6章 呪いにかけられても
名前・一人称の設定
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ルフィ達は、船を出ると真っ直ぐに島の南へと向かった。
すぐに、南の洞窟へとたどり着く。
下へ降りていく道を見つけ、早速そちらへ向かいかけたルフィを、ロビンが制した。
「待って。ふらっとが言っていたでしょ、『地上からの道があるだろう』って」
「でもそんなもん見当たらねェぞ?」
「あれじゃねェのか?」
双眼鏡を覗いていたウソップが指し示したのは、1キロほど先にある岩山だった。
一見普通の岩山だが、よく見ると窓のようにくり抜かれている箇所がいくつかある。
「あれだな!間違いねェ!ありがとうウソップ!」
ルフィはそう言うと、手近の岩に手をかけて、体を後ろに伸ばし始めた。
「そんじゃ、行くぞ!ゴムゴムの…」
「え、ちょっとルフィ!」
「待てよっ!」
ナミやウソップが慌てて止めるが、時すでに遅し。
「ロケット!!!」
勢いよく飛んで行った。
「なんともス〜パ〜な突撃方法だな!」
「呑気なこと言ってんじゃないわよ!あいつまで呪われて操られたらどうするの!」
「「「はっ…!確かに!」」」
ナミの言葉に、ルフィの単純さを思い出したクルー達は、慌てて後を追った。
数分後。
「遅いぞ、お前ら!」
「あんたが急に飛んでいくのが悪いのよ!」
ルフィが飛び込んでいったせいなのか、岩山の一部が壊れていた。
中を覗き込んでも、真っ暗でよく見えない。
「本当にここに人がいるのか?」
恐る恐る足を踏み入れる。
暗い通路が曲がりながら下へ下へと続いていた。
自分たちの足音だけが響く静けさ。
…やがて、通路の先がわずかに明るくなってきた。
角を曲がると、急に空間が開けた。
目の前にそびえるのは、ふらっとが見たのと同じ呪玉の塊だった。
しかし、見ている場所が違う。
地面から10mほど上、昨夜マレディが立っていたところよりもさらに上。
昨夜と違ってどこからか日の光が差しているお陰で、あちこちに同じようにベランダのように穴が開いているのが見て取れた。
「ここが、ふらっとが言っていた呪玉のある空間ね」
「あらウソップ、怖いの?」
「だだだ誰が怖いもんか!おれは勇敢なる海の戦士…」
「それにしては足が震えてるけど…」
「ギクッ!!」
「あれはなんだ?キラキラ光ってんぞ!」
「ちょっとルフィさん、危ないですよ…」
少し離れた地面に大きく光を放つものを見つけたルフィ。
ブルックの制止も聞かず、手を伸ばした。
「うし!掴んだ!」
勢いよく戻ってきたルフィの手には、ナイフが握られていた。
「これは…ふらっとが置いてきたって言ってたナイフね」
「まずはこれをぶっ壊せばいいんだな!」
「それならおれに任せろォ!」
ルフィの言葉に、フランキーが進み出た。
「呪われる石なんだろ?直接触って壊そうとするとなにが起こるか分からねェ!ってことで…」
「フランキー、お前まさか…!!」
「そのまさかだ!くれぐれも射程範囲内には入るなよ!フランキーラディカル…」
「「「うおおおぉぉぉぉ!!!」」」
「ビ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ム!!!!!!」
目を輝かせる男性陣。
その後ろで無反応のロビンとナミ。
みんなが見守る目の前で、フランキーが出したビームはナイフに当たり、粉々に破壊した。
「さすがフランキー!かっけェ!!」
「えぐっ、えぐっ…かっけェ…えぐっ…」
間近で見たビームに、 目をキラキラさせるウソップ。
ルフィに至っては、感動のあまり涙を流していた。
「無事破壊できたのはいいけれど…ちょっとやりすぎではないかしら?」
冷静なロビンの言葉に、みんなが揃ってビームの飛んでいった方向を見ると。
