2章 れっつ!船内探検!!
名前・一人称の設定
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梯子を降り、乗組員待機室へ着くと、ウソップは「ちょっと失礼」と言い奥へと消えた。
たくさんのドアに囲まれ、ふらっとは目を輝かせる。
「うわぁ〜!これがソルジャードックシステム…!すごい!すごいすごい!」
嬉しさのあまり、ぐるぐると走り回り出した。
そんなふらっとを見て、チョッパーは少し気の毒そうに言う。
「ほんとは中も見せてやりてェんだけど、勝手に使うとフランキーに怒られるかもしれねェから…」
「大丈夫!またのお楽しみにするよ!ここにいられるだけで嬉しいし!」
うろちょろと動き回り、興奮が隠せない様子だ
「じゃ、次、こっちの奥だ!」
ルフィに引っ張られ、通路の奥へと進む。
左手に、ウソップ工場本部に座るウソップがいた。
「ウソップ工場本部へようこそ!このウソップ様がなんでも作ってやるぞ!」
鼻高々に告げるウソップに、ふらっとは「じゃあ…」と言って魔緑石を取り出した。
「これ使って、魔法の杖、作ってほしいな」
「お安い御用だ!どんなやつがいいんだ?」
「短めの、片手で持てるぐらいな…木製で、その石埋め込んでほしい!」
「了解!立派なの作ってやるぜ!」
「ありがとう!!」
早速作業に取りかかったウソップに、ふらっとは笑顔でお礼を言った。
そして後ろを振り向く。
兵器開発室では、フランキーが何かののメンテナンスをしていた。
「これって…クロサイFR-U4号?」
「そうだ!よく分かったな!」
「かっこいいだろ〜?」
「でも、ナミとかロビンとか、女はこういうのに興味ねェんだよな…」
どうせふらっとも同じだと思い、さっさと手を引いて帰ろうとしたルフィ達だったが…
「…なんで?」
少し悲しそうに言ったその言葉に、驚いて振り向く。嫌な気持ちにさせてしまったかもしれないと思ったのだが。
「…なんで、ナミちゃんもロビンちゃんもこれに興味ないの…?めっちゃくちゃかっこいいじゃん!!!」
満面の笑みで振り向いたふらっとの目は、ルフィ達と同じくキラキラ輝いていた。
ふらっともメカに興味があるのを知ると、途端に嬉しくなったルフィ達。
みんなで騒ぎ始めた。
「「「メーカ!メーカ!」」」
「アーウ!そんなに気に入ってくれるなんて…おれも嬉しいぜ!」
「フランキー、今度何か乗せてね!ミニメリーでも、シャークサブマージでもいいから…!」
「アウ!もちろんだ!」
「やったぁ!」
フランキーと約束をして、ふらっとは次の探検場所へと向かった。