短編
名前・一人称の設定
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「暑い…まだ5月なのに…暑い…」
私はサニー号の甲板、木陰に寝そべりながら呟いた。
「こんな日差しの下でよく寝られるよねゾロは…さすがだとは思うけど、熱中症には気をつけてもらわないと…」
熱中症はほんとに頭痛くてしんどいからな。
そんなことを思いつつ、いびきをかきながら柵にもたれて昼寝をするゾロを見つめていると、不意に脳裏に浮かんだことがあった。
「いいこと考えた…!」
私はニヤリと笑った。
ゾロの元へそーっと近寄ると、頬をつんつんとつつく。
「ねえゾロ、起きて?」
「あ?なんだ?」
ゾロは右目を開けると、大きなあくびをしてから私の方を見る。
「ゾロ、“熱中症”ってゆーっくり言って?」
「なんでだよ」
「いいからいいから!」
「分かったよ…ねっ、ちゅー…」
そこまで言って、ゾロは口を閉じる。
「ほら早く言って?」
「そういうことかよ、ったく…」
ゾロは何かを理解したようにニヤッと笑うと、私の後頭部に手を添え、口付けてきた。
「っ…!!」
不意打ちのキスに、私は顔が赤くなるのが分かった。
「キスしたいなら、変な小細工してねェで初めからそう言えよ」
「うー…そうじゃなくて…たまにはゾロから言わせたかったんだもん…いっつもキスねだってるの私からな気がして…」
「そりゃ、そんなこと言うよりもさっさとキスした方が早ェからな」
ゾロはあっさりと言ってみせる。
「それは、そう、だけどさ…!」
ゾロのペースに乗せられてるようでなんだか悔しい。
「用がそれだけなら、おれはもう寝るけどいいか?」
「いい、よ…」
私がそう答えると、ゾロはもう一度私にキスをする。
そして、「おやすみ」と言うと再び目を閉じ、たちまちいびきをかき始めた。
「もう…ゾロのバカ…ほんと…まったく…」
そして、私もゾロのほほのあたりに口付ける。
「…大好き」
私はそう呟くと、ゾロに体を預けて目を閉じた。
私はサニー号の甲板、木陰に寝そべりながら呟いた。
「こんな日差しの下でよく寝られるよねゾロは…さすがだとは思うけど、熱中症には気をつけてもらわないと…」
熱中症はほんとに頭痛くてしんどいからな。
そんなことを思いつつ、いびきをかきながら柵にもたれて昼寝をするゾロを見つめていると、不意に脳裏に浮かんだことがあった。
「いいこと考えた…!」
私はニヤリと笑った。
ゾロの元へそーっと近寄ると、頬をつんつんとつつく。
「ねえゾロ、起きて?」
「あ?なんだ?」
ゾロは右目を開けると、大きなあくびをしてから私の方を見る。
「ゾロ、“熱中症”ってゆーっくり言って?」
「なんでだよ」
「いいからいいから!」
「分かったよ…ねっ、ちゅー…」
そこまで言って、ゾロは口を閉じる。
「ほら早く言って?」
「そういうことかよ、ったく…」
ゾロは何かを理解したようにニヤッと笑うと、私の後頭部に手を添え、口付けてきた。
「っ…!!」
不意打ちのキスに、私は顔が赤くなるのが分かった。
「キスしたいなら、変な小細工してねェで初めからそう言えよ」
「うー…そうじゃなくて…たまにはゾロから言わせたかったんだもん…いっつもキスねだってるの私からな気がして…」
「そりゃ、そんなこと言うよりもさっさとキスした方が早ェからな」
ゾロはあっさりと言ってみせる。
「それは、そう、だけどさ…!」
ゾロのペースに乗せられてるようでなんだか悔しい。
「用がそれだけなら、おれはもう寝るけどいいか?」
「いい、よ…」
私がそう答えると、ゾロはもう一度私にキスをする。
そして、「おやすみ」と言うと再び目を閉じ、たちまちいびきをかき始めた。
「もう…ゾロのバカ…ほんと…まったく…」
そして、私もゾロのほほのあたりに口付ける。
「…大好き」
私はそう呟くと、ゾロに体を預けて目を閉じた。