竜の村

竜の村の文化、裏設定など

この村では、「人か、竜か」によって扱いが大きく変わる。
竜は資源であるため、「竜」と判定されれば一切の人権がない。

登場人物は、表面上の会話では仲良くしているが、みんなが当たり前のように他人への配慮を持たない。
閉鎖的な空間なのに、個人的な義理が希薄な文化で、どこか殺伐としている。
物語を通して、感謝と謝罪の台詞がほとんど出てこない。

「みんなのために」を名目にしたルールが多くあり、個人の事情は軽視される。他人に強要はするが、自己犠牲はしない。
一方で、ルールを守らない者に対して死に直結するような罰則があることもない。全体的にドライな関係。

(例)
・騎士長は最初から最後までベーチェルに対して一方的に生き方を提案し続けている
・竜の花嫁になるの(村の文化)を避けた仕立て屋の妻(レース編み)は、自分でない誰かの花嫁衣装を作っている
・今年の竜の花嫁が発表された直後、村長は意図的にベーチェルに会うのを避けている(裏設定)
・ベーチェルは郵便屋という村で唯一の情報ライフラインを断つことに躊躇いはない(その部分について一切言及しない、そもそも責任という概念が薄い)、ベーチェルの命を守るために人たちに秘密を守っていた大人たちにも特に何も思うところはなく、そのまま村を飛び出している

植林屋の娘の「みんなの役に立ちたい」気持ちは希少。
ベーチェルは、仲が良かった植林屋の娘が犠牲になるのをただ見ているしかなかったことに対してもだが、彼女自身がそれを望んだこと、価値観の違いにショックを受けていた。
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