short story
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事件が起きたのは俺の初めての彼女が自宅へ遊びに来た時の話だった。
「ごめん一君」
「なっ…」
俺の携帯を持つ怜央の画面にはデカデカと「絶倫お姉さんにすべて搾り取られました」という昨夜見ていた所謂AVが表示されている。
申し訳なさそうに見るつもりじゃなかったと謝罪の意を込めて携帯が帰ってきた。怜央の耳は赤くなりどちらとも口を開けない気まずい沈黙の時間が流れる。
「…悪い、だからと言って怜央が好きじゃないとか、そういうことでは…なくて」
ダメだ。見切り発車で弁明をはかろうとしても言葉につっかえて言えたものではない。俺の言い訳を聞いた怜央は更に耳を赤く染めると顔を手で覆った。
「一君が私の事好きってことは十分に伝わってるよ。ただごめん、意外すぎた。それに…生理現象だもんね」
我慢は体に良くないと俺を気遣う怜央になんと言えば良いのか分からず気付かれないようにジリジリと詰め寄り、震えながら後から抱きしめた。
「申し訳ない、少し怜央に対する配慮が欠けていたようだ。次からはしっかり履歴は消して携帯は貸すようにする」
真面目にそう言ったつもりだったが怜央の身体が震え始めた。もしかして、泣いているのか?
「わ、悪い。泣くほど嫌だったか?」
「…ふふっ、ごめん。生真面目すぎて笑っちゃっただけ。いいんだ、仏頂面の一君の人間味があるところ見れたし」
顔をこちらへ向けて笑う怜央の表情は優しかった。顔を赤らめながらも怒っている訳ではなさそうだ。怜央の身体をこちらに向け、改めて申し訳ないと謝罪をすると深呼吸を二、三度行いその唇に自らの唇を重ねた。
昨夜学んだようなやり方で怜央の頬を包み込み口付ける。舌を入れ込み怜央の整った歯列をなぞると彼女の身体がくすぐったがるようにビクンと震えた。
「待って一君、苦しいよ」
「こういう時は鼻で息をするんだ」
相当苦しかったのか俺から身体を離すと息を吸い込んでいるようだった。息が整ったところでもう一度唇を重ねて次は啄むようなキスをする。怜央の柔らかい唇に吸い付けばびっくりしたようにその身体を後ろに倒した。硬い床に当たらないように急いで後頭部を手で包み込めば俺が押し倒したような体勢になる。
流石にこの状況には羞恥心が我慢できず、悪い、と謝った。
「…初めてが一君だったら受け入れるよ」
怜央は照れながら、しかし真っ直ぐにこちらを見てそう話す。
「…俺も、いつ怜央とこういう日が来るのかと期待していた。毎回準備をする自分に何度変態と言ったことか…」
枕の下から避妊具を二、三枚取り出すと耳が熱を持つのがわかった。しかし、今度はその羞恥心を捨て怜央をベットに押し倒しなおす。
「俺の知識はAVくらいでしかない。気持ち良さはないかもしれないが痛くないように努める」
不安がいっぱいであることを正直に伝える。怜央は照れくさそうに笑い俺に小さな口付けをした。
「お姉さんでも絶倫でもないけど、私でよかったら、お願いします」
悪戯にそう笑う怜央と深い口付けを交わしながら、初めて女性の服を脱がせた。
「ごめん一君」
「なっ…」
俺の携帯を持つ怜央の画面にはデカデカと「絶倫お姉さんにすべて搾り取られました」という昨夜見ていた所謂AVが表示されている。
申し訳なさそうに見るつもりじゃなかったと謝罪の意を込めて携帯が帰ってきた。怜央の耳は赤くなりどちらとも口を開けない気まずい沈黙の時間が流れる。
「…悪い、だからと言って怜央が好きじゃないとか、そういうことでは…なくて」
ダメだ。見切り発車で弁明をはかろうとしても言葉につっかえて言えたものではない。俺の言い訳を聞いた怜央は更に耳を赤く染めると顔を手で覆った。
「一君が私の事好きってことは十分に伝わってるよ。ただごめん、意外すぎた。それに…生理現象だもんね」
我慢は体に良くないと俺を気遣う怜央になんと言えば良いのか分からず気付かれないようにジリジリと詰め寄り、震えながら後から抱きしめた。
「申し訳ない、少し怜央に対する配慮が欠けていたようだ。次からはしっかり履歴は消して携帯は貸すようにする」
真面目にそう言ったつもりだったが怜央の身体が震え始めた。もしかして、泣いているのか?
「わ、悪い。泣くほど嫌だったか?」
「…ふふっ、ごめん。生真面目すぎて笑っちゃっただけ。いいんだ、仏頂面の一君の人間味があるところ見れたし」
顔をこちらへ向けて笑う怜央の表情は優しかった。顔を赤らめながらも怒っている訳ではなさそうだ。怜央の身体をこちらに向け、改めて申し訳ないと謝罪をすると深呼吸を二、三度行いその唇に自らの唇を重ねた。
昨夜学んだようなやり方で怜央の頬を包み込み口付ける。舌を入れ込み怜央の整った歯列をなぞると彼女の身体がくすぐったがるようにビクンと震えた。
「待って一君、苦しいよ」
「こういう時は鼻で息をするんだ」
相当苦しかったのか俺から身体を離すと息を吸い込んでいるようだった。息が整ったところでもう一度唇を重ねて次は啄むようなキスをする。怜央の柔らかい唇に吸い付けばびっくりしたようにその身体を後ろに倒した。硬い床に当たらないように急いで後頭部を手で包み込めば俺が押し倒したような体勢になる。
流石にこの状況には羞恥心が我慢できず、悪い、と謝った。
「…初めてが一君だったら受け入れるよ」
怜央は照れながら、しかし真っ直ぐにこちらを見てそう話す。
「…俺も、いつ怜央とこういう日が来るのかと期待していた。毎回準備をする自分に何度変態と言ったことか…」
枕の下から避妊具を二、三枚取り出すと耳が熱を持つのがわかった。しかし、今度はその羞恥心を捨て怜央をベットに押し倒しなおす。
「俺の知識はAVくらいでしかない。気持ち良さはないかもしれないが痛くないように努める」
不安がいっぱいであることを正直に伝える。怜央は照れくさそうに笑い俺に小さな口付けをした。
「お姉さんでも絶倫でもないけど、私でよかったら、お願いします」
悪戯にそう笑う怜央と深い口付けを交わしながら、初めて女性の服を脱がせた。