2章 れっつ!船内探検!!
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キッチンへ入ると、案の定サンジがいた。
「ふらっとちゃん!どうした?」
「腹減ったから何か食いにきた!」
「てめェには聞いてねェよ」
ルフィの頭にサンジの蹴りが落ちる
「うん、あのね…色々見て回ったらちょっとお腹空いたから…少し休憩しようと思って!」
「そっか…何が食べたい?」
冷蔵庫を開けながら、そう言う。
「なんでもいいよ〜今あるもので…」
「じゃあ、冷やしておいたゼリーでも…」
「それより肉!肉がいい!」
「だからてめェには聞いてねェよ!」
再びルフィの頭に蹴りが落ちる。
たんこぶを作って床に伸びたルフィを見て、ふらっとは苦笑した。
「あはは…なんかごめんね、ルフィ…」
そう言いつつもサンジからゼリーを受け取り、スプーンを口に運ぶ。
「美味しい!こんな美味しいゼリー、食べたことない…!すごいよサンジくん!」
「お褒めいただき光栄です、レディ」
サンジが嬉しそうに深々と頭を下げる。
ふらっとはルフィの周りでオロオロしているチョッパーに聞く。
「一口、いる?」
「いいのか?」
「うん、もちろん!ほら、あ〜ん」
スプーンをチョッパーの口元へと運んでいく。
それを羨ましそうに見つめるサンジの視線に気づいた。
「おれもふらっとちゃんにあ〜んってしてもらいたい〜!」
ちょっと戸惑ったふらっとだったが、スプーンをそのままチョッパーの口へと突っ込む。
そして、サンジ向かって「喉が渇いた」と言った。
「何か飲み物いれようか?コーヒー?紅茶?」
「コーヒーは苦いから苦手だし…紅茶はあんまり甘くないから、ココアがいいな!」
「了解!すぐにお作り致します〜!」
その言葉通り、すぐにココアを作ってくれた。チョッパーにはわたあめを差し出す。
「ふらっとちゃん、船内体験、どうだった?」
「すっごく楽しいよ!まだ半分ぐらいしか行けてないけど…」
船首からの眺めがいいだの、ドックがとてもワクワクしただの、嬉しそうに色々話す。
ココアを飲み終わって、カップを置いた。
「ごちそうさま、ありがとう!次は…図書室でも行こうかな!」
「いってらっしゃい」
サンジに見送られ、チョッパーとルフィを連れてふらっとは上の甲板へと続く梯子を上った。