うさぎおおかみ
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「え、りんごがコウタと手を繋いでるんだけど!」
ルイがベランダから身を乗り出して、目を丸くしている。
りんごは嬉しそうにコウタと手を繋ぎ、今まさに校門から出ていこうとしている。
「昨日から付き合い始めたって。」
ぼそっと言ったカノンの顔を、ルイはおいおいと見る。
「どうせ、また運命の相手とか言ってんだろ。ほっときなよ。」
タイキは興味なさげにスマホを触っている。
「それにしても…なんでコウタなんだよ。あいつなんでレベル高いやつばっかりいくわけ?実はサディスト? それとも、前世で大罪でも犯したわけ?」
ルイは心配と呆れの入り混じった顔で、りんごの後ろ姿を見る。
こちらの心配をよそに、りんごは嬉しそうな表情をしている。
「いいのかよ、カノン。」
ルイのつぶやきに、カノンは目を伏せる。
「俺が何言ったって聞かないだろ。」
「そんなことないって!一番信頼されてんじゃん!」
「信頼、ね…」
誉め言葉のはずなのに、ちっとも嬉しくないのは、きっと今もズキッと痛む気持ちのせい。
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