…ビームが呪玉の塊にも当たったのだろう、ガラガラと音を立てて崩れ始めるところだった。
すぐに、南の洞窟へとたどり着く。
下へ降りていく道を見つけ、早速そちらへ向かいかけたルフィを、ロビンが制した。
「待って。ふらっとが言っていたでしょ、『地上からの道があるだろう』って」
「でもそんなもん見当たらねェぞ?」
「あれじゃねェのか?」
双眼鏡を覗いていたウソップが指し示したのは、1キロほど先にある岩山だった。
一見普通の岩山だが、よく見ると窓のようにくり抜かれている箇所がいくつかある。
「あれだな!間違いねェ!ありがとうウソップ!」
ルフィはそう言うと、手近の岩に手をかけて、体を後ろに伸ばし始めた。
「そんじゃ、行くぞ!ゴムゴムの…」
「え、ちょっとルフィ!」
「待てよっ!」
ナミやウソップが慌てて止めるが、時すでに遅し。
「ロケット!!!」
勢いよく飛んで行った。
「なんともス〜パ〜な突撃方法だな!」
「呑気なこと言ってんじゃないわよ!あいつまで呪われて操られたらどうするの!」
「「「はっ…!確かに!」」」
ナミの言葉に、ルフィの単純さを思い出したクルー達は、慌てて後を追った。
数分後。
「遅いぞ、お前ら!」
「あんたが急に飛んでいくのが悪いのよ!」
ルフィが飛び込んでいったせいなのか、岩山の一部が壊れていた。
中を覗き込んでも、真っ暗でよく見えない。
「本当にここに人がいるのか?」
恐る恐る足を踏み入れる。
暗い通路が曲がりながら下へ下へと続いていた。
自分たちの足音だけが響く静けさ。
…やがて、通路の先がわずかに明るくなってきた。
角を曲がると、急に空間が開けた。
目の前にそびえるのは、ふらっとが見たのと同じ呪玉の塊だった。
しかし、見ている場所が違う。
地面から10mほど上、昨夜マレディが立っていたところよりもさらに上。
昨夜と違ってどこからか日の光が差しているお陰で、あちこちに同じようにベランダのように穴が開いているのが見て取れた。
「ここが、ふらっとが言っていた呪玉のある空間ね」
「あらウソップ、怖いの?」
「だだだ誰が怖いもんか!おれは勇敢なる海の戦士…」
「それにしては足が震えてるけど…」
「ギクッ!!」
「あれはなんだ?キラキラ光ってんぞ!」
「ちょっとルフィさん、危ないですよ…」
少し離れた地面に大きく光を放つものを見つけたルフィ。
ブルックの制止も聞かず、手を伸ばした。
「うし!掴んだ!」
勢いよく戻ってきたルフィの手には、ナイフが握られていた。
「これは…ふらっとが置いてきたって言ってたナイフね」
「まずはこれをぶっ壊せばいいんだな!」
「それならおれに任せろォ!」
ルフィの言葉に、フランキーが進み出た。
「呪われる石なんだろ?直接触って壊そうとするとなにが起こるか分からねェ!ってことで…」
「フランキー、お前まさか…!!」
「そのまさかだ!くれぐれも射程範囲内には入るなよ!フランキーラディカル…」
「「「うおおおぉぉぉぉ!!!」」」
「ビ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ム!!!!!!」
目を輝かせる男性陣。
その後ろで無反応のロビンとナミ。
みんなが見守る目の前で、フランキーが出したビームはナイフに当たり、粉々に破壊した。
「さすがフランキー!かっけェ!!」
「えぐっ、えぐっ…かっけェ…えぐっ…」
間近で見たビームに、 目をキラキラさせるウソップ。
ルフィに至っては、感動のあまり涙を流していた。
「無事破壊できたのはいいけれど…ちょっとやりすぎではないかしら?」
冷静なロビンの言葉に、みんなが揃ってビームの飛んでいった方向を見ると。
…ビームが呪玉の塊にも当たったのだろう、ガラガラと音を立てて崩れ始めるところだった。