5章 海軍基地へ
名前・一人称の設定
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素早く飛び上がったふらっとは、誰にも気づかれることなく、処刑台のルフィの前へと降り立った。
「…ルフィ、目ェ覚ませ!助けに来た!」
「…ぐごー……」
ルフィはぐっすり眠りこけている。
この状況でなぜ起きないのか。
「おいルフィ…」
ふらっとがさらに声をかけようとしたその時。
「お前は誰だ」
横に立っていた男が銃を突きつけながら聞いてきた。
「… 私は麦わらの一味だ」
ふらっとは男を見る。
締まりのない体に、だらしのない顔。
無数に付いている勲章。
自分では戦わずにただ命令を出しているだけだというのが見て取れる。
おそらく、この男が自分勝手だと言う中将だろう。
「よくそんなんで新世界にいられるな…しかも中将…」
ふらっとは手に持った刀で銃を思いっきり弾く。
銃はあっという間に中将の手から離れ、何処かへ飛んでいった。
「じゃあルフィは返してもらうよ…二刀流“剣舞”…」
ふらっとが刀を構えたのを見て、中将はたじろぐ。
「ま、まってくれ…」
「誰が待つか…“白虎”!!!」
中将は吹き飛ばされ、下へと落ちていった。
「はぁルフィ…手錠、外すぞ」
ふらっとは髪の毛をカギの形にして、難なく手錠を開ける。
それと同時に、ルフィが目を開けた。
「…ん?ふらっと?」
「おうルフィ、目ェ覚めたか」
そう言うとふらっとは、有無を言わさずルフィを抱えた。
「うし、じゃ、逃げるぞ」
状況がいまいち把握できていないルフィを抱えたまま飛び立つ。
そこへ、下から声が聞こえてきた。
「“麦わら”と仲間が逃げるぞ!撃ち落とせ!」
さっきの中将だった。
寝転んだまま、叫んでいる。
「あの野郎、こっから落ちたのに意識あんのかよ…タフさだけは中将だな」
「おいふらっと、おれも…」
ルフィが戦う意思を見せたが、ふらっとは首を振った。
「大丈夫だ、大人しく私に掴まっとけ」
そう言うと、刀を構える。
「おい!さっき、私が何者かって聞いたな!見せてやるよ、私の“魔法”‼︎」
刀に魔力を込める。
「《リーフソード》」
刀が深緑色に輝いた。
「くらえっ…《リーフストーム》!!!」
呪文と共に刀を振り抜くと、草木をもなぎ倒すような風が吹き荒れた。
海軍達はその風に巻き込まれ、飛ばされてその場にバタバタと倒れていく。
「うおぉぉ!ふらっとすげェ!」
ふらっとに抱えられたままのルフィが目を輝かせる。
「よし、この風にのってさっさとサニーに戻るぞ!」
そして、下で戦っている皆にも声をかける。
「ルフィは無事に救出した!てめェらも船に戻れ!」
「…ルフィ、目ェ覚ませ!助けに来た!」
「…ぐごー……」
ルフィはぐっすり眠りこけている。
この状況でなぜ起きないのか。
「おいルフィ…」
ふらっとがさらに声をかけようとしたその時。
「お前は誰だ」
横に立っていた男が銃を突きつけながら聞いてきた。
「… 私は麦わらの一味だ」
ふらっとは男を見る。
締まりのない体に、だらしのない顔。
無数に付いている勲章。
自分では戦わずにただ命令を出しているだけだというのが見て取れる。
おそらく、この男が自分勝手だと言う中将だろう。
「よくそんなんで新世界にいられるな…しかも中将…」
ふらっとは手に持った刀で銃を思いっきり弾く。
銃はあっという間に中将の手から離れ、何処かへ飛んでいった。
「じゃあルフィは返してもらうよ…二刀流“剣舞”…」
ふらっとが刀を構えたのを見て、中将はたじろぐ。
「ま、まってくれ…」
「誰が待つか…“白虎”!!!」
中将は吹き飛ばされ、下へと落ちていった。
「はぁルフィ…手錠、外すぞ」
ふらっとは髪の毛をカギの形にして、難なく手錠を開ける。
それと同時に、ルフィが目を開けた。
「…ん?ふらっと?」
「おうルフィ、目ェ覚めたか」
そう言うとふらっとは、有無を言わさずルフィを抱えた。
「うし、じゃ、逃げるぞ」
状況がいまいち把握できていないルフィを抱えたまま飛び立つ。
そこへ、下から声が聞こえてきた。
「“麦わら”と仲間が逃げるぞ!撃ち落とせ!」
さっきの中将だった。
寝転んだまま、叫んでいる。
「あの野郎、こっから落ちたのに意識あんのかよ…タフさだけは中将だな」
「おいふらっと、おれも…」
ルフィが戦う意思を見せたが、ふらっとは首を振った。
「大丈夫だ、大人しく私に掴まっとけ」
そう言うと、刀を構える。
「おい!さっき、私が何者かって聞いたな!見せてやるよ、私の“魔法”‼︎」
刀に魔力を込める。
「《リーフソード》」
刀が深緑色に輝いた。
「くらえっ…《リーフストーム》!!!」
呪文と共に刀を振り抜くと、草木をもなぎ倒すような風が吹き荒れた。
海軍達はその風に巻き込まれ、飛ばされてその場にバタバタと倒れていく。
「うおぉぉ!ふらっとすげェ!」
ふらっとに抱えられたままのルフィが目を輝かせる。
「よし、この風にのってさっさとサニーに戻るぞ!」
そして、下で戦っている皆にも声をかける。
「ルフィは無事に救出した!てめェらも船に戻れ!」