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夢小説サンプル

用を済まし、メイクを直しながら友人は私に謝る。私もリップを塗り直して返事をした。
「まぁいいけど……」
「というか男と飲むときだってあるじゃん。何で今日はご機嫌斜めなの?」
「それは……」
「あ、分かった。Rさん?だっけ。あんたの好きな人関係でしょ」
流石私と何年も友人をしているだけあって、一発で私が不機嫌な理由を当てる友人。

〜中略〜

配信はしていないが、既読は付いていない。ゲームに没頭して通知に気付いてないのはよくある事で、いつもは気にしないけど、今日だけは早く既読が付いて欲しかった。
「ま、なるべく早めに切り上げて私らだけで2件目でも行こ!」
「あの人たちはいいんだ?」
「正直微妙!」
あれだけ楽しそうに話していたのに酷評を突きつける友人に笑いつつ、私たちは席へと戻って行った。


〜中略〜


「M……さん!」
「×……」
Rくん。そう言おうとして押し黙る。彼は有名人なのだ。こんなところでスキャンダルになる訳にはいかない。
走ってきたのか、駅の方向から息を切らして向かってくるRくん。そもそもなんで彼がここに。
「その手、離してください」
「わ、悪かったよ……」
Rくんの低い声と鋭い眼光で睨まれて怖気付いたのか、すんなりと引き下がる男。
「帰るぞ」
「あ、うん……」
すかさず右手をRくんに取られ、恋人繋ぎをされる。そのまま近くに停まっていたタクシーに乗り込む。思いがけずRくんの家にお邪魔してしまうことになったのだが、家に着くまで手は繋がれたままだった。
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