7章 ワクワク?ドキドキ?大作戦☆
名前・一人称の設定
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「あら、ゾロ。どうしたの?」
人影の正体は、ゾロだった。
ゾロは少し目を逸らしながら、口を開く。
「いや…あいつ元気なさそうだったから、何かあったのかと思ってよ…」
「あいつって…ふらっとのこと?」
「あァ」
ナミはしめたとばかりにニヤリと笑って言った。
「そうね、少し落ち込んでいたわね。でも、ブルックに歌を歌わないかと誘われて、元気に駆けていったわよ」
「ブルックに…」
「ええ。満面の笑みを浮かべていたわ。さすがブルック、ふらっとが何を好きなのかちゃんと分かっているのね」
ロビンも不適な笑みを浮かべて言った。
「そんなにあの子が気になるなら、直接声をかけてくれれば良かったのに」
「いや、別に…そこまで気になってはいねェ。たまたま目についただけだ」
「あら、そう」
そう答えるも、2人にはゾロの心の中がお見通しだった。
普通にしていれば、わざわざ甲板の端っこでおやつを食べていた3人の姿が視界に入るわけはないのだ。
つまり、気になってわざわざ見ていたことになる。
「ねえ、ゾロ。あんたはふらっとのことどう思っているわけ?」
ナミは思い切って、ゾロにそう聞いてみた。
聞かれたゾロは、少し眉根を寄せた。
「どう思ってるっつうか…あいつがおれのこと良く思っちゃいねェだろ」
「あら、なんでそう思うの?」
2人には、その返事がとても意外だった。
なぜふらっとがゾロのことをよく思っていないことになるのだろうか。
「あいつ、ここ最近ずっと他の野郎共と一緒にいるじゃねェか…」
「それはみんながふらっとの事を遊びとかに誘っているからよ。ゾロも誘えばいいじゃない」
「…それに、おれの方を少しも見ようとしねェしな」
ナミの返答には応えずに、ゾロはさらに言葉を続けた。
「飯の時とか、色んな奴の隣座ってるくせにおれの隣にだけは座らねェし」
「ふらっとが構ってくれなくて寂しいの?…やっぱり気になってるんじゃない」
「…ッ、別にそういうわけじゃねェって言ってるだろ…悪ィ、邪魔したな」
ゾロはそう言って無理矢理話を切り上げると、頭をガシガシ掻きながら去っていった。
「…これではっきりしたわね」
「そうね」
ナミとロビンは互いに頷き合う。
「ゾロは、どう考えてもふらっとのことを意識している。普通にしていたら、『隣に座らない』だなんて気付くはずがない。だって、あのゾロだもの」
「そしてふらっとが言っていた『怖い顔で睨みつけている』ってのは、実は睨んでいるのは一緒に遊んでいたルフィ達の事で、無意識のうちに嫉妬していたってわけね」
「…さて、そろそろ潮時ね。あ、サンジくん、ちょっと」
ナミはサンジを呼ぶと、何事かを話した。
サンジは、一つ一つ頷きながらナミの話を聞く。
「…明日ですね、了解で〜すナミすわぁん!」
サンジが了解の意を示すと、ロビンも他のクルーに話すために立ち上がった。
人影の正体は、ゾロだった。
ゾロは少し目を逸らしながら、口を開く。
「いや…あいつ元気なさそうだったから、何かあったのかと思ってよ…」
「あいつって…ふらっとのこと?」
「あァ」
ナミはしめたとばかりにニヤリと笑って言った。
「そうね、少し落ち込んでいたわね。でも、ブルックに歌を歌わないかと誘われて、元気に駆けていったわよ」
「ブルックに…」
「ええ。満面の笑みを浮かべていたわ。さすがブルック、ふらっとが何を好きなのかちゃんと分かっているのね」
ロビンも不適な笑みを浮かべて言った。
「そんなにあの子が気になるなら、直接声をかけてくれれば良かったのに」
「いや、別に…そこまで気になってはいねェ。たまたま目についただけだ」
「あら、そう」
そう答えるも、2人にはゾロの心の中がお見通しだった。
普通にしていれば、わざわざ甲板の端っこでおやつを食べていた3人の姿が視界に入るわけはないのだ。
つまり、気になってわざわざ見ていたことになる。
「ねえ、ゾロ。あんたはふらっとのことどう思っているわけ?」
ナミは思い切って、ゾロにそう聞いてみた。
聞かれたゾロは、少し眉根を寄せた。
「どう思ってるっつうか…あいつがおれのこと良く思っちゃいねェだろ」
「あら、なんでそう思うの?」
2人には、その返事がとても意外だった。
なぜふらっとがゾロのことをよく思っていないことになるのだろうか。
「あいつ、ここ最近ずっと他の野郎共と一緒にいるじゃねェか…」
「それはみんながふらっとの事を遊びとかに誘っているからよ。ゾロも誘えばいいじゃない」
「…それに、おれの方を少しも見ようとしねェしな」
ナミの返答には応えずに、ゾロはさらに言葉を続けた。
「飯の時とか、色んな奴の隣座ってるくせにおれの隣にだけは座らねェし」
「ふらっとが構ってくれなくて寂しいの?…やっぱり気になってるんじゃない」
「…ッ、別にそういうわけじゃねェって言ってるだろ…悪ィ、邪魔したな」
ゾロはそう言って無理矢理話を切り上げると、頭をガシガシ掻きながら去っていった。
「…これではっきりしたわね」
「そうね」
ナミとロビンは互いに頷き合う。
「ゾロは、どう考えてもふらっとのことを意識している。普通にしていたら、『隣に座らない』だなんて気付くはずがない。だって、あのゾロだもの」
「そしてふらっとが言っていた『怖い顔で睨みつけている』ってのは、実は睨んでいるのは一緒に遊んでいたルフィ達の事で、無意識のうちに嫉妬していたってわけね」
「…さて、そろそろ潮時ね。あ、サンジくん、ちょっと」
ナミはサンジを呼ぶと、何事かを話した。
サンジは、一つ一つ頷きながらナミの話を聞く。
「…明日ですね、了解で〜すナミすわぁん!」
サンジが了解の意を示すと、ロビンも他のクルーに話すために立ち上がった。