その笑顔につられて、他のみんなも笑顔になる。
ルフィもいつものように笑いながら言った。


「しししっ！お前、面白いなぁ！よし！おれ達の仲間になれ！」


一味の他の面々はその言葉にちょっと驚いたが、ルフィが気になった人をほいほい仲間に誘うのはいつもの事。むしろ、「またか…」という呆れの方が大きかった。
そんな中、尻餅をつかん勢いで驚いたのはふらっと。


「えええええぇぇぇ⁈⁈私が仲間⁈⁈麦わらの一味の⁈⁈」

あまりの驚きように、ルフィは少し落ち込みながら「…嫌か？」と聞く。


「いやいや、むしろ逆！とっても嬉しいよ！…だけど、いいの？私、戦えないし、ここに落ちてきたのだって、たまたまだし…」

「そんな事、気にすんな！大丈夫だ！」

「なんかあったらこのキャプテンウソップ様が守ってやる！」

「そうだぞ！おれ達は強いんだ！」


ルフィ、ウソップ、チョッパーが口々に言えば、


「レディは僕が命に変えてもお守りします〜！」


サンジも目をハートにしながら言う。

それを見て、ふらっとは安心した。

そうだよね。麦わらの一味、強いもんね。
サニー号に落ちてきたのだって、きっと何かの運命だし。


「それじゃあ…よろしくお願いしますっ！」

「よぉーし！新しい仲間が増えたし！今夜は宴だぁ！！」


船長が意気揚々と告げた。