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夢小説サンプル

やけに言葉に詰まったにも関わらず、大した内容ではなくて首を傾げたが、さほど気にはしなかった。
「どっちが早く終わるか分かんないからパンダに預けとくわ」
「まぁパンダなら悪用する心配もないしな」
「そーそー。それに棘とパンダは今日任務ないし」
呪術高専の部屋の鍵は基本、自分で管理することになっている。スペアの鍵はあるが”窓”の寮母さんに預けられていて、本人以外は受け取ることが出来ない。よく知った人物しかいないのに、無駄にその辺にしっかりしているなとは感じるが用心するに越したこともないのだろう。

〜中略〜

その予想通り、一件目の任務は一時間もかからずに終了し、残るはもう一つの任務のみ。
だが自分はこの場所で痛い目を見ることとなる。
「勘弁してくれ……」
報告に間違いはなく、たしかに四級の呪霊だった。がしかし、問題はその数だ。数体だけであればまだしも、使われなくなった線路を埋め尽くすように呪霊が配置されている。その数目視出来るだけで約二百体。呪霊は弱いと群れるが、この数は気持ち悪い以外の何物でもない。
「棘なら一発なんだろうなぁ」
こんな時に呪言があれば便利だと感じるが、無いものを今更悔いても仕方がない。自分に出来る最善を尽くさなければ。
「さて、いっちょやってやりますか」


〜中略〜


「真希……?」
「お、やっと帰ってきた。お疲れ」
「あれ、今度にして欲しいって連絡届いてなかった……?」
「届いてたけど、これはどうしても今日じゃないといけねぇからな」
そう言うと真希が出したのは小さな紙袋。何か記念日でもあったかと頭をグルグルと回転させたが、答えは思いつかない。首を傾げて悩んでいると、真希は小さくため息をついた。
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