あらすじ
【西ヨーロッパにおけるマギウス人貴族の歴史】
(旅人の章〜魔導師の章にかけての時代)
1768年、ヴァイツマン伯爵家が悪魔であることが発覚し爵位を剥奪・解体されたできごとをきっかけに、西ヨーロッパ全体で貴族の「悪魔狩り」が一斉に行われた。
1770年代後半になる頃には、そのムーブメントは庶民にも行き渡った。
1799年に領地を有していた大貴族ボワーズ侯爵家が粛清され、世間の悪魔に対する差別は最高潮に達した。
同時期頃から悪魔による人権運動が始まる。
殺し屋の子ケルメス、東洋の「鬼」の血を引くヒサメ、旧ボワーズ侯の後継者オルテンシオの3人がこの運動を牽引し、ヨーロッパ全体を巻き込む改革となった。
「対等・自治・魔人病の克服」のスローガンと3人の英雄は、後に三炎伝説と呼ばれることになる。
1818年、悪魔狩りによって爵位を剥奪されたいくつかの貴族に、爵位が返還・再授与される。
オルテンシオ個人にボワーズ侯爵の立場が返還されるも、領地は戻らなかった。
また、改革以前から社交界で強い影響力を持っていた高級娼婦マルグリットがヴァイツマン家の生き残りであることが証明され、彼女の夫であり英雄ケルメスの育ての親アラン・デュラックがヴァイツマン伯爵と全く同じ爵位を再授与された。
悪魔改めマギウス人が社会的地位を認められたことで、新しく貴族階級に成り上がる者も現れる。
元宮廷道化師で、南極に移住しなかったマギウス人たちの生活支援をしていたミスティ・プロメリウスが、マギウス人の新興貴族として力を持つようになる。
ミスティは各国に「議会のマギウス人枠」や「マギウス人の就業助成金」などの制度を設けるよう働きかけたり、「プロメリウス財団」を設立してマギウス人の自助共助を目的とした活動を広めた。
1820年、マギウス人による自治が認められ、南極大陸に「アンターキア王国」が建国される。英雄ケルメスが初代王に据えられた。
改革のための一連の騒動でオルテンシオが眠りにつき、ボワーズの爵位は当時2、3歳だったオルテンシオの息子ルシアンに移った。
ルシアンの母リリアンが後見人として実権を握り、「英雄の妻」として社交界で影響力を持つようになる。
リリアンの実家アルシェ家は大きくはないが古い貴族で、1770年代に盛り上がった悪魔狩り時代から身分を失わずに存続してきたマギウス人の一族だったため、改革派から歓迎された。
マギウス人貴族は旧思想派(マギウス人への差別・偏見が残る人々)からは引き続き疎まれ、急激に発言力を増したボワーズ家・アルシェ家・ヴァイツマン家・プロメリウス家は圧力をかけられる。
1838年、アンターキア王ケルメスの後見人でもあったアランが暗殺される。
ヴァイツマン伯爵家は、後継者(ケルメスの弟にあたる人物)が改革のための一連の騒動で死亡していたため、事実上の断絶となった。
1839年、旧思想派はルシアンを貶め、リリアンと再婚相手の間に生まれた弟ジュリアンをボワーズ家の当主に擁立することで、「英雄の血」を断とうとした。
ジュリアンは地方に身を潜めて兄との戦いを避けたが、ルシアンは別の騒動(プロメリウス財団の力を巡る闘争)に巻き込まれて命を落とし、最終的にボワーズ家の爵位はジュリアンが継ぐことになる。
ボワーズ家の権力が弱まることを嫌ったプロメリウス財団は、ジュリアンを引き入れて、新たな時代へ英雄の影を引き継いでゆくことになる。
(旅人の章〜魔導師の章にかけての時代)
1768年、ヴァイツマン伯爵家が悪魔であることが発覚し爵位を剥奪・解体されたできごとをきっかけに、西ヨーロッパ全体で貴族の「悪魔狩り」が一斉に行われた。
1770年代後半になる頃には、そのムーブメントは庶民にも行き渡った。
1799年に領地を有していた大貴族ボワーズ侯爵家が粛清され、世間の悪魔に対する差別は最高潮に達した。
同時期頃から悪魔による人権運動が始まる。
殺し屋の子ケルメス、東洋の「鬼」の血を引くヒサメ、旧ボワーズ侯の後継者オルテンシオの3人がこの運動を牽引し、ヨーロッパ全体を巻き込む改革となった。
「対等・自治・魔人病の克服」のスローガンと3人の英雄は、後に三炎伝説と呼ばれることになる。
1818年、悪魔狩りによって爵位を剥奪されたいくつかの貴族に、爵位が返還・再授与される。
オルテンシオ個人にボワーズ侯爵の立場が返還されるも、領地は戻らなかった。
また、改革以前から社交界で強い影響力を持っていた高級娼婦マルグリットがヴァイツマン家の生き残りであることが証明され、彼女の夫であり英雄ケルメスの育ての親アラン・デュラックがヴァイツマン伯爵と全く同じ爵位を再授与された。
悪魔改めマギウス人が社会的地位を認められたことで、新しく貴族階級に成り上がる者も現れる。
元宮廷道化師で、南極に移住しなかったマギウス人たちの生活支援をしていたミスティ・プロメリウスが、マギウス人の新興貴族として力を持つようになる。
ミスティは各国に「議会のマギウス人枠」や「マギウス人の就業助成金」などの制度を設けるよう働きかけたり、「プロメリウス財団」を設立してマギウス人の自助共助を目的とした活動を広めた。
1820年、マギウス人による自治が認められ、南極大陸に「アンターキア王国」が建国される。英雄ケルメスが初代王に据えられた。
改革のための一連の騒動でオルテンシオが眠りにつき、ボワーズの爵位は当時2、3歳だったオルテンシオの息子ルシアンに移った。
ルシアンの母リリアンが後見人として実権を握り、「英雄の妻」として社交界で影響力を持つようになる。
リリアンの実家アルシェ家は大きくはないが古い貴族で、1770年代に盛り上がった悪魔狩り時代から身分を失わずに存続してきたマギウス人の一族だったため、改革派から歓迎された。
マギウス人貴族は旧思想派(マギウス人への差別・偏見が残る人々)からは引き続き疎まれ、急激に発言力を増したボワーズ家・アルシェ家・ヴァイツマン家・プロメリウス家は圧力をかけられる。
1838年、アンターキア王ケルメスの後見人でもあったアランが暗殺される。
ヴァイツマン伯爵家は、後継者(ケルメスの弟にあたる人物)が改革のための一連の騒動で死亡していたため、事実上の断絶となった。
1839年、旧思想派はルシアンを貶め、リリアンと再婚相手の間に生まれた弟ジュリアンをボワーズ家の当主に擁立することで、「英雄の血」を断とうとした。
ジュリアンは地方に身を潜めて兄との戦いを避けたが、ルシアンは別の騒動(プロメリウス財団の力を巡る闘争)に巻き込まれて命を落とし、最終的にボワーズ家の爵位はジュリアンが継ぐことになる。
ボワーズ家の権力が弱まることを嫌ったプロメリウス財団は、ジュリアンを引き入れて、新たな時代へ英雄の影を引き継いでゆくことになる。