7章 ワクワク?ドキドキ?大作戦☆
名前・一人称の設定
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翌朝、無事にゲンマ島を出港したサニー号。
船の上では、お宝の山分けが行われていた。
「じゃあ、まず半分は私のへそくりで…」
「「「ちょっと待った」」」
ナミの言葉に、男たちの総ツッコミが入ったが。
「何?なんか文句ある?」
「「「ないです…」」」
ギロリと睨まれ、素直に従った。
「…で、はい、ふらっと!これだけ持ってきなさい!」
ふらっとの前にどしんと置かれた宝玉の山は、ナミの取り分よりは少ないものの、それでもその半分はあった。
「え、こんなにもらっちゃっていいの?」
「もちろん!」
「でも、私何にもしてなかったし…むしろ迷惑かけちゃったし」
「それは関係ないわよ」
ロビンがふらっとの肩に手を置いた。
優しく微笑みながら、口を開く。
「ほら、可愛い髪飾りも沢山あるわ。これ使って、もっと可愛くなって自信をつけなさい」
「うん…!お姉ちゃん達、ありがとう!!」
ふらっとは嬉しくて、ナミとロビンに抱きついた。
「よし、じゃあ残りは適当に山分けね!好きなもの持っていって!」
ナミの掛け声で、男達によるお宝争奪戦が始まった。
────────
その日の午後。
ふらっとは、女部屋のベッドに寝転がり本を読んでいた。
ゾロは、いつものように展望室のジムでトレーニングをしていた。
残りのクルー達は、ナミによってダイニングに集められていた。
「みんなに手伝ってほしいことがあるの」
「「「手伝ってほしいこと???」」」
ナミの言葉に、一斉に首を傾げる男達。
唯一ナミの考えをわかっているロビンは、優しく微笑んでいた。
「とある作戦を決行するわ!題して…『ふらっととゾロをくっつけよう大作戦!!』」
その言葉を聞き、納得したような顔をするウソップ、フランキー、ブルック。
「なんであのマリモなんかに…」となぜか涙を流すサンジ。
一方、ルフィとチョッパーはさらに首を傾げていた。
「…どういうことだ?」
「だから…ふらっとはゾロのことが好きなの。そして、おそらくゾロもふらっとのことが好き…こうなったらもうくっついてもらうしかないじゃない?」
「なるほど!よーく分かった!」
「いや、お前絶対分かってねェだろ」
大きく頷いたルフィにウソップがつっこんだ。
「でも、なんでゾロがふらっとのこと好きだって思うんだ?」
「それはね、そもそも…」
チョッパーの問いにナミが答えようとしたとき。
バタン、と音がしてダイニングのドアが開いた。
「わ、びっくりした、みんな勢揃い…」
みんながドアの方を見ると、ふらっとが少し驚いた顔をして立っていた。
「あ、あら、どうしたの?」
ナミが動揺しつつも問いかける。
「本読み終わっちゃったから、新しいの持ってこようと思って…」
そう言いながら、手に持っていた本を掲げた。
「みんな集まってどうしたの?」
まさかふらっとにこの作戦を教えるわけにはいかない。
部屋に集まった者たちは、凍りついた。
素早く動いたのは、ロビンだった。
「本を探しにきたのよね?それなら私がオススメの本を教えてあげるわ」
「あ…うん、ありがとう!」
ロビンはいたって冷静に言うと、上へと続く梯子を登り始めた。
ふらっとはまだ納得のいかないような顔をしながらも、慌ててその後をついていく。
無事にふらっとの姿が消えたところで、みんなは胸を撫で下ろした。
「よかった…ロビンのおかげで助かったわ」
図書室から女部屋へ戻ってくるには再びここを通る必要があるが、ロビンなら上手く足止めをしてくれるだろう。
じゃあ、と改めてナミは一同の顔を見渡した。
向かいの壁からロビンの耳が生えてきたのが見えた。おそらく能力を使って聞いているのだろう。
「みんな、協力してくれるわよね?」
みんなが一斉に頷く。
