1章
名前・一人称の設定
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誰よりも驚いたのはナミだった。
机に両手をついて、勢いよく立ち上がる。
「だったら買い物もできないの?せっかく貯めてある貯金が全部パァになるってこと?」
「いや大丈夫だよ」
ふらっとが言うと、ナミは安心したように腰を下ろした。
「この前の島で手に入れたお宝、あるでしょ?あれを換金すればいいの!ああいうのは、こっちでも価値あるから…」
「なるほどな!じゃあ早速換金…」
「だからっ、ル」
「勝手に行動すんなってふらっとちゃんが言ってるだろうが!ちゃんと聞け!」
またもやルフィを止めようとしたふらっとだったが、今度はそれより早くサンジの蹴りがルフィの頭に落ちた。
「ありがとサンジくん。じゃ、気を付けなきゃいけないことなんだけど…」
ふらっとはここで一旦言葉を切り、みんなに言い聞かせるように言う。
「一番守ってほしいのは…何があっても、絶対に、“戦わない”こと」
「戦わない…?」
「うん。日本でそんなことしたら逮捕されちゃうから」
「捕まりそうになったらそいつ倒して逃げ出せばいいじゃねェか」
「んだから、それがダメなの!!!何があっても、絶対にダメ。向こうの世界での“平和な島”とか比にならないから」
それでも不思議そうな顔をしてるみんなに付け足す。
「だって…この世界では“海賊”って概念が違うんだもん…海軍もいないし」
「「「はあああ?」」」
呆れ、驚き顔のみんなにこれ以上説明するのは難しいと思い、ふらっとは話を変えることにした。
「とりあえず誰が行くか決めよう!」
しかし、それを決めるのも一筋縄ではいかず。
とりあえず近場の目立たないところに船を泊めて、話し合うことにした。
「ルフィは騒ぎを起こすからダメ、ゾロはすぐに迷子になるからダメ…」
「じゃあ私はだいじょ…」
「ナミちゃんはその髪目立つからダメ!」
「ヨホ、じゃあ」
「ガイコツなんてもってのほか!!!」
「ふらっとさん、手厳しい…」
ブルックはガッカリして机に突っ伏した。
「つまり…目立たない人がいいってことかしら?」
「そう。あ、ロビンちゃんは大丈夫」
「…基準は?」
「日本人は基本、黒目に黒髪だから…ロビンちゃんならまぁ目立たないかなって」
もっとも、とふらっとはロビンを見ながら言う。
「こんなに高身長で美人だったら別の意味で目立っちゃうけどね」
「お前の方が美人だぞ」
ゾロが間髪入れずに言い放つ。
「んなっ……!!い、今はそうじゃなくてっ」
ふらっとは顔を真っ赤にする。
ナミが軽くため息をつきながら言った。
「まーた惚気てる…」
「ゾ、ゾロのせいだからねっ」
ふらっとは頬を膨らませつつ話を続ける。
「だから、外に行けるのはロビンちゃんと…あと私も」
そういうと頭を一振り、髪の毛を黒色に変えた。
「だから…2人で行ってくるよ!換金と、買い物!」
机に両手をついて、勢いよく立ち上がる。
「だったら買い物もできないの?せっかく貯めてある貯金が全部パァになるってこと?」
「いや大丈夫だよ」
ふらっとが言うと、ナミは安心したように腰を下ろした。
「この前の島で手に入れたお宝、あるでしょ?あれを換金すればいいの!ああいうのは、こっちでも価値あるから…」
「なるほどな!じゃあ早速換金…」
「だからっ、ル」
「勝手に行動すんなってふらっとちゃんが言ってるだろうが!ちゃんと聞け!」
またもやルフィを止めようとしたふらっとだったが、今度はそれより早くサンジの蹴りがルフィの頭に落ちた。
「ありがとサンジくん。じゃ、気を付けなきゃいけないことなんだけど…」
ふらっとはここで一旦言葉を切り、みんなに言い聞かせるように言う。
「一番守ってほしいのは…何があっても、絶対に、“戦わない”こと」
「戦わない…?」
「うん。日本でそんなことしたら逮捕されちゃうから」
「捕まりそうになったらそいつ倒して逃げ出せばいいじゃねェか」
「んだから、それがダメなの!!!何があっても、絶対にダメ。向こうの世界での“平和な島”とか比にならないから」
それでも不思議そうな顔をしてるみんなに付け足す。
「だって…この世界では“海賊”って概念が違うんだもん…海軍もいないし」
「「「はあああ?」」」
呆れ、驚き顔のみんなにこれ以上説明するのは難しいと思い、ふらっとは話を変えることにした。
「とりあえず誰が行くか決めよう!」
しかし、それを決めるのも一筋縄ではいかず。
とりあえず近場の目立たないところに船を泊めて、話し合うことにした。
「ルフィは騒ぎを起こすからダメ、ゾロはすぐに迷子になるからダメ…」
「じゃあ私はだいじょ…」
「ナミちゃんはその髪目立つからダメ!」
「ヨホ、じゃあ」
「ガイコツなんてもってのほか!!!」
「ふらっとさん、手厳しい…」
ブルックはガッカリして机に突っ伏した。
「つまり…目立たない人がいいってことかしら?」
「そう。あ、ロビンちゃんは大丈夫」
「…基準は?」
「日本人は基本、黒目に黒髪だから…ロビンちゃんならまぁ目立たないかなって」
もっとも、とふらっとはロビンを見ながら言う。
「こんなに高身長で美人だったら別の意味で目立っちゃうけどね」
「お前の方が美人だぞ」
ゾロが間髪入れずに言い放つ。
「んなっ……!!い、今はそうじゃなくてっ」
ふらっとは顔を真っ赤にする。
ナミが軽くため息をつきながら言った。
「まーた惚気てる…」
「ゾ、ゾロのせいだからねっ」
ふらっとは頬を膨らませつつ話を続ける。
「だから、外に行けるのはロビンちゃんと…あと私も」
そういうと頭を一振り、髪の毛を黒色に変えた。
「だから…2人で行ってくるよ!換金と、買い物!」