4章 戻ってきて!
名前・一人称の設定
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翌日。
麦わらの一味を迎えにきたのは、トウェルだった。
「みなさん、再びお城へお連れいたします。」
「トウェル。ふらっと…じゃなくて、サティがどこにいるか知ってる?」
ロビンの問いかけに、トウェルは首を振る。
「いいえ、昨日からずっと帰っていなくて…みなさんは、会いましたか?」
「そんな無駄話はいいから、さっさとこいつらを城へ連れて行くんだ」
いきなり、森から人影が現れる。
みんなは臨戦態勢をとったが…
「オーネ」
トウェルが名前を呼んだことで、警戒を解いた。
「お前たちはほんとにトロくさいんだから。エルベは朝寝坊、サティに至っては部屋に帰っていないって?」
「ごめんなさい…」
「謝ってる暇があるなら、早く連れてきな!」
てくてく歩いて、再び城へと入る。
幸い、昨日ゾロが開けた穴は気づかれていないようだった。
城の中をさらに歩いて、昨日と同じ広間に通された。
昨日と同じく玉座にどっしり構えるジェロ。
脇に控える、トウェルとエルベ。
「まずそなたらに聞きたいのだが…」
ジェロが肘を肘掛につき気怠そうに口を開いた。
「サティを、どこにやった」
「どこにもやってねェ!」
「おかしいな。昨日から見当たらぬのだが。そなたたちが仲間だのなんだの言っていたからてっきり…」
言いかけ、ふっと微笑む。
「まぁ、そなたらみたいな奴らがそんなことできるわけないか」
馬鹿にしたように笑い、玉座から降りようとしたとき。
「─それ以上、近寄るな」
──────ドゴォ…ン
声と共に、玉座の背後の壁が崩れた。
大量の砂埃が巻き起こる。
その後ろに見えたのは。
刀を構えたふらっとの姿。
以前と同じ格好、髪型。
しかし、瞳はうずまいている。
「サ、サティ、どうした。随分乱暴な登場の仕方だな。今までどこに行っていたんだ」
焦るジェロを睨みつけて言った。
「私はふらっと。サティなんていう名前じゃねェ。麦わらの一味の、魔女だ」
そして、と付け加える。
「歌姫だ…不本意だが」
輝き渦巻く瞳、顰められた眉、ひき結んだ口、そしていつもよりもずっと低い声。
また違う雰囲気のふらっとをサンジが心配して話しかけた。
「ふらっとちゃん、大丈夫…?」
「大丈夫だ…今は“戦闘モード”だ」
そして、ジェロを睨みつける。
「私の仲間、馬鹿にすんじゃねェよ!」
「うおぉぉ!!ふらっと、かっけーー!!」
ルフィ達が目を輝かせた。
麦わらの一味を迎えにきたのは、トウェルだった。
「みなさん、再びお城へお連れいたします。」
「トウェル。ふらっと…じゃなくて、サティがどこにいるか知ってる?」
ロビンの問いかけに、トウェルは首を振る。
「いいえ、昨日からずっと帰っていなくて…みなさんは、会いましたか?」
「そんな無駄話はいいから、さっさとこいつらを城へ連れて行くんだ」
いきなり、森から人影が現れる。
みんなは臨戦態勢をとったが…
「オーネ」
トウェルが名前を呼んだことで、警戒を解いた。
「お前たちはほんとにトロくさいんだから。エルベは朝寝坊、サティに至っては部屋に帰っていないって?」
「ごめんなさい…」
「謝ってる暇があるなら、早く連れてきな!」
てくてく歩いて、再び城へと入る。
幸い、昨日ゾロが開けた穴は気づかれていないようだった。
城の中をさらに歩いて、昨日と同じ広間に通された。
昨日と同じく玉座にどっしり構えるジェロ。
脇に控える、トウェルとエルベ。
「まずそなたらに聞きたいのだが…」
ジェロが肘を肘掛につき気怠そうに口を開いた。
「サティを、どこにやった」
「どこにもやってねェ!」
「おかしいな。昨日から見当たらぬのだが。そなたたちが仲間だのなんだの言っていたからてっきり…」
言いかけ、ふっと微笑む。
「まぁ、そなたらみたいな奴らがそんなことできるわけないか」
馬鹿にしたように笑い、玉座から降りようとしたとき。
「─それ以上、近寄るな」
──────ドゴォ…ン
声と共に、玉座の背後の壁が崩れた。
大量の砂埃が巻き起こる。
その後ろに見えたのは。
刀を構えたふらっとの姿。
以前と同じ格好、髪型。
しかし、瞳はうずまいている。
「サ、サティ、どうした。随分乱暴な登場の仕方だな。今までどこに行っていたんだ」
焦るジェロを睨みつけて言った。
「私はふらっと。サティなんていう名前じゃねェ。麦わらの一味の、魔女だ」
そして、と付け加える。
「歌姫だ…不本意だが」
輝き渦巻く瞳、顰められた眉、ひき結んだ口、そしていつもよりもずっと低い声。
また違う雰囲気のふらっとをサンジが心配して話しかけた。
「ふらっとちゃん、大丈夫…?」
「大丈夫だ…今は“戦闘モード”だ」
そして、ジェロを睨みつける。
「私の仲間、馬鹿にすんじゃねェよ!」
「うおぉぉ!!ふらっと、かっけーー!!」
ルフィ達が目を輝かせた。