5章 海軍基地へ
名前・一人称の設定
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「ロビン、もう一回話して?」
「だから…私がお城の中を歩いていたら、バルコニーで顔を真っ赤にしてへたり込んでるふらっとを見つけたのよ。その前にゾロとすれ違った…それだけよ」
「もっと詳しく」
「それは、本人に聞いたほうがいいんじゃない?」
2人の視線が、揃ってベッドの上で膝を抱えて蹲っているふらっとの方を向く。
海の上、サニー号の女部屋だった。
ふらっとはあの後ロビンに見つかり、宴をしていた広間へと連れて行ってもらったのだ。
その夜の内に、一味は島を出た。
ナミは自分のベッドの上で、島民にもらったお宝を仕分けている。
宴の最中にいなくなったと思ったら、真っ赤になって帰ってきたふらっとに何があったのか興味津々だった。
「ねぇ、何があったの?」
「何にもないよ…」
「隠したって無駄よ〜そんなに赤くなっちゃって、バレバレなんだから」
「うぅ…」
なかなか話そうとしなかったふらっとだったが、やがて観念したように顔を上げた。
「……ス……れた…」
「ん?聞こえないわよ?」
「ゾロにキスされたのっ…!」
それだけ言うと、顔を両手で覆ってベッドにゴロリと転がった。
「もうやだ…恥ずかしい…」
「あら、嬉しくないの?」
「嬉し…なんかよくわかんない…だってこんなこと初めてだし…」
顔を覆ったまま左右にゴロゴロと転がる。
「ふふ、見るからに嬉しそうだけどね」
「で?そのあとはどうするの?」
「そのあと?」
「ほら、ゾロと付き合う…とか」
「付き合…っ……!」
その言葉に驚きベッドから転がり落ちる。
床にぶつけた頭を撫でつつ身を起こした。
「いてて…そ、そんなこと無理だよ…」
「無理?なんで?」
「だって…酔ってたのかもしれないし…ゾロが私なんかのこと好きになるはずないし…」
自分の言葉に大きく頷いた。
「うんそうだよ!きっと酔ってた!いくらゾロでも、すんごい強いお酒のせいで少し酔ってたんだ!!」
自分で無理やり結論づけて、話を切り上げようとする。
「この話はもう終わり!外行ってくる!!」
そう言って立ち上がると、ドアを開け甲板へ出て行った。
「だから…私がお城の中を歩いていたら、バルコニーで顔を真っ赤にしてへたり込んでるふらっとを見つけたのよ。その前にゾロとすれ違った…それだけよ」
「もっと詳しく」
「それは、本人に聞いたほうがいいんじゃない?」
2人の視線が、揃ってベッドの上で膝を抱えて蹲っているふらっとの方を向く。
海の上、サニー号の女部屋だった。
ふらっとはあの後ロビンに見つかり、宴をしていた広間へと連れて行ってもらったのだ。
その夜の内に、一味は島を出た。
ナミは自分のベッドの上で、島民にもらったお宝を仕分けている。
宴の最中にいなくなったと思ったら、真っ赤になって帰ってきたふらっとに何があったのか興味津々だった。
「ねぇ、何があったの?」
「何にもないよ…」
「隠したって無駄よ〜そんなに赤くなっちゃって、バレバレなんだから」
「うぅ…」
なかなか話そうとしなかったふらっとだったが、やがて観念したように顔を上げた。
「……ス……れた…」
「ん?聞こえないわよ?」
「ゾロにキスされたのっ…!」
それだけ言うと、顔を両手で覆ってベッドにゴロリと転がった。
「もうやだ…恥ずかしい…」
「あら、嬉しくないの?」
「嬉し…なんかよくわかんない…だってこんなこと初めてだし…」
顔を覆ったまま左右にゴロゴロと転がる。
「ふふ、見るからに嬉しそうだけどね」
「で?そのあとはどうするの?」
「そのあと?」
「ほら、ゾロと付き合う…とか」
「付き合…っ……!」
その言葉に驚きベッドから転がり落ちる。
床にぶつけた頭を撫でつつ身を起こした。
「いてて…そ、そんなこと無理だよ…」
「無理?なんで?」
「だって…酔ってたのかもしれないし…ゾロが私なんかのこと好きになるはずないし…」
自分の言葉に大きく頷いた。
「うんそうだよ!きっと酔ってた!いくらゾロでも、すんごい強いお酒のせいで少し酔ってたんだ!!」
自分で無理やり結論づけて、話を切り上げようとする。
「この話はもう終わり!外行ってくる!!」
そう言って立ち上がると、ドアを開け甲板へ出て行った。