7−4:虹色の旅路
………
ジェイド先輩に連れられて、僕たちは魔法薬学室へとやってきていた。
「ナイトレイブンカレッジの魔法薬学室には、『貴重植物保管庫』へ繋がる扉があるのをご存知ですか?」
ろくな作戦説明もしないで、唐突にこんな問いを投げかけられる。
「ああ。管理が難しい貴重な魔法植物などを集めてある部屋だ……と、クルーウェル先生が言っていた気がする」
「その通りです。そして、その保管室は魔法で厳重に封じられています」
「不届き者が入り込んで、貴重な植物に悪戯しないためにも当然だな」
「ええ、おっしゃる通りですね」
ディアソムニアの二人が真面目に応えれば、ジェイド先輩は満足そうに微笑む。
室内には誰もいない。先生がすぐに戻ってきそうな雰囲気でもない。授業中か放課後かも曖昧だから、NPCはランダムにうろうろしてる感じなのかな。
話に出ていた『貴重植物保管庫』は授業では近づく事すら無い準備室の奥にある。そもそも魔法で鍵がかけられてるから開けられないし。
「さて、イデアさん」
タブレットがびくっと跳ねた。
「その扉にかかっている魔法を解析し、解除していただけませんか?中にある魔法植物を拝借したいので」
「不届き者だーーっっ!!!!」
思わず声が出た。シルバー先輩もセベクも同じ事を叫んでいた。
そんな僕たちの声に一切動じる事無く、ジェイド先輩はタブレットを見つめて微笑んでいる。
『嫌な予感がして、限りなく気配を無にしていたのに……!拙者、無用な悪事に手を染めたくはないのですが~!?』
「いやですねぇ、イデアさん。ここは夢の中ですよ?何も現実で危ない橋を渡らせようとしているわけじゃない」
ジェイド先輩がすらすらと言葉を並べ立てる。絶妙にやる気をくすぐる感じで。
「それに天才との呼び声高いイデアさんなら、こんな魔法を解除する事ぐらい、ワケないですよね?」
全く言葉が止まらない。考える時間を与えないとばかりに畳みかける。
「僕だってやりたくてやっているわけじゃないんです。これも全てはイデアさんのお考えになる最強の魔王討伐パーティーを作るため……」
『あああ、わ、わかった!わかったよ。い、い、言っておくけど、現実ではマジで無理ですぞ!!今はマレウス氏の作り出した魔法領域の構築式がバレてるから細工できるだけで……』
「もちろん理解しておりますとも。さあ、早くしないと先生が来て騒ぎになってしまいます。早く!」
シュラウド先輩が観念すれば、ジェイド先輩は一層笑顔を輝かせた、気がする。一方、シュラウド先輩はタブレットの向こうで苦い顔をしていそうだ。
『ったく、これだから悪事を働く事に躊躇いが無いヤツは……』
ぶつくさ言いながらも数分と経たず魔法が解除された。
「開きました!さあ、皆さん急いで中へ!」
ジェイド先輩は言うが早いか保管庫に入っていく。
中は不思議な雰囲気だ。たくさんのガラスケースが並んでいて、部屋は密閉された空間っぽいのに空気が清らかな気がする。
水槽に浮いてたりとか、粉にまみれてたりとか、いろんな植物の入った容器がそれなりに詰め込まれていた。身動きが取れないほどではないが、スッカスカという印象でもない。
「これは……すごいな。図鑑でしか見た事のない植物ばかりだ」
「どれもこれも、あんまりウマそうな見た目じゃねーな」
セベクの真面目な感想の横で、グリムが彼らしい感想を述べる。
「このガラスドームに入っている紺色のキノコ……昔、父と一緒に見にいった事がある」
シルバー先輩がひとつのガラスケースの前で足を止めた。そこにはキラキラ光る紺色のキノコが、生えてるような感じで静かに立っている。よく見ると金色の流線模様がついていて、これが僅かな光を反射して光っているように見えるみたいだ。
「ふわぁ~……このキノコ、スゲ~キラキラしてるんだゾ」
「紺色のカサに、金色に輝く模様が美しいな」
「それは!!」
こちらを振り返ったジェイド先輩が声を張り上げて、残り全員で身を竦ませる。
「茨の谷でもごく一部の地域にしか生息していない、星雨タケ!!」
早足で僕らに迫るとシルバー先輩の前にあったガラスケースを手に取り、うっとりと眺めていた。
「流星雨の夜にだけ輝く胞子をとばす不思議な魔法植物で、非常に良い出汁が取れると言われています」
見た目だけでなく、実用性もあるんだ。観賞した後はご飯に、みたいな。
「まずはこれをいただきましょう」
そんな事を考えていたら、次の瞬間にはジェイド先輩はガラスケースを叩き割ってキノコを取り出していた。キラキラした光は直接見ると更に綺麗だけどが、どちらかというと感動より困惑の方が強い。
「た、躊躇い無くガラスドームを割っただと!?」
「心配はいりません。夢の中ですから。さあ、次はどれにしましょうかね」
『こ、この中で一番新入りのくせに、夢の世界への順応が早すぎる!』
僕たちだけでなくシュラウド先輩も同じ衝撃を受けたらしい。
『ちょ、ちょっとジェイド氏。あんまり派手にやりすぎると「闇」が寄ってくるから!』
「では迷っている時間はありませんね」
制止を無視して更にガラスケースを叩き割る。
水で濡らすと人間が下で寝られるほど大きくなるキノコやら、食べると音域が広がる山菜やら、希少な植物の入ったガラスケースを次々に割って中身を取り出している。
「これも、これも、いただいていきましょう。本来ならお縄になるところですが、ここは夢の中ですからね!」
大変活き活きとしておられる。っていうか、鍵とか無いし壊す必要なくない?ストレス溜まってる感じ?
