ストーリー

シルバ🗡️「で?ここはどこなんだよ。」
クルス✝️「えっと……。へぇ…面白いね。ここは「アイプリバース」?とかいう娯楽がある世界みたいだ。ライブをすることで得られる「エナジー」が主な原動力らしい。おそらくボクらの世界から逃げた奴らもアイプリバースの中にいるんじゃないかな?」
クルスの言葉にシルバは眉をひそめる。
シルバ🗡️「アイプリバース?なんだそのふざけた名前は?」
クルス✝️「詳細はわからないけど、ヘルシングからの情報によると『アイプリ』は『アイドルプリンセス』の略で、『アイプリバース』と呼ばれる仮想空間でアイドルたちがライブをするみたいだ。吸血鬼は音楽に惹かれやすい。この世界で最も有名な音楽関係のものといえばアイプリバースのようだからまずはそこに潜入してみようじゃないか。」
シルバ🗡️「ふーん…ていうかちょっと待て。お前、インカムに名前つけてんのかよ。」
クルス✝️「とーぜん!名前はと〜っても大事だからね。」
シルバ🗡️「そーかよ…。で?そのヘルシングってのは?」
クルス✝️「おやおや?バカ狼くんはかの有名なエイブラハム・ヴァン・ヘルシングをご存知ない?」
シルバ🗡️「あ?知るかよ。つーかバカって言うなクソ猫。」

クルスは『クソ猫』というワードにピクリと眉を動かすが、平静を装って続ける。
クルス✝️「ヴァン・ヘルシング教授は人間でありながら、知識と正しい判断力で吸血鬼退治に大きく貢献した、いわばボクにとっての神様だよ!そして、その偉大な神の名を冠した情報解析プログラムを内蔵した最強の多機能ナビゲーターこそがこのインカムってわけ。」
シルバ🗡️「あーハイハイ、ソーデスカー。スゴイデスネー。」

興味なさげにそっぽを向いているシルバの顔をクルスは猫の手でペシペシと叩く。
クルス✝️「もー!人の話はちゃんと聞け!!とにかく!ボクらの仕事はそのアイプリバースに潜入して、獣化(ビースト)する前に吸血鬼を殲滅すること!わかった!?」
シルバ🗡️「へーへー、わかってますよ。で、そのアイプリなんとか?とかいうのにはどうやって行くんだよ。」
クルス✝️「ちょっと待ってよ…ふむふむ…どうやらアイプリバースへ入るには『ミラーパクト』っていうコンパクト型の機械が必要みたいだ。」
シルバ🗡️「は?専用の機械が必要?そんなもんどこにあるんだよ?」
クルス✝️「うーん…ヘルシングの情報によると…どうやらこの街にある女神像に祈れば届くって噂があるようだけど…。」
シルバ🗡️「はあぁぁぁぁぁ!!!?」

クルスの言葉にシルバは思わず大きな声を出してしまう。
シルバ🗡️「いや、なんだよそれ!!女神像に祈るだけで機械が手に入る?そんな馬鹿げた話があるかよ!」
クルス✝️「まぁまぁまぁ、ちょっと落ち着きなよ。」
シルバ「落ち着いてられっかよ!!ハァ……もういい、帰る。専用の機械の手に入れ方すら眉唾モノじゃあ一生目的を果たせる気がしねぇ…。」
シルバは大きくため息をついて立ち上がるが、人の姿に戻ったクルスに手を引っ張られて無理矢理座らされる。
クルス✝️「まぁ待ちなって。近くに人の気配を感じる。うまく行けば何かききだせるかもしれない。」

シルバ🗡️「人の気配?あぁ…あれか。この感じは吸血鬼…ではなさそうだが…」
クルスとシルバが耳を澄ませると遠くからこちらに向かって誰かが近づいてくる音がする。シルバは慌てていつも腰に下げているレイピアを服の中に隠す。
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