3章 魔女、そして…
名前・一人称の設定
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「…ずっと前から、好きだったの」
「それは…前の世界にいる時、から?」
ロビンに聞かれ、ふらっとは大きくうなずいた。
「うん!ずっと漫画の中で見てて、本気で恋してて。だから会えた時、信じられなくって…とっても嬉しかった」
その顔は、今までに見せたことのない、花が咲いたような笑顔だ。
ナミはニヤニヤしながら言った。
「告白しちゃえばいいのに」
「そ、それは無理だよ!!」
ふらっとは全力で腕を振って否定する。
「そっか」
ナミは少し残念そうにしつつ、さらにニヤニヤしながらからかってきた。
「そういえば、昼に敵から助けて貰ってたわよね〜」
「うん…あの時、すごくかっこよかった…」
思い出して、ふらっとの心臓はまたうるさくなる。
「助ける、と言えば…最初にふらっとが降ってきた時、受け止めたのもあいつなのよ?」
「うそっ⁈…でもよく考えれば…」
確かに緑色が見えた気がするのだ。あれはゾロだったのか。
驚きのためか黙ってしまったふらっとを見やってナミは続ける。
「ま、近くにいたから受け止めて!って言っただけなんだけどね〜」
でも、とさらに付け加える。
「さっき飲み物を運んできてもらったのはわざとよ?交換条件持ちかけて来てもらったの」
「なぜわざわざそんなことを…」
「そりゃ、ふらっとの反応が見たかったからよ!」
「私、からかわれてたわけ…?」
ふらっとはぷすっ、と頬を膨らませた。
そんなことはないわよ、とロビンになだめられた。