5章 海軍基地へ
名前・一人称の設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
一昼夜航海して、もうそろそろ海軍基地が見えてこようかという頃。
ふらっとが不意に口を開いた。
「このまま進んでいいのかなぁ…」
「どういうこと?」
隣にいたナミが聞き返す。
「…このまま突っ込んでも、海軍の思うつぼだよね…」
「そうねぇ」
「アーウ!じゃあ、空飛ぶか?」
「へ?」
「クー・ド・バーストだ!」
「あ、そっか!」
そう言うとふらっとはキッチンの前から芝生に飛び降り、フランキーの元へと駆け寄る。
「…でもそうすると、万が一帰りに逃げる時は大丈夫なの?」
「大丈夫だ、コーラはたっぷりストックしてあるぜ!」
「そっか…じゃあ、飛ぼう!!」
ふらっとは満面の笑みで言った。
「ちょうど1キロ前から飛んで、上からどーんって落下すればいいんだよ!海軍もびっくり!」
「なんかふらっと、テンション高くねェか?」
ウソップがコーラ樽を準備しつつ言った。
「だってなんかワクワクするんだもん!」
ふらっとはその場でくるくると回りながら言う。
「ルフィが捕まったのは心配だったけど…でもみんながいるから助けられるって信じてるから!」
そんな感じで談笑していると、チョッパーの声が聞こえてきた。
「コーラ樽セット完了!」
「アーウ!こっちもスタンバイオッケーだ!ナミ、いつでも飛べるぜ!」
「ええ!もう飛んでいいわよ!ちょうどいい感じに行けるはず!」
「じゃあ行くぜ!野郎ども、しっかり捕まっとけ!3!2!1…クー・ド・バースト!!!」
「「「わあぁぁぁい!!」」」
「レディ達は僕がお守りします〜!」
「いやサンジくん、私はだいじょぶ!」
ふらっとは落ちないよう、髪の毛を使ってしっかり柵に絡みついていた。
サニー号は、どんどん飛ぶ。
建物が見えてきたと思うと、一気に水面に叩きつけられた。
大きな波が立って、甲板にいた皆はたっぷり水を浴びる。
「きゃあ!びしょ濡れだ…」
顔を上げると、そこにあったのはたくさんの小さめな軍艦。
そして、これまたたくさんの、しかしどこか弱そうな海軍達。
…そして、遠くの処刑台に括り付けられているのは。
「ルフィ!助けに来たぞ…ってあいつ寝てるし⁈」
見事なウソップのツッコミが入る。
「睡眠薬の効果が切れてないのかもな…」
食事に混ぜられていた睡眠薬はとても多かったみたいで、チョッパー曰く、このまま目覚めなくてもおかしくないと。
「まぁ、ルフィだからそんなことねェと思うけど…」
「ぐだぐだ話しててもしょうがねェ。さっさと助けに行くぞ!ふらっと、準備はできたか!」
「…あァ、いつでもオッケーだ」
ゾロの呼びかけに、目をうず目にしたふらっとが答えた。
「お前が一番重要だ。絶対失敗すんなよ」
「分かってる、任せとけ。ぜってェ助ける!」
ふらっとが不意に口を開いた。
「このまま進んでいいのかなぁ…」
「どういうこと?」
隣にいたナミが聞き返す。
「…このまま突っ込んでも、海軍の思うつぼだよね…」
「そうねぇ」
「アーウ!じゃあ、空飛ぶか?」
「へ?」
「クー・ド・バーストだ!」
「あ、そっか!」
そう言うとふらっとはキッチンの前から芝生に飛び降り、フランキーの元へと駆け寄る。
「…でもそうすると、万が一帰りに逃げる時は大丈夫なの?」
「大丈夫だ、コーラはたっぷりストックしてあるぜ!」
「そっか…じゃあ、飛ぼう!!」
ふらっとは満面の笑みで言った。
「ちょうど1キロ前から飛んで、上からどーんって落下すればいいんだよ!海軍もびっくり!」
「なんかふらっと、テンション高くねェか?」
ウソップがコーラ樽を準備しつつ言った。
「だってなんかワクワクするんだもん!」
ふらっとはその場でくるくると回りながら言う。
「ルフィが捕まったのは心配だったけど…でもみんながいるから助けられるって信じてるから!」
そんな感じで談笑していると、チョッパーの声が聞こえてきた。
「コーラ樽セット完了!」
「アーウ!こっちもスタンバイオッケーだ!ナミ、いつでも飛べるぜ!」
「ええ!もう飛んでいいわよ!ちょうどいい感じに行けるはず!」
「じゃあ行くぜ!野郎ども、しっかり捕まっとけ!3!2!1…クー・ド・バースト!!!」
「「「わあぁぁぁい!!」」」
「レディ達は僕がお守りします〜!」
「いやサンジくん、私はだいじょぶ!」
ふらっとは落ちないよう、髪の毛を使ってしっかり柵に絡みついていた。
サニー号は、どんどん飛ぶ。
建物が見えてきたと思うと、一気に水面に叩きつけられた。
大きな波が立って、甲板にいた皆はたっぷり水を浴びる。
「きゃあ!びしょ濡れだ…」
顔を上げると、そこにあったのはたくさんの小さめな軍艦。
そして、これまたたくさんの、しかしどこか弱そうな海軍達。
…そして、遠くの処刑台に括り付けられているのは。
「ルフィ!助けに来たぞ…ってあいつ寝てるし⁈」
見事なウソップのツッコミが入る。
「睡眠薬の効果が切れてないのかもな…」
食事に混ぜられていた睡眠薬はとても多かったみたいで、チョッパー曰く、このまま目覚めなくてもおかしくないと。
「まぁ、ルフィだからそんなことねェと思うけど…」
「ぐだぐだ話しててもしょうがねェ。さっさと助けに行くぞ!ふらっと、準備はできたか!」
「…あァ、いつでもオッケーだ」
ゾロの呼びかけに、目をうず目にしたふらっとが答えた。
「お前が一番重要だ。絶対失敗すんなよ」
「分かってる、任せとけ。ぜってェ助ける!」