言の葉足らず故の
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「アオキさんって本業と別にジムリーダーと四天王兼業してるやん?
そしたら、アオキさんと仲良うしたら他のジムリーダーやチリちゃん達とお近付きになれるんちゃうとか阿呆なこと考える輩が現れてもうて……
まぁ、アオキさん本人がそういう人とか苦手なタイプやからそこまで実害があったわけちゃうけど。
中にはアオキさんにその気があるように見せかけて付き合うて取り入ろうとする、
みたいな事もしようとする人とかも出てきてなぁ………ほんま人として終わっとるわ」
人のことダシにして、近づいてくる奴のこと好きになると思ってるんかな?
そういうチリさんは眉をひそめて床を見つめていた。
同じ四天王として仲間が、しかも自分もその原因を担ってしまってるということもあって心苦しいのだろう。
でも、その話を聞いてあの時アオキさんが「最初から自分に興味が無い」と言ったことの意味がわかった気がした。
今までの経験があるから、自分に好意が向くことを信じられないのかもしれない。
だからこそ分からないこともある。
それだけ付き合うこととかに対して、マイナスのイメージがあるのに
どうして私と付き合ってくれたのか。
考えている途中に「ほんでな」とチリさんが私の顔を見つめてきたので、考えるのは一旦やめて話の続きを聞くことにした。
「今聞いた話もそうやけど、大将…ハッサクさんからも色々聞かされとったからハヅキちゃんがどういう子かは知っててんよな」
「え?」
『小生に声を掛けてきた時は、
少し身構えましたが真剣な目でアオキの喜ぶ顔が見たい…初めて一緒に祝う誕生日を楽しい思い出にして欲しいとお願いされまして。
レクチャーを受けている時も、こちらのプライベートなことを聞いてくることも無かったですし
アオキのことを想って絵を描いている姿が演技には見えなくて、
この子なら大丈夫だろうと思いましたですよ』
「こんな感じで言うとって、ハッサクさんがそこまで言うならほんまにええ子なんやなって、チリちゃんも安心してんで」
「………」
「ちゃんと話しおうたら大丈夫やと思うよ、アオキさんのことよろしくな」
肩をぽんと叩き、チリさんは立ち上がる。
歩いていく先には、アオキさんが立っていた。すれ違う時にアオキさんに目配せしてチリさんは去っていった。
そしたら、アオキさんと仲良うしたら他のジムリーダーやチリちゃん達とお近付きになれるんちゃうとか阿呆なこと考える輩が現れてもうて……
まぁ、アオキさん本人がそういう人とか苦手なタイプやからそこまで実害があったわけちゃうけど。
中にはアオキさんにその気があるように見せかけて付き合うて取り入ろうとする、
みたいな事もしようとする人とかも出てきてなぁ………ほんま人として終わっとるわ」
人のことダシにして、近づいてくる奴のこと好きになると思ってるんかな?
そういうチリさんは眉をひそめて床を見つめていた。
同じ四天王として仲間が、しかも自分もその原因を担ってしまってるということもあって心苦しいのだろう。
でも、その話を聞いてあの時アオキさんが「最初から自分に興味が無い」と言ったことの意味がわかった気がした。
今までの経験があるから、自分に好意が向くことを信じられないのかもしれない。
だからこそ分からないこともある。
それだけ付き合うこととかに対して、マイナスのイメージがあるのに
どうして私と付き合ってくれたのか。
考えている途中に「ほんでな」とチリさんが私の顔を見つめてきたので、考えるのは一旦やめて話の続きを聞くことにした。
「今聞いた話もそうやけど、大将…ハッサクさんからも色々聞かされとったからハヅキちゃんがどういう子かは知っててんよな」
「え?」
『小生に声を掛けてきた時は、
少し身構えましたが真剣な目でアオキの喜ぶ顔が見たい…初めて一緒に祝う誕生日を楽しい思い出にして欲しいとお願いされまして。
レクチャーを受けている時も、こちらのプライベートなことを聞いてくることも無かったですし
アオキのことを想って絵を描いている姿が演技には見えなくて、
この子なら大丈夫だろうと思いましたですよ』
「こんな感じで言うとって、ハッサクさんがそこまで言うならほんまにええ子なんやなって、チリちゃんも安心してんで」
「………」
「ちゃんと話しおうたら大丈夫やと思うよ、アオキさんのことよろしくな」
肩をぽんと叩き、チリさんは立ち上がる。
歩いていく先には、アオキさんが立っていた。すれ違う時にアオキさんに目配せしてチリさんは去っていった。