5章 海軍基地へ
名前・一人称の設定
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麦わらの一味は、サニー号を降りると一斉に海軍へと突っ込んでいった。
「む、麦わらの一味です!攻めてきました!」
「“黒縄・大龍巻!!”」
「“悪魔風脚 焼鉄鍋 スペクトル!!”」
ゾロとサンジ、他のみんなも次々と海軍を倒していく。
しかし、仮にも海軍。
一度に全滅、とはいかなかった。
そして、麦わらの一味はいつでも逃げられるようにあまり前に進もうとしなかったため、傍目には海軍が押しているように見える。
その間をすり抜けていく人影が、一つ。
「二刀流“剣舞”…!朱雀!」
ふらっとだった。
ただ1人、ひたすらに処刑台へとひた走る。
目立たぬように、立ち塞がる敵を倒していった。
いきなり、目の前に斬撃が飛んできた。ふらっとは跳ねてそれを避ける。
相手に斬りかかろうとしたところで、はっと目を見開いた。
「てめェは…ミホーク!なぜここにいる…!」
そう、あの“鷹の目”ミホークが、何故かいたのだ。
戦場の、ど真ん中に。
(まさか、ここには他にも七武海が…)
「…ヒマつぶし」
「はァ⁈」
「近くを通りかかったら、麦わらのルフィがここに捕まっていると聞いてな。一悶着あるだろうと思って待っていたのだが…」
「くっ…悪ィが、今てめェに構ってる暇はねェ。逃げさせてもらうぞ」
そう言うと、ふらっとは背を向けて駆け出した。
(冗談じゃねェ…!今はルフィを助け出すことが先決だ。あいつと刀を交えてる暇は…っっ!!)
不意に左足に鋭い痛みが走った。
そのまま、バランスを崩して転ぶ。
「つっ…!」
顔を上げると目の前に転がっていたのは。
足。
訳がわからず、痛む自分の左足を見ると。
膝から下が無かった。
「…!!!!」
あまりの衝撃に動けずにいると、また斬撃が飛んできた。
とっさに手に持った刀で弾き返す。
「…そうだよな、戦わずに逃げ出すんだ、これくらいの代償払わねェと…」
そう言うと目の前に落ちた自分の足を持って立ち上がった。
「…《フリーズ》」
魔法で無理やりくっつけ直す。
なんとかバランスをとることができた。
「…これ以上グダグダしてらんねェな」
顔を上げると、処刑台はもう目の前。
「仕方ねェ…行くか」
そう言うと、羽をはやして大きく飛び上がった。
「む、麦わらの一味です!攻めてきました!」
「“黒縄・大龍巻!!”」
「“悪魔風脚 焼鉄鍋 スペクトル!!”」
ゾロとサンジ、他のみんなも次々と海軍を倒していく。
しかし、仮にも海軍。
一度に全滅、とはいかなかった。
そして、麦わらの一味はいつでも逃げられるようにあまり前に進もうとしなかったため、傍目には海軍が押しているように見える。
その間をすり抜けていく人影が、一つ。
「二刀流“剣舞”…!朱雀!」
ふらっとだった。
ただ1人、ひたすらに処刑台へとひた走る。
目立たぬように、立ち塞がる敵を倒していった。
いきなり、目の前に斬撃が飛んできた。ふらっとは跳ねてそれを避ける。
相手に斬りかかろうとしたところで、はっと目を見開いた。
「てめェは…ミホーク!なぜここにいる…!」
そう、あの“鷹の目”ミホークが、何故かいたのだ。
戦場の、ど真ん中に。
(まさか、ここには他にも七武海が…)
「…ヒマつぶし」
「はァ⁈」
「近くを通りかかったら、麦わらのルフィがここに捕まっていると聞いてな。一悶着あるだろうと思って待っていたのだが…」
「くっ…悪ィが、今てめェに構ってる暇はねェ。逃げさせてもらうぞ」
そう言うと、ふらっとは背を向けて駆け出した。
(冗談じゃねェ…!今はルフィを助け出すことが先決だ。あいつと刀を交えてる暇は…っっ!!)
不意に左足に鋭い痛みが走った。
そのまま、バランスを崩して転ぶ。
「つっ…!」
顔を上げると目の前に転がっていたのは。
足。
訳がわからず、痛む自分の左足を見ると。
膝から下が無かった。
「…!!!!」
あまりの衝撃に動けずにいると、また斬撃が飛んできた。
とっさに手に持った刀で弾き返す。
「…そうだよな、戦わずに逃げ出すんだ、これくらいの代償払わねェと…」
そう言うと目の前に落ちた自分の足を持って立ち上がった。
「…《フリーズ》」
魔法で無理やりくっつけ直す。
なんとかバランスをとることができた。
「…これ以上グダグダしてらんねェな」
顔を上げると、処刑台はもう目の前。
「仕方ねェ…行くか」
そう言うと、羽をはやして大きく飛び上がった。