サンジも涙を流しながらも「ふらっとちゃんの幸せのためなら」と頷いた
「それじゃあまずは…」
みんなは顔を寄せ合って作戦を立て始めた。
船の上では、お宝の山分けが行われていた。
「じゃあ、まず半分は私のへそくりで…」
「「「ちょっと待った」」」
ナミの言葉に、男たちの総ツッコミが入ったが。
「何?なんか文句ある?」
「「「ないです…」」」
ギロリと睨まれ、素直に従った。
「…で、はい、ふらっと!これだけ持ってきなさい!」
ふらっとの前にどしんと置かれた宝玉の山は、ナミの取り分よりは少ないものの、それでもその半分はあった。
「え、こんなにもらっちゃっていいの?」
「もちろん!」
「でも、私何にもしてなかったし…むしろ迷惑かけちゃったし」
「それは関係ないわよ」
ロビンがふらっとの肩に手を置いた。
優しく微笑みながら、口を開く。
「ほら、可愛い髪飾りも沢山あるわ。これ使って、もっと可愛くなって自信をつけなさい」
「うん…!お姉ちゃん達、ありがとう!!」
ふらっとは嬉しくて、ナミとロビンに抱きついた。
「よし、じゃあ残りは適当に山分けね!好きなもの持っていって!」
ナミの掛け声で、男達によるお宝争奪戦が始まった。
────────
その日の午後。
ふらっとは、女部屋のベッドに寝転がり本を読んでいた。
ゾロは、いつものように展望室のジムでトレーニングをしていた。
残りのクルー達は、ナミによってダイニングに集められていた。
「みんなに手伝ってほしいことがあるの」
「「「手伝ってほしいこと???」」」
ナミの言葉に、一斉に首を傾げる男達。
唯一ナミの考えをわかっているロビンは、優しく微笑んでいた。
「とある作戦を決行するわ!題して…『ふらっととゾロをくっつけよう大作戦!!』」
その言葉を聞き、納得したような顔をするウソップ、フランキー、ブルック。
「なんであのマリモなんかに…」となぜか涙を流すサンジ。
一方、ルフィとチョッパーはさらに首を傾げていた。
「…どういうことだ?」
「だから…ふらっとはゾロのことが好きなの。そして、おそらくゾロもふらっとのことが好き…こうなったらもうくっついてもらうしかないじゃない?」
「なるほど!よーく分かった!」
「いや、お前絶対分かってねェだろ」
大きく頷いたルフィにウソップがつっこんだ。
「でも、なんでゾロがふらっとのこと好きだって思うんだ?」
「それはね、そもそも…」
チョッパーの問いにナミが答えようとしたとき。
バタン、と音がしてダイニングのドアが開いた。
「わ、びっくりした、みんな勢揃い…」
みんながドアの方を見ると、ふらっとが少し驚いた顔をして立っていた。
「あ、あら、どうしたの?」
ナミが動揺しつつも問いかける。
「本読み終わっちゃったから、新しいの持ってこようと思って…」
そう言いながら、手に持っていた本を掲げた。
「みんな集まってどうしたの?」
まさかふらっとにこの作戦を教えるわけにはいかない。
部屋に集まった者たちは、凍りついた。
素早く動いたのは、ロビンだった。
「本を探しにきたのよね?それなら私がオススメの本を教えてあげるわ」
「あ…うん、ありがとう!」
ロビンはいたって冷静に言うと、上へと続く梯子を登り始めた。
ふらっとはまだ納得のいかないような顔をしながらも、慌ててその後をついていく。
無事にふらっとの姿が消えたところで、みんなは胸を撫で下ろした。
「よかった…ロビンのおかげで助かったわ」
図書室から女部屋へ戻ってくるには再びここを通る必要があるが、ロビンなら上手く足止めをしてくれるだろう。
じゃあ、と改めてナミは一同の顔を見渡した。
向かいの壁からロビンの耳が生えてきたのが見えた。おそらく能力を使って聞いているのだろう。
「みんな、協力してくれるわよね?」
みんなが一斉に頷く。
サンジも涙を流しながらも「ふらっとちゃんの幸せのためなら」と頷いた
「それじゃあまずは…」
みんなは顔を寄せ合って作戦を立て始めた。