6章 呪いにかけられても
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「…あら、ゾロ」
ロビンはその人影に声をかける。
「なんだ、ロビンか」
「元に戻ったのね、よかったわ」
ゾロは、他の捕まった男達とは別の場所にいた。
呪玉が壊れたせいで正気に戻ったはいいが、相変わらずの方向音痴で、広間に戻ることができなかったのだ。
「あなたは、何が起こったのか理解しているの?」
「あァ。操られている間も、少し意識はあったからな」
ロビンに先導され広間へと向かいながら、ゾロは呪われていた時のことを話した。
自分の意思はあったこと。しかし、何者かが脳内に呼びかける声があり、それに逆らえなかったこと。少し気を緩めると、意識が全部持っていかれそうになったこと。
「船を襲撃しにきた時はどうだったの?」
「気がついたらあいつに襲いかかってて…斬ったらダメだと思った瞬間、意識が全部持ってかれた」
「あいつ、って?」
「…ふらっとだ。んで、その後気づいたらここに戻ってたな…」
「成る程。じゃあ、サンジを斬ったことは記憶にないわけね」
「おれがコックを…⁈じゃあ、ふらっとも…」
「いいえ、あの子は無事だったわよ。 その時は…ね」
「その時…っておい、じゃあ今は…!」
ゾロが焦ったように口を開いたところで、広間についた。
ロビンがゾロの方を振り向いて言う。
「随分あの子のことが気になるようね。今ここにはいないけど、チョッパーとサニー号にいるから安心して」
それだけ言うと、スタスタとナミの方へ歩み寄り、声をかける。
「ナミ、サニー号をこっちへ回してもらった方が良いのではないかしら?これだけのお宝を歩いて持っていくのは大変よ?」
「そうね、でも…あの3人だけで船動かせるかしら?」
「一応電伝虫で聞いてみましょうか」
ロビンはそう言うと、持っていた子電伝虫でサニー号へ連絡をした。
プルプルプルプルプルプル…
すぐに応答があり、ふらっとの声が聞こえてきた。
『もしもし、こちらサニー号!みんな大丈夫?』
「無事よ。呪玉も破壊して、ゾロも元に戻ったわ」
『ほんと?よかった…!』
電伝虫の向こうで、チョッパーの歓声も聞こえた。
『おいクソマリモ、さっさとこっち戻ってこい!ふらっとちゃんを心配させやがって…!』
『ちょちょちょっとサンジくん!後半余計だよ!!』
「その様子だとそっちも元気になったようね」
ナミもロビンの横から子電伝虫に向かって言う。
『はぁ〜いナミすわぁん〜!お出迎えの準備は万端…』
「それよりひとつお願いがあるんだけど」
『なんでしょうナミさん!なんなりとお申し付けください!』
「サニー号をこっちへ回してもらうことってできる?」
『了解でぇす!愛の…』
『できるよ、ナミちゃん!あたし達に任せて!』
サンジを遮ってふらっとを返事をした。
「じゃあよろしくね!」
そう言って、電伝虫を切ったナミの肩を、叩いた者があった。
「よう、姉ちゃん。お前がこいつらのリーダーか?」
解放された男の1人だった。
「いいえ。あそこの麦わら帽子被ったやつが船長よ」
「そうか、悪ィな」
ナミが宝玉の大きな箱を持ってヒイヒイ言っているルフィを指すと、男はそちらへ向かっていった。
ルフィに何かを話している。
次第にルフィの目が輝き始め…話を聞き終わると、こくんと頷き、大きな声で叫んだ。
「よっしゃー!お前ら、宴だーー!!」
ロビンはその人影に声をかける。
「なんだ、ロビンか」
「元に戻ったのね、よかったわ」
ゾロは、他の捕まった男達とは別の場所にいた。
呪玉が壊れたせいで正気に戻ったはいいが、相変わらずの方向音痴で、広間に戻ることができなかったのだ。
「あなたは、何が起こったのか理解しているの?」
「あァ。操られている間も、少し意識はあったからな」
ロビンに先導され広間へと向かいながら、ゾロは呪われていた時のことを話した。
自分の意思はあったこと。しかし、何者かが脳内に呼びかける声があり、それに逆らえなかったこと。少し気を緩めると、意識が全部持っていかれそうになったこと。
「船を襲撃しにきた時はどうだったの?」
「気がついたらあいつに襲いかかってて…斬ったらダメだと思った瞬間、意識が全部持ってかれた」
「あいつ、って?」
「…ふらっとだ。んで、その後気づいたらここに戻ってたな…」
「成る程。じゃあ、サンジを斬ったことは記憶にないわけね」
「おれがコックを…⁈じゃあ、ふらっとも…」
「いいえ、あの子は無事だったわよ。 その時は…ね」
「その時…っておい、じゃあ今は…!」
ゾロが焦ったように口を開いたところで、広間についた。
ロビンがゾロの方を振り向いて言う。
「随分あの子のことが気になるようね。今ここにはいないけど、チョッパーとサニー号にいるから安心して」
それだけ言うと、スタスタとナミの方へ歩み寄り、声をかける。
「ナミ、サニー号をこっちへ回してもらった方が良いのではないかしら?これだけのお宝を歩いて持っていくのは大変よ?」
「そうね、でも…あの3人だけで船動かせるかしら?」
「一応電伝虫で聞いてみましょうか」
ロビンはそう言うと、持っていた子電伝虫でサニー号へ連絡をした。
プルプルプルプルプルプル…
すぐに応答があり、ふらっとの声が聞こえてきた。
『もしもし、こちらサニー号!みんな大丈夫?』
「無事よ。呪玉も破壊して、ゾロも元に戻ったわ」
『ほんと?よかった…!』
電伝虫の向こうで、チョッパーの歓声も聞こえた。
『おいクソマリモ、さっさとこっち戻ってこい!ふらっとちゃんを心配させやがって…!』
『ちょちょちょっとサンジくん!後半余計だよ!!』
「その様子だとそっちも元気になったようね」
ナミもロビンの横から子電伝虫に向かって言う。
『はぁ〜いナミすわぁん〜!お出迎えの準備は万端…』
「それよりひとつお願いがあるんだけど」
『なんでしょうナミさん!なんなりとお申し付けください!』
「サニー号をこっちへ回してもらうことってできる?」
『了解でぇす!愛の…』
『できるよ、ナミちゃん!あたし達に任せて!』
サンジを遮ってふらっとを返事をした。
「じゃあよろしくね!」
そう言って、電伝虫を切ったナミの肩を、叩いた者があった。
「よう、姉ちゃん。お前がこいつらのリーダーか?」
解放された男の1人だった。
「いいえ。あそこの麦わら帽子被ったやつが船長よ」
「そうか、悪ィな」
ナミが宝玉の大きな箱を持ってヒイヒイ言っているルフィを指すと、男はそちらへ向かっていった。
ルフィに何かを話している。
次第にルフィの目が輝き始め…話を聞き終わると、こくんと頷き、大きな声で叫んだ。
「よっしゃー!お前ら、宴だーー!!」