3章 魔女、そして…
名前・一人称の設定
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その夜、女部屋ではガールズトークが繰り広げられていた。
話しながらもふらっとは刀を抱きかかえたまま離そうとしない。
「星空」と名付けられたその刀は、黒刀だった。漆黒の鞘には、所々光が散りばめられている。その名の通り、闇夜に輝く星空のようだ。
「ほんとに綺麗ね…」
ナミがほうっとため息をつきつつ言った。
その横でロビンもうなずいている。
「でしょ?こんな綺麗な刀が私の元に来てくれたと思うと、とても嬉しい…」
刀だけじゃなくてね、とロビンが咲かせた手でふらっとの頬を撫でた。
「その刀を持つふらっとが、とても綺麗に見えるの」
「へ?」
ほらその顔、と言い、今度はふらっとの隣、ベットに腰掛けたナミがふらっとの頭を撫でる。
「可愛い…」
「そ、そうかな…」
照れたふらっとは顔を赤くする。
「可愛いついでに、聞きたいんだけど…」
ナミが口を開いたその時、部屋のドアがノックされた。
「あ、忘れてたわ」
そう言いつつナミが立ち上がった。
「ここに来る前、飲み物持ってきてってお願いしてたの」
「そっか、じゃあサンジくんが持ってきてくれたのかな?」
お礼を言おうとナミの後に続いたふらっとだったが、ドアの向こうから聞こえた低い声に固まった。
「…コックに言われたモン、持ってきたぞ」
ドアの隙間から覗く、ゾロの不満顔。
ふらっとはそれを見るなり、ナミの背後に隠れた。
「ご苦労様」
ナミはニヤリと笑いながらコップの載ったお盆を受け取った。
「てめェもコックも…おれを良いように使いやがって…」
「あら?この前の利子、チャラにしてほしいんじゃなかったかしら?」
「こんっの守銭奴…」
不機嫌な顔のゾロに対して、ナミは言う。
「とにかく、ありがと。ちょうどいいタイミングだったからびっくりしちゃったわ」
ね、ふらっと?と急に向き直られて、ふらっとは体をこわばらせた。
「うんえっと…そ、そのぉ……ゾ、ゾロ、わざわざありがとう!」
そのまま背を向けると、ベットに勢いよく飛び込んだ。
話しながらもふらっとは刀を抱きかかえたまま離そうとしない。
「星空」と名付けられたその刀は、黒刀だった。漆黒の鞘には、所々光が散りばめられている。その名の通り、闇夜に輝く星空のようだ。
「ほんとに綺麗ね…」
ナミがほうっとため息をつきつつ言った。
その横でロビンもうなずいている。
「でしょ?こんな綺麗な刀が私の元に来てくれたと思うと、とても嬉しい…」
刀だけじゃなくてね、とロビンが咲かせた手でふらっとの頬を撫でた。
「その刀を持つふらっとが、とても綺麗に見えるの」
「へ?」
ほらその顔、と言い、今度はふらっとの隣、ベットに腰掛けたナミがふらっとの頭を撫でる。
「可愛い…」
「そ、そうかな…」
照れたふらっとは顔を赤くする。
「可愛いついでに、聞きたいんだけど…」
ナミが口を開いたその時、部屋のドアがノックされた。
「あ、忘れてたわ」
そう言いつつナミが立ち上がった。
「ここに来る前、飲み物持ってきてってお願いしてたの」
「そっか、じゃあサンジくんが持ってきてくれたのかな?」
お礼を言おうとナミの後に続いたふらっとだったが、ドアの向こうから聞こえた低い声に固まった。
「…コックに言われたモン、持ってきたぞ」
ドアの隙間から覗く、ゾロの不満顔。
ふらっとはそれを見るなり、ナミの背後に隠れた。
「ご苦労様」
ナミはニヤリと笑いながらコップの載ったお盆を受け取った。
「てめェもコックも…おれを良いように使いやがって…」
「あら?この前の利子、チャラにしてほしいんじゃなかったかしら?」
「こんっの守銭奴…」
不機嫌な顔のゾロに対して、ナミは言う。
「とにかく、ありがと。ちょうどいいタイミングだったからびっくりしちゃったわ」
ね、ふらっと?と急に向き直られて、ふらっとは体をこわばらせた。
「うんえっと…そ、そのぉ……ゾ、ゾロ、わざわざありがとう!」
そのまま背を向けると、ベットに勢いよく飛び込んだ。