I wanna
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はあ、と理由もないようなため息が出た。理由はもちろんあるのだが怜央に告げられようものかと大人しく武器を仕舞った彼女を見つめる。こんなに優しく無防備な表情は新選組にやって来て初めて見た。それを引き出したのがずっと同じ部屋ですごしてきた土方自身ではなく原田だということに心底納得行かなかった。
ぼんやりと潤んだ瞳はどこか儚げでいつもの交戦的で生意気な要素はどこにもない。ちらりとこちらを向いて笑う様は美少女と言っても過言ではなかった。年相応なその顔にまたため息が出た。
「まだまだガキじゃねえか」
ポツリと呟いた土方を不思議そうな顔で見る怜央は自身の顔を包み込むと酔ったなあ、と笑う。
「ねえ土方さん、私思ったより新選組のこと心地良いと思ってるかもしれません」
「…ん、そうか」
だってね、と訳を話し出す怜央の頭をそっと撫で付ける。その重みに逆らわず、身体を傾けると土方の膝に頭を置いた。
「何処の馬の骨かも分からない私たちをここにおいてくれて、身体のことも心のことも気にかけてくれて。何か嬉しいことがあったら飲みに連れて行ってくれて、悩みも悲しみも打ち明けてくれて…話し出したらキリがないんですけどね」
ゴロンと仰向けになるとまた人懐っこい笑顔で土方を見上げた。
「新選組の当たり前の中に、当たり前に私を連れて行ってくれることがこんなにも嬉しいんですよ」
言っていて恥ずかしくなったのか顔を覆い土方の腹側を向いた。いやその位置でそこを向かれるとなあ…と思うがお酒のせいではなさそうなほどに耳まで真っ赤な怜央の様子を見て土方のいたずら心に火がついた。
「そんなとこ向いてちゃ顔が見えねえだろうが。股間ばっか見てねえでみんなのことが大好きな可愛い顔見してみろ」
照れ隠しで逆に股間に頭突きをしだす怜央を止め、酒のせいで抵抗ができない身体を再度仰向けにして顔を隠すその手を剥いだ。
「…っ!」
「やめてよ…」
体温で温まったその熱と、その熱に浮かされている怜央の顔と、恥ずかしそうに目を瞑り顔だけ腹の方を見る仕草全てにのぼせそうになった。
ゴクンと自然と唾を飲み込む。これはただの親愛だと自分に言い聞かせて柔い頬を撫でた。改めて出たため息とともに眉間に皺がよる。何を我慢しているんだと自分をぶん殴りたい気分だ。
「もちろん土方さんのことも大好きですよ」
初めて聞く怜央の甘いような心が痒くなるような言葉に奥歯を噛み締めた。お願いだから明日には忘れていてくれと顔を背けたまま寝息を上げ出した少女に思うのだった。
ぼんやりと潤んだ瞳はどこか儚げでいつもの交戦的で生意気な要素はどこにもない。ちらりとこちらを向いて笑う様は美少女と言っても過言ではなかった。年相応なその顔にまたため息が出た。
「まだまだガキじゃねえか」
ポツリと呟いた土方を不思議そうな顔で見る怜央は自身の顔を包み込むと酔ったなあ、と笑う。
「ねえ土方さん、私思ったより新選組のこと心地良いと思ってるかもしれません」
「…ん、そうか」
だってね、と訳を話し出す怜央の頭をそっと撫で付ける。その重みに逆らわず、身体を傾けると土方の膝に頭を置いた。
「何処の馬の骨かも分からない私たちをここにおいてくれて、身体のことも心のことも気にかけてくれて。何か嬉しいことがあったら飲みに連れて行ってくれて、悩みも悲しみも打ち明けてくれて…話し出したらキリがないんですけどね」
ゴロンと仰向けになるとまた人懐っこい笑顔で土方を見上げた。
「新選組の当たり前の中に、当たり前に私を連れて行ってくれることがこんなにも嬉しいんですよ」
言っていて恥ずかしくなったのか顔を覆い土方の腹側を向いた。いやその位置でそこを向かれるとなあ…と思うがお酒のせいではなさそうなほどに耳まで真っ赤な怜央の様子を見て土方のいたずら心に火がついた。
「そんなとこ向いてちゃ顔が見えねえだろうが。股間ばっか見てねえでみんなのことが大好きな可愛い顔見してみろ」
照れ隠しで逆に股間に頭突きをしだす怜央を止め、酒のせいで抵抗ができない身体を再度仰向けにして顔を隠すその手を剥いだ。
「…っ!」
「やめてよ…」
体温で温まったその熱と、その熱に浮かされている怜央の顔と、恥ずかしそうに目を瞑り顔だけ腹の方を見る仕草全てにのぼせそうになった。
ゴクンと自然と唾を飲み込む。これはただの親愛だと自分に言い聞かせて柔い頬を撫でた。改めて出たため息とともに眉間に皺がよる。何を我慢しているんだと自分をぶん殴りたい気分だ。
「もちろん土方さんのことも大好きですよ」
初めて聞く怜央の甘いような心が痒くなるような言葉に奥歯を噛み締めた。お願いだから明日には忘れていてくれと顔を背けたまま寝息を上げ出した少女に思うのだった。