……いやまぁ、疑問に思っても口に出来ないけど。怖くて。
そうやって破壊を繰り返して獲得した沢山の植物を腕に抱えると、ジェイド先輩は恍惚とした表情になる。
「……夢の中、最高すぎませんか?こんなに貴重な山菜を大量に手にできるなんて!」
「おい!いい加減にしろ。『闇』に見つかるとまずい。早くこの場を離れるぞ!」
ついにセベクが声を荒らげれば、ジェイド先輩はやっとちょっとまともな雰囲気に戻った。とはいえ全く反省も後悔もしていない様子。
「ああ、申し訳ありません。少々はしゃいでしまいました」
「少々……?」
「クルーウェルに見つかる前に、とっととズラかるんだゾ!」
僕たちは慌てて魔法薬学室を出たけど、誰かが入れ違いに入ったりする事は無かった。クルーウェル先生の気配も無い。
鏡舎の裏まで逃げてきて、ジェイド先輩の抱える収穫物を前に顔を見合わせる。
「……で?レアな山菜をいっぱい盗んできてどうするつもりなんだゾ?」
「グリムくんとユウさんは、美食同好会でしたね。総合文化祭の研究発表では、裏山の植物に関しても研究の報告をされてたと思うのですが」
「はい。グリムが採ってきて食べてたものを記録してました」
「裏山で採れる食い物に、オレ様以上に詳しいヤツはいねぇんだゾ!」
自慢げに胸を張るグリムに、ジェイド先輩は微笑みを向ける。
「では、グリムくん。これらの山菜を持って、モストロ・ラウンジに行ってください」
その内容にグリムはきょとんとした顔になった。
「モストロ・ラウンジへ?」
「『学園付近の森で採取したから買い取って欲しい』『買い取ってくれないなら食堂へ持って行く』……とでも言って」
ジェイド先輩の提案に、シルバー先輩が首を傾げた。
「しかし食べられそうな山菜は見るからに少ない。食材に使えないのなら、アズールには買い取りを断られてしまいそうだが……」
「今回のターゲットはアズールではありません。……大丈夫。『僕』ならきっと飛びついてきますよ」
「本当かぁ~?」
「まぁ、本人がそう言うならそうなんでしょう。海草とか花には手をつけないで、キノコとか山菜ばっかり取ってきてるし」
「ああ、ユウさんはやはり察しが良い。現実に戻ったら『山を愛する会』との兼部を検討していただけないでしょうか」
「美食同好会で手一杯なのでお断りします」
「残念です」
ちゃんと言葉に伴った感情を露わにしつつ、しかししつこい勧誘をする気も無いようだ。されても入る気無いけど。
「僕はトレイン先生に用事を言いつけられて出てきた設定になってるんでしたね。グリムが裏山で山菜を見つけて、持ちきれないからちょうど見つけた僕に荷物持ちをさせた、みたいな感じなら大丈夫かな」
発見者はあくまでもグリム、って事で。
「それが良いでしょう。あとは呼び方ですね」
「……海の中だと呼び捨てにしてましたけど、ここでは幼なじみじゃないから変わってくるのでは?」
「いえ、きっと呼び捨てにしているでしょう。それを許されるぐらいの親しい間柄である、というのは価値がありますから」
なんか微妙に煙に巻かれた気がする。仕方ないけど。
「うう、正確には自分じゃないけど、自分を演じるってのも変な感じだなぁ」
清楚で可憐で大人しい、心優しい少年。
アーシェングロット先輩に恋をしていて、側近である二人とも親しく、一つの答えを得た存在。
元の世界の事など忘れて、愛する人と暮らす事を選んだ異世界人。
設定を反芻する。決して破れる事の無い薄皮一枚で、配役と自分を隔てる。
みんなから離れた瞬間から、僕は違う存在になる。
「……じゃあ、ちょっと行ってきます」
ジェイド先輩に連れられて、僕たちは魔法薬学室へとやってきていた。
「ナイトレイブンカレッジの魔法薬学室には、『貴重植物保管庫』へ繋がる扉があるのをご存知ですか?」
ろくな作戦説明もしないで、唐突にこんな問いを投げかけられる。
「ああ。管理が難しい貴重な魔法植物などを集めてある部屋だ……と、クルーウェル先生が言っていた気がする」
「その通りです。そして、その保管室は魔法で厳重に封じられています」
「不届き者が入り込んで、貴重な植物に悪戯しないためにも当然だな」
「ええ、おっしゃる通りですね」
ディアソムニアの二人が真面目に応えれば、ジェイド先輩は満足そうに微笑む。
室内には誰もいない。先生がすぐに戻ってきそうな雰囲気でもない。授業中か放課後かも曖昧だから、NPCはランダムにうろうろしてる感じなのかな。
話に出ていた『貴重植物保管庫』は授業では近づく事すら無い準備室の奥にある。そもそも魔法で鍵がかけられてるから開けられないし。
