4章 戻ってきて!
名前・一人称の設定
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「サティ…さんと言ったかしら。これはどこへ向かっているの?」
ロビンがそう問いかけたのは、どんどん森の奥深くへ向かっているからだった。
「ボスの城へ向かっている」
それだけ答えると、またすぐに前を向いてずんずんと進む。
しばらく進むと、いきなり目の前が開けた。
目の前に、とても高い壁が立っている。
「こっちだ」
右に曲がり、壁にそって歩き出した。
どうやらサニー号が着いたのは島の裏側だったようだ。
一回、二回と角を曲がり、またしばらく歩くと左手に大きな門が見えてきた。
「大門を開けてくれ」
門の横のドアを叩いてそう言うと、上部の小窓が開いた。
1人の少女が顔を出す。
「あら、サティ。どうかした?」
「エルベか。門を開けてくれないか。島に上陸した者達を連れてきた」
「お客様ね。分かったわ」
ギィ…と音を立てながら門が開いた。
「ボスは今どこにいる?」
「書斎にいると思うわ」
エルベと呼ばれた少女はそう答えた。
「広間に呼ぶよう、トウェルに伝えておくわね」
「悪いな」
「いえいえ…でも羨ましいわ」
「何がだ」
「ボスに会いに行けるの」
「なんだ、そんなことか…一緒についてくるか?」
「いいの?」
エルベは笑顔を浮かべた。
「あ、でも、門番の仕事…」
「少しぐらいいいだろ。なんかあったら私も一緒に謝ってやる」
「ふふ、サティ、ありがとう」
「じゃあ行くか」
そう言って一味の方を振り向いた。
「全員いるな…8人か。はぐれずに着いて来いよ。森の中は一本道だったが、この城は迷路のように複雑だから」
…ここに来るまでに迷子になる人などいないと思ったのだが。
「…ゾロ、いねェよな…」
「あんのマリモ…また迷子に…」
「何をこそこそ話している。さっさと着いて来い」
…ゾロのことはひとまず放っておくことにして、一味は庭を横切り、城の奥へと進んだ。
ロビンがそう問いかけたのは、どんどん森の奥深くへ向かっているからだった。
「ボスの城へ向かっている」
それだけ答えると、またすぐに前を向いてずんずんと進む。
しばらく進むと、いきなり目の前が開けた。
目の前に、とても高い壁が立っている。
「こっちだ」
右に曲がり、壁にそって歩き出した。
どうやらサニー号が着いたのは島の裏側だったようだ。
一回、二回と角を曲がり、またしばらく歩くと左手に大きな門が見えてきた。
「大門を開けてくれ」
門の横のドアを叩いてそう言うと、上部の小窓が開いた。
1人の少女が顔を出す。
「あら、サティ。どうかした?」
「エルベか。門を開けてくれないか。島に上陸した者達を連れてきた」
「お客様ね。分かったわ」
ギィ…と音を立てながら門が開いた。
「ボスは今どこにいる?」
「書斎にいると思うわ」
エルベと呼ばれた少女はそう答えた。
「広間に呼ぶよう、トウェルに伝えておくわね」
「悪いな」
「いえいえ…でも羨ましいわ」
「何がだ」
「ボスに会いに行けるの」
「なんだ、そんなことか…一緒についてくるか?」
「いいの?」
エルベは笑顔を浮かべた。
「あ、でも、門番の仕事…」
「少しぐらいいいだろ。なんかあったら私も一緒に謝ってやる」
「ふふ、サティ、ありがとう」
「じゃあ行くか」
そう言って一味の方を振り向いた。
「全員いるな…8人か。はぐれずに着いて来いよ。森の中は一本道だったが、この城は迷路のように複雑だから」
…ここに来るまでに迷子になる人などいないと思ったのだが。
「…ゾロ、いねェよな…」
「あんのマリモ…また迷子に…」
「何をこそこそ話している。さっさと着いて来い」
…ゾロのことはひとまず放っておくことにして、一味は庭を横切り、城の奥へと進んだ。