うさぎおおかみ
夢小説設定
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「カノン!」
朝からりんごはハイテンションで、勢いよく教室に飛び込んできたかと思うと、カノンの机に駆け寄り、ピタッと立つ。
なぜかどや顔のりんご。
今日は珍しくポニーテールにしている。
たぶん、そのことを指摘して欲しいんだろうなぁと分かっていながらも、いたずら心が動くカノンは、目を細める。
「おはよ。」
むぅっとしたりんごは、少し頭を振る。
「何か気付かない?」
「…ん、別に。」
「カノンの意地悪!絶対気付いてるでしょ!髪型!見てみて!」
自慢げなりんごに、カノンは思わず笑みがこぼれる。
「見えてるし。それで?」
「…可愛い?」
急に不安そうに、しおらしくなるりんごに、カノンはぎゅっと心を掴まれる。
「え、や……普通。」
「普通!? 褒めてよ!」
「はいはい、可愛い、可愛い。」
良いながら顔が赤くなるのを自覚して、カノンは目をそらした。
りんごは、満足そうにカノンの前に座り、鞄の中身の整理を始める。
カノンは、思わず固まる。
目の前には、普段は見られないりんごのうなじ。
そして、軽やかに揺れる髪に合わせてふわっと香る微かなシャンプーの香り。
やば…
思った以上に破壊力が強い。
思わず目を伏せるが、それでもサラッと動く髪が視界に入って心がざわつく。
ただでさえ押さえてんのに…
「あ、コウタだ…」
りんごは突然席を立つと、嬉しそうに教室のドアへと走っていった。
ドアの外を歩いていたコウタを捕まえて、髪を振って見せてる。
「そういうことかよ…」
彼氏に見せたくて…
さっきまでフワフワしていた心が、一気にズンと重たくなった。