三行にならない日記。

2025/05/28

2025/05/28 12:19
つい先日。わたしは『SNS疲れ』というものを覚えました。
そして、朝起きた布団の中で、そのまま、創作用に使っていたXのアカウントを一斉に削除しました。
お世話になった方々へ大したご挨拶もなく失踪したことは、心残りとして今も精神的な錘としてのしかかってはおりますし、もうかつてのような交流が叶わないことへの一抹の寂しさも未だに拭えないままではございますが。
自分の心を守りたいと思ったとき、こうするしかなかったのだという答えを抱いた結果。今に至ります。
わたしのような端役がアカウントを削除くらいでは大した騒ぎにはならない、むしろ気が付いていない方々が殆どでしょうから。その事実もまた、かの地への未練を断ち切るために抱える、己への自戒といたしましょう。

それはそうと。今朝は、所用を片付けるために車を出しました。片田舎の住人なもので、車がないと生活ができない身の上でございます。故に、一度でも車を出すと、まとめて用事を片付けないと気が済まないという、なんとも気忙しい性格に育ってしまいました。
今朝も郵便局へ振り込み、コンビニへ日常の買い物と世間話(常連ゆえ、店員さんとは仲良しです)、それから散歩感覚で田舎道をぶらりと走らせていたところ。幼い頃から馴染み深い、理容室の看板が見えてきたではありませんか。

「そうだ。髪を切ろう」

長い髪の毛を髪飾りでアレンジするのは楽しみではありましたが。いかんせん、維持が大変。洗髪して、ドライヤーをかけて、ヘアオイルを塗って…、というだけの少ない工程ではありますが、これを日課としてロングヘア―と戦う夜。風呂に入るまで、腰が重くなる要因です。

SNS疲れから解放されたいと願っていた、ここ数日。そして、アカウントを一斉削除した先日。それに未練を抱く、自分への苦渋の感情。
この伸び切った髪の毛と共に、断ち切ることはできまいか。
そんなことを考えながら、わたしは馴染みの理容室の扉を潜り、グレイヘアーが美しい店主様に、鋏を入れて貰いました。

切り落とした髪の毛の分、軽くなった気がした気持ちを胸に、店主様に支払いと共にお礼の言葉を述べて、車に乗り込んだわたしには。
見慣れたがゆえに鬱陶しい思いまで抱いていた、その田舎道が。少し新鮮な景色に見えるくらいには、ご機嫌なのでありました。


今日の日記用BGMは、YOASOBIの『大正浪漫』でした。

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