5章 海軍基地へ
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ルフィの救出劇から少し経った穏やかなある日。
「えええええ????」
ニュース・クーから買った新聞を読んでいたナミが、大声を上げた。
「大丈夫ですかナミすわぁん!!」
「どうしたのナミちゃん!」
「敵襲か?」
次々とクルーが顔を出す。
みんなの目線の先、ナミの手には紙が握られていた。
「それって…手配書?もしかして、私の?」
ふらっとがワクワクしながら問いかける。
「うん、そうなんだけど…」
「見せてっ!」
何か言いたげなナミの手から手配書をひったくる。
「わぁ、見て、!かっこよく撮れてるよ!」
ふらっとは写真をみんなに見せる。
その写真に写るふらっとはうず目で鋭い目つき…戦闘中に撮られたのであろう、迫力満点だった。
「しかも、“魔女”だって!しっかり自己紹介した甲斐があった!」
ふふん、とどこか自慢げなふらっとに、ルフィ達3人も飛びつく。
「それでふらっと、いくらなんだ?」
「えーっとね、いち、じゅう、ひゃく…」
1桁ずつ数えていく。
「…せんまん、いちおく?いやいやそんなわけ…」
しかし、何回数えなおしても結果は同じ。
現実を受け入れるしかなかった。
「1億ベリー…」
「え?」
「私の懸賞金、1億ベリー…?」
「「「ええええ????」」」
ルフィ達3人が驚きの声を上げる。
「やっぱりそうよね?私が見間違えたのかと思ったけど…」
ナミももう一度数えながら言う。
どうやら、先ほどの大声は手配されていたことよりもその金額に驚いたからのようだ。
「なぜにこんなに高額…?私一体何をした…?」
「空飛んだ」
「魔法使った」
「ルフィ助けた」
3人が次々と答える。
「うんそりゃそうだけど…」
「…記事によると、危険視されたみたいね」
いつの間にか近くにいたロビンが、新聞を覗き込んで言った。
「危険視?」
「ええ。奇妙な魔法を使うこと。海楼石にも難なく触れていたので、能力者ではないのであろうこと。あと、海軍に捕まった人を助け出したと言うこと」
「でもあの海軍あまり強くなかったし…」
「そうね。でも、世間は海軍がそこまで弱いなんて思わないわ。あとは、“麦わらの一味”だということも一因ね」
「そっか。じゃあ、私の本当の強さ故の額じゃないのか…」
ふらっとはちょっと肩を落とす。
それでも賞金首になったことが嬉しくてたまらなかった。
「これで私も賞金首…!」
「なんで喜んでるのよ!益々狙われるようになるのよ!」
「狙われても負けないほど強くなればいいよ!」
「そうだよな!…ってことで!」
ルフィが満面の笑みで宣言する。
「ふらっとが賞金首になったことを祝って、今夜は宴だーー!」
「「「おーーーー!!!!」」」
(第5章 終)
「えええええ????」
ニュース・クーから買った新聞を読んでいたナミが、大声を上げた。
「大丈夫ですかナミすわぁん!!」
「どうしたのナミちゃん!」
「敵襲か?」
次々とクルーが顔を出す。
みんなの目線の先、ナミの手には紙が握られていた。
「それって…手配書?もしかして、私の?」
ふらっとがワクワクしながら問いかける。
「うん、そうなんだけど…」
「見せてっ!」
何か言いたげなナミの手から手配書をひったくる。
「わぁ、見て、!かっこよく撮れてるよ!」
ふらっとは写真をみんなに見せる。
その写真に写るふらっとはうず目で鋭い目つき…戦闘中に撮られたのであろう、迫力満点だった。
「しかも、“魔女”だって!しっかり自己紹介した甲斐があった!」
ふふん、とどこか自慢げなふらっとに、ルフィ達3人も飛びつく。
「それでふらっと、いくらなんだ?」
「えーっとね、いち、じゅう、ひゃく…」
1桁ずつ数えていく。
「…せんまん、いちおく?いやいやそんなわけ…」
しかし、何回数えなおしても結果は同じ。
現実を受け入れるしかなかった。
「1億ベリー…」
「え?」
「私の懸賞金、1億ベリー…?」
「「「ええええ????」」」
ルフィ達3人が驚きの声を上げる。
「やっぱりそうよね?私が見間違えたのかと思ったけど…」
ナミももう一度数えながら言う。
どうやら、先ほどの大声は手配されていたことよりもその金額に驚いたからのようだ。
「なぜにこんなに高額…?私一体何をした…?」
「空飛んだ」
「魔法使った」
「ルフィ助けた」
3人が次々と答える。
「うんそりゃそうだけど…」
「…記事によると、危険視されたみたいね」
いつの間にか近くにいたロビンが、新聞を覗き込んで言った。
「危険視?」
「ええ。奇妙な魔法を使うこと。海楼石にも難なく触れていたので、能力者ではないのであろうこと。あと、海軍に捕まった人を助け出したと言うこと」
「でもあの海軍あまり強くなかったし…」
「そうね。でも、世間は海軍がそこまで弱いなんて思わないわ。あとは、“麦わらの一味”だということも一因ね」
「そっか。じゃあ、私の本当の強さ故の額じゃないのか…」
ふらっとはちょっと肩を落とす。
それでも賞金首になったことが嬉しくてたまらなかった。
「これで私も賞金首…!」
「なんで喜んでるのよ!益々狙われるようになるのよ!」
「狙われても負けないほど強くなればいいよ!」
「そうだよな!…ってことで!」
ルフィが満面の笑みで宣言する。
「ふらっとが賞金首になったことを祝って、今夜は宴だーー!」
「「「おーーーー!!!!」」」
(第5章 終)