝って許してもらえるのだろうか…
「大丈夫、まだ間に合いますですよ」
「ハッサクさん…」
「拗れたなら元に戻せばいい、貴方たちは言葉が足りなさすぎたんですよ。」
彼女ならチリが休憩所に留めているので、会うなら行きなさい。
感謝の言葉を言う暇もなく、自分の足は休憩所へと急いだ。
彼女への謝罪の言葉と、もう離さないようにという気持ちを込めての抱擁をするために。
ロトロトロトロト…
「はい、ア『アオキ!!!今どこですか?!』…………会議室近くの廊下です。」
『まだリーグにいますね?!今からそちらに向かいますから、動かないように!!』
答える前に切られてしまって、動くに動けなくなった。
正直ハッサクさんに会うのは嫌でしかない。
というのも、会議室から出てくるハッサクさんと自分の恋人ハヅキさんを見てしまったからだ。
何か喋っているハッサクさんと、
頬を染めて嬉しそうに笑うハヅキさんの
あの光景を思い出して、がっかりした気持ちと同時に胸の当たりが痛んだ気がした。
「アオキ!!」
「…どうも」
教師である彼にしては珍しく、廊下を走って自分の元へとやって来た。
息を整えてから、話し始める。
「ハヅキさんから聞きましたよ、別れようと言ったそうですね。」
「……どうやら彼女は貴方が好きみたいでしたので、自分から離れたまでです。」
「はぁ…アオキ、貴方ちゃんと話をしてませんね?」
「……する必要も無いかと思いまして」
そこまで聞いて、キッと鋭い目で自分を睨み
「これは小生の口から伝えるのは間違いなのでしょうが、」と区切ってから
「彼女はあなたに贈り物をするために小生と会ってたんですよ」
「…?」
「絵を習う為に会ってただけです。
それ以上の関係ではありませんし、
ハヅキさんにその気は一切ありませんでした。」
「…絵?」
貴方、明日誕生日でしたでしょう?
それを聞いて、ボロボロと泣いていたハヅキさんの表情を思い出し酷く後悔した。
何故1回見ただけで彼女のことが信用出来なくなってしまったのか、自分で自己解決して話も聞かずに終わらせようとした。
謝って許してもらえるのだろうか…
「大丈夫、まだ間に合いますですよ」
「ハッサクさん…」
「拗れたなら元に戻せばいい、貴方たちは言葉が足りなさすぎたんですよ。」
彼女ならチリが休憩所に留めているので、会うなら行きなさい。
感謝の言葉を言う暇もなく、自分の足は休憩所へと急いだ。
彼女への謝罪の言葉と、もう離さないようにという気持ちを込めての抱擁をするために。
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