5章 海軍基地へ
名前・一人称の設定
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「うわぁっ!」
「うそっ」
もう氷溶けちゃったのかな、とふらっとが立ち上がる。
「おいふらっと、動くなよそんな足で…!怪我が酷くなるぞ!」
「大丈夫、これ以上酷くなりようがないから…それより早く逃げなきゃ」
「そうね!フランキー!」
「アーウ!こっちは準備OKだ!ブルック、そっちはどうだ!」
「こちらもコーラ樽セット完了しましたよ!」
サニー号後部へと、エネルギーが送られる。
「じゃあ逃げるぞ!“クー・ド・バースト”!!!」
サニー号は空高く飛び立った。
「わーい!!!」
風に髪をなびかせながら、ふらっとは無邪気な笑顔を浮かべる。
「空から来て、空へと逃げる…とても素敵じゃない?」
海軍基地がどんどん遠くなる。
しばらくすると、だんだん海面が近づいてきた。
「着水するぞ!しっかり捕まっとけ!」
着水の衝撃は片足を怪我しているふらっとにとっては予想外に大きくて、ふらっとよろめいた。
それを横から支える手が。
ふらっとはその人物の顔を見て目を大きく見開いた。
「…ゾ、ロっ!!!」
「…気を付けろ。怪我してんならちゃんとチョッパーに見せろよ」
「うん…」
そういえばこんなに近づくのってキスされた時以来だな…などとぼんやり思っていると、背中をバシッと叩かれた。チョッパーだ。
「だから言っただろ、ちゃんと診せろ、って!ゾロ、ありがとう」
いつの間に近くにいたのか、手早く救急箱を取り出しテキパキと怪我の様子を診始める。
「ふらっとこれって…無理矢理くっつけたのか?」
「だってどうすればいいのか分かんなかったし…」
「完全には治らねェぞ、これ!神経が切れてるし…」
「つまり、左足の感覚がなくなるってこと?」
「そうだ、麻痺してる。だから早く診せろって…!」
「ルフィの命と引き換えと考えたら安いもんだよ」
そう言うと、ぴょんっと立ち上がる。
「慣れれば大丈夫!」
ぴょこぴょこと立ち去ろうとする。
その後ろ姿に、ゾロが声をかけた。
「“鷹の目”が居たって?」
「あぁ…うん。ヒマつぶし、って言ってたよ…びっくりした。」
ゾロに話しかけられたことに今更ながら動揺しながら、目線だけを向けて答える。
「…そんなことよりも、おやつ食べてこよっと!魔力たっぷり使ったから体力補充だっ!」
サンジくーん、なんか作って!とキッチンに向かうふらっとの後ろ姿を、ゾロは無言で見つめていた。
「うそっ」
もう氷溶けちゃったのかな、とふらっとが立ち上がる。
「おいふらっと、動くなよそんな足で…!怪我が酷くなるぞ!」
「大丈夫、これ以上酷くなりようがないから…それより早く逃げなきゃ」
「そうね!フランキー!」
「アーウ!こっちは準備OKだ!ブルック、そっちはどうだ!」
「こちらもコーラ樽セット完了しましたよ!」
サニー号後部へと、エネルギーが送られる。
「じゃあ逃げるぞ!“クー・ド・バースト”!!!」
サニー号は空高く飛び立った。
「わーい!!!」
風に髪をなびかせながら、ふらっとは無邪気な笑顔を浮かべる。
「空から来て、空へと逃げる…とても素敵じゃない?」
海軍基地がどんどん遠くなる。
しばらくすると、だんだん海面が近づいてきた。
「着水するぞ!しっかり捕まっとけ!」
着水の衝撃は片足を怪我しているふらっとにとっては予想外に大きくて、ふらっとよろめいた。
それを横から支える手が。
ふらっとはその人物の顔を見て目を大きく見開いた。
「…ゾ、ロっ!!!」
「…気を付けろ。怪我してんならちゃんとチョッパーに見せろよ」
「うん…」
そういえばこんなに近づくのってキスされた時以来だな…などとぼんやり思っていると、背中をバシッと叩かれた。チョッパーだ。
「だから言っただろ、ちゃんと診せろ、って!ゾロ、ありがとう」
いつの間に近くにいたのか、手早く救急箱を取り出しテキパキと怪我の様子を診始める。
「ふらっとこれって…無理矢理くっつけたのか?」
「だってどうすればいいのか分かんなかったし…」
「完全には治らねェぞ、これ!神経が切れてるし…」
「つまり、左足の感覚がなくなるってこと?」
「そうだ、麻痺してる。だから早く診せろって…!」
「ルフィの命と引き換えと考えたら安いもんだよ」
そう言うと、ぴょんっと立ち上がる。
「慣れれば大丈夫!」
ぴょこぴょこと立ち去ろうとする。
その後ろ姿に、ゾロが声をかけた。
「“鷹の目”が居たって?」
「あぁ…うん。ヒマつぶし、って言ってたよ…びっくりした。」
ゾロに話しかけられたことに今更ながら動揺しながら、目線だけを向けて答える。
「…そんなことよりも、おやつ食べてこよっと!魔力たっぷり使ったから体力補充だっ!」
サンジくーん、なんか作って!とキッチンに向かうふらっとの後ろ姿を、ゾロは無言で見つめていた。