「さて、イデアさん」
タブレットがびくっと跳ねた。
「その扉にかかっている魔法を解析し、解除していただけませんか?中にある魔法植物を拝借したいので」
「不届き者だーーっっ!!!!」
思わず声が出た。シルバー先輩もセベクも同じ事を叫んでいた。
そんな僕たちの声に一切動じる事無く、ジェイド先輩はタブレットを見つめて微笑んでいる。
『嫌な予感がして、限りなく気配を無にしていたのに……!拙者、無用な悪事に手を染めたくはないのですが~!?』
「いやですねぇ、イデアさん。ここは夢の中ですよ?何も現実で危ない橋を渡らせようとしているわけじゃない」
ジェイド先輩がすらすらと言葉を並べ立てる。絶妙にやる気をくすぐる感じで。
「それに天才との呼び声高いイデアさんなら、こんな魔法を解除する事ぐらい、ワケないですよね?」
全く言葉が止まらない。考える時間を与えないとばかりに畳みかける。
「僕だってやりたくてやっているわけじゃないんです。これも全てはイデアさんのお考えになる最強の魔王討伐パーティーを作るため……」
『あああ、わ、わかった!わかったよ。い、い、言っておくけど、現実ではマジで無理ですぞ!!今はマレウス氏の作り出した魔法領域の構築式がバレてるから細工できるだけで……』
「もちろん理解しておりますとも。さあ、早くしないと先生が来て騒ぎになってしまいます。早く!」
シュラウド先輩が観念すれば、ジェイド先輩は一層笑顔を輝かせた、気がする。一方、シュラウド先輩はタブレットの向こうで苦い顔をしていそうだ。
『ったく、これだから悪事を働く事に躊躇いが無いヤツは……』
ぶつくさ言いながらも数分と経たず魔法が解除された。
「開きました!さあ、皆さん急いで中へ!」
ジェイド先輩は言うが早いか保管庫に入っていく。
中は不思議な雰囲気だ。たくさんのガラスケースが並んでいて、部屋は密閉された空間っぽいのに空気が清らかな気がする。
水槽に浮いてたりとか、粉にまみれてたりとか、いろんな植物の入った容器がそれなりに詰め込まれていた。身動きが取れないほどではないが、スッカスカという印象でもない。
「これは……すごいな。図鑑でしか見た事のない植物ばかりだ」
「どれもこれも、あんまりウマそうな見た目じゃねーな」
セベクの真面目な感想の横で、グリムが彼らしい感想を述べる。
「このガラスドームに入っている紺色のキノコ……昔、父と一緒に見にいった事がある」
シルバー先輩がひとつのガラスケースの前で足を止めた。そこにはキラキラ光る紺色のキノコが、生えてるような感じで静かに立っている。よく見ると金色の流線模様がついていて、これが僅かな光を反射して光っているように見えるみたいだ。
「ふわぁ~……このキノコ、スゲ~キラキラしてるんだゾ」
「紺色のカサに、金色に輝く模様が美しいな」
「それは!!」
こちらを振り返ったジェイド先輩が声を張り上げて、残り全員で身を竦ませる。
「茨の谷でもごく一部の地域にしか生息していない、星雨タケ!!」
早足で僕らに迫るとシルバー先輩の前にあったガラスケースを手に取り、うっとりと眺めていた。
「流星雨の夜にだけ輝く胞子をとばす不思議な魔法植物で、非常に良い出汁が取れると言われています」
見た目だけでなく、実用性もあるんだ。観賞した後はご飯に、みたいな。
「まずはこれをいただきましょう」
そんな事を考えていたら、次の瞬間にはジェイド先輩はガラスケースを叩き割ってキノコを取り出していた。キラキラした光は直接見ると更に綺麗だけどが、どちらかというと感動より困惑の方が強い。
「た、躊躇い無くガラスドームを割っただと!?」
「心配はいりません。夢の中ですから。さあ、次はどれにしましょうかね」
『こ、この中で一番新入りのくせに、夢の世界への順応が早すぎる!』
僕たちだけでなくシュラウド先輩も同じ衝撃を受けたらしい。
『ちょ、ちょっとジェイド氏。あんまり派手にやりすぎると「闇」が寄ってくるから!』
「では迷っている時間はありませんね」
制止を無視して更にガラスケースを叩き割る。
水で濡らすと人間が下で寝られるほど大きくなるキノコやら、食べると音域が広がる山菜やら、希少な植物の入ったガラスケースを次々に割って中身を取り出している。
「これも、これも、いただいていきましょう。本来ならお縄になるところですが、ここは夢の中ですからね!」
大変活き活きとしておられる。っていうか、鍵とか無いし壊す必要なくない?ストレス溜まってる感じ?
