1章 10人目の麦わらの一味
名前・一人称の設定
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サニー号では、
いつもの光景が繰り広げられていた。
ルフィ、チョッパー、ウソップは
仲良く釣りの真っ最中。
「なんか釣れたかー…?」
「いや、なんも釣れねェ…」
何にも釣れないので、飽きてきたルフィとチョッパー。そんな中、ウソップの釣竿に大物がかかったようだ。
「うぉ、なんかかかったぞ!!」
「スゲェ!さすがウソップ!」
チョッパーは目をキラキラさせて喜ぶ。
「だろ?オレ様の手にかかれば…
って、ああぁぁ!!」
ウソップが自慢げに言うと、魚が暴れ出した。
慌てる2人と1匹の手をすり抜け、海へと飛び込んだ。
「逃げられたじゃねェかよォ!
せっかくウマい魚食えると思ったのに…」
大きな魚を取り逃し、ルフィはがっくりと肩を落とした。
そこへバイオリンを持ったブルックがやってきた。
「残念でしたね、ウソップさん…。
そんな時は! 元気に歌いましょう!!
ヨホホホ!!!」
落ち込んだ3人を、陽気に励ます。
「アーウ! 楽しそうだな、おれも混ぜてくれぃ!」
近くにいたフランキーも寄ってきた。
さっきまで落ち込んでた気分はどこへやら、みんなでわいわい歌い出した。
ナミとロビンはパラソルの下でのんびり。
「次の島へはあとどのくらいで着くのかしら?」
「うーんそうねぇ…」
ナミが海図を広げたところへ、サンジがグラスを持ってやってきた。
「ナッミすゎ〜ん!ロビンちゅゎ〜ん!
特製ドリンクができました〜」
「ありがと、サンジ君!」
ナミは笑顔でそれを受け取る。
今日のドリンクは、とれたてのオレンジで作った新鮮オレンジジュースだ。
「ナミさんのご要望ならなんなりと」
「…うるせェラブコック」
昼寝をしていたゾロが目を開けて言った。
「あァ?んだとこのクソマリモ!!」
いつものようにケンカになる2人。
…と、その2人が不意に空を見上げた。
不思議に思ったナミは、何があったのか問いかける。
「どしたの?ゾロ、サンジ君」
「いや、なんか空から妙な気配が
したもんで…」
歌っていたルフィも、同じく空を見上げた。
「て、敵襲かっっ??」
ウソップが及び腰になりながら言う。
「いや、そんな気配じゃねェ…」
何かが、上から落ちてくる。
「な、なんだ、あれ!」
人だ。ものすごい速さで落ちてくる。
「空から落ちてくるとは…
まさか天使⁈」
目をハートにしているサンジを横目にナミはゾロに言った。
「ちょ…ゾ、ゾロ、あんたの真上よ、しっかり受け止めて!」
「はァ?…わーったよ…」
どちらにしろ避けるわけにはいかないので、
がっしりと受け止める。
目が微かに開いていたような気がしたが、
気のせいだったか。
白い肌、綺麗な髪、長い睫毛…
年の頃は二十歳になったかどうかというほどの。
少女、だった。
いつもの光景が繰り広げられていた。
ルフィ、チョッパー、ウソップは
仲良く釣りの真っ最中。
「なんか釣れたかー…?」
「いや、なんも釣れねェ…」
何にも釣れないので、飽きてきたルフィとチョッパー。そんな中、ウソップの釣竿に大物がかかったようだ。
「うぉ、なんかかかったぞ!!」
「スゲェ!さすがウソップ!」
チョッパーは目をキラキラさせて喜ぶ。
「だろ?オレ様の手にかかれば…
って、ああぁぁ!!」
ウソップが自慢げに言うと、魚が暴れ出した。
慌てる2人と1匹の手をすり抜け、海へと飛び込んだ。
「逃げられたじゃねェかよォ!
せっかくウマい魚食えると思ったのに…」
大きな魚を取り逃し、ルフィはがっくりと肩を落とした。
そこへバイオリンを持ったブルックがやってきた。
「残念でしたね、ウソップさん…。
そんな時は! 元気に歌いましょう!!
ヨホホホ!!!」
落ち込んだ3人を、陽気に励ます。
「アーウ! 楽しそうだな、おれも混ぜてくれぃ!」
近くにいたフランキーも寄ってきた。
さっきまで落ち込んでた気分はどこへやら、みんなでわいわい歌い出した。
ナミとロビンはパラソルの下でのんびり。
「次の島へはあとどのくらいで着くのかしら?」
「うーんそうねぇ…」
ナミが海図を広げたところへ、サンジがグラスを持ってやってきた。
「ナッミすゎ〜ん!ロビンちゅゎ〜ん!
特製ドリンクができました〜」
「ありがと、サンジ君!」
ナミは笑顔でそれを受け取る。
今日のドリンクは、とれたてのオレンジで作った新鮮オレンジジュースだ。
「ナミさんのご要望ならなんなりと」
「…うるせェラブコック」
昼寝をしていたゾロが目を開けて言った。
「あァ?んだとこのクソマリモ!!」
いつものようにケンカになる2人。
…と、その2人が不意に空を見上げた。
不思議に思ったナミは、何があったのか問いかける。
「どしたの?ゾロ、サンジ君」
「いや、なんか空から妙な気配が
したもんで…」
歌っていたルフィも、同じく空を見上げた。
「て、敵襲かっっ??」
ウソップが及び腰になりながら言う。
「いや、そんな気配じゃねェ…」
何かが、上から落ちてくる。
「な、なんだ、あれ!」
人だ。ものすごい速さで落ちてくる。
「空から落ちてくるとは…
まさか天使⁈」
目をハートにしているサンジを横目にナミはゾロに言った。
「ちょ…ゾ、ゾロ、あんたの真上よ、しっかり受け止めて!」
「はァ?…わーったよ…」
どちらにしろ避けるわけにはいかないので、
がっしりと受け止める。
目が微かに開いていたような気がしたが、
気のせいだったか。
白い肌、綺麗な髪、長い睫毛…
年の頃は二十歳になったかどうかというほどの。
少女、だった。