……いやまぁ、疑問に思っても口に出来ないけど。怖くて。
そうやって破壊を繰り返して獲得した沢山の植物を腕に抱えると、ジェイド先輩は恍惚とした表情になる。
「……夢の中、最高すぎませんか?こんなに貴重な山菜を大量に手にできるなんて!」
「おい!いい加減にしろ。『闇』に見つかるとまずい。早くこの場を離れるぞ!」
ついにセベクが声を荒らげれば、ジェイド先輩はやっとちょっとまともな雰囲気に戻った。とはいえ全く反省も後悔もしていない様子。
「ああ、申し訳ありません。少々はしゃいでしまいました」
「少々……?」
「クルーウェルに見つかる前に、とっととズラかるんだゾ!」
僕たちは慌てて魔法薬学室を出たけど、誰かが入れ違いに入ったりする事は無かった。クルーウェル先生の気配も無い。
鏡舎の裏まで逃げてきて、ジェイド先輩の抱える収穫物を前に顔を見合わせる。
「……で?レアな山菜をいっぱい盗んできてどうするつもりなんだゾ?」
「グリムくんとユウさんは、美食同好会でしたね。総合文化祭の研究発表では、裏山の植物に関しても研究の報告をされてたと思うのですが」
「はい。グリムが採ってきて食べてたものを記録してました」
「裏山で採れる食い物に、オレ様以上に詳しいヤツはいねぇんだゾ!」
自慢げに胸を張るグリムに、ジェイド先輩は微笑みを向ける。
「では、グリムくん。これらの山菜を持って、モストロ・ラウンジに行ってください」
その内容にグリムはきょとんとした顔になった。
「モストロ・ラウンジへ?」
「『学園付近の森で採取したから買い取って欲しい』『買い取ってくれないなら食堂へ持って行く』……とでも言って」
ジェイド先輩の提案に、シルバー先輩が首を傾げた。
「しかし食べられそうな山菜は見るからに少ない。食材に使えないのなら、アズールには買い取りを断られてしまいそうだが……」
「今回のターゲットはアズールではありません。……大丈夫。『僕』ならきっと飛びついてきますよ」
「本当かぁ~?」
「まぁ、本人がそう言うならそうなんでしょう。海草とか花には手をつけないで、キノコとか山菜ばっかり取ってきてるし」
「ああ、ユウさんはやはり察しが良い。現実に戻ったら『山を愛する会』との兼部を検討していただけないでしょうか」
「美食同好会で手一杯なのでお断りします」
「残念です」
ちゃんと言葉に伴った感情を露わにしつつ、しかししつこい勧誘をする気も無いようだ。されても入る気無いけど。
「僕はトレイン先生に用事を言いつけられて出てきた設定になってるんでしたね。グリムが裏山で山菜を見つけて、持ちきれないからちょうど見つけた僕に荷物持ちをさせた、みたいな感じなら大丈夫かな」
発見者はあくまでもグリム、って事で。
「それが良いでしょう。あとは呼び方ですね」
「……海の中だと呼び捨てにしてましたけど、ここでは幼なじみじゃないから変わってくるのでは?」
「いえ、きっと呼び捨てにしているでしょう。それを許されるぐらいの親しい間柄である、というのは価値がありますから」
なんか微妙に煙に巻かれた気がする。仕方ないけど。
「うう、正確には自分じゃないけど、自分を演じるってのも変な感じだなぁ」
清楚で可憐で大人しい、心優しい少年。
アーシェングロット先輩に恋をしていて、側近である二人とも親しく、一つの答えを得た存在。
元の世界の事など忘れて、愛する人と暮らす事を選んだ異世界人。
設定を反芻する。決して破れる事の無い薄皮一枚で、配役と自分を隔てる。
みんなから離れた瞬間から、僕は違う存在になる。
「……じゃあ、ちょっと行